【感想・ネタバレ】魂のコードのレビュー

ジェイムズ・ヒルマン / 鏡リュウジ

[ブクログ · ★★★★☆]

宿命（ダイモーン）が人生をあるひとつの方向へ運んでいるでいるが、その現れの大きさは人それぞれであるということが具体的な例を挙げて説明している本。
私自身、実親や家族に馴染めない感じが昔からあり、何故だか理由がわからない、生きていく上での息苦しさを感じてきたからこそ、遺伝子よりも深いところの魂の存在を信じてきたが、よりその確信が深まったように思う。
わたしの人生も、何かある存在に導かれてきたように思うが、それは何処かから聴こえてくるかすかな声を聴いてきたから進んで来れた道で、自分自身と出逢う旅だったように思う。

[ブクログ · ★★★☆☆]

世界の神話やアメリカの有名人について詳しくないと読みづらいかもしれません。
途中までググりながら読んでいましたが、途中からわからないところは流して最後まで読み進めました。

人間の個性や才能・資質はどのように発現し、育ってゆくのか？という好奇心に応えてくれる一冊。
明確に「コレです！」という答えを提示してくれるタイプの本ではありません。その余白が素敵です。