感情タグBEST3
Posted by ブクログ
軽い会話がたくさんあって、ずっしりと重いテーマを重くなりすぎず、よく描かれています。
思っていたのとは違う結末だったけど、こういう家族のつながりもいいなと思えた。
ハッピーエンドなのに、泣きたい気持ちになった。
この終わり方、いいなと思いながらもやもやも残る。たぶんいい意味で。
自分の親も含めて、もっと複数の大人の中で育つことって、思春期には大切なことなんだと思う。
ただ、育ての親から13才で自立してしまうってどうだろう?
早すぎる気もするし、そうでもない気もする。
問題提起をされた気がしている。
Posted by ブクログ
産院での赤ん坊入替えにより、生みの親とは異なった環境で育った同級生3人。家族も本人も様々な葛藤を抱えながら、少しづつ変化していく関係生。
親の立場としても子どもの立場としても、胸がはりさけそうになる。
一読しての結末は私には受け入れ難いが、その気持ちを登場人物は時間をかけて、受け入れて行くのだろう。余韻が残る一冊。
Posted by ブクログ
この小説と同じような状況が、うちの子に起こったらどうだろう。
「じつは、悪意ある取り違えで、血はつながっていません」みたいな。
短期間の居心地悪さみたいのはあるかもしれない。
でも、「じゃあ本来の血筋の家に戻そう」は、ならないかな。
DNAがなんだ。大事なのは思いだ。
思いを大切にしないで血を絶対視するから、親子間の残酷な事件が起こるのだと思う。
血にかまけて、感情を蔑ろにするから。
だから、物語の親たちの考えや行動は、仮説として楽しんだ。
仮説を提示されれば、今あることと比べて考えることができる。
Posted by ブクログ
子供は結末に納得にがいかなかった様ですが、親の立場では同じ様にするだろうなと思いました。
重いテーマなのに軽いタッチでさくさくと読めました。子供向けなんだろうな。映画化したら面白そう。