【感想・ネタバレ】金の糸(1)のレビュー

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押見修造先生のおすすめ?作品って見て読んでみました!
嘘に嘘を重ねて隠したくなる感じとかバレそうになった時の心情がすごいわかる
これから主人公の気持ちがどう揺らいでくのか楽しみ

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2021年10月16日

Posted by ブクログ

押見修造先生好きな人は好きそう。あの薄暗い陰鬱とした雰囲気が好みなので割とすきだった。こういう作品はゆっくりと鬱に侵食され、長く続くことで面白さを発揮していく作品だから2桁巻数まで続いて欲しかったな…。!作者様の次回作に期待。嘘に嘘を重ねまくった主人公はクズです。サラが想像以上にピュアでかわいい!

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2022年02月13日

Posted by ブクログ

『金の糸』って繋がりとか縁の意味かと思っていたけど、そっちの意味かー

『金の糸』を拾って以来、運が回ってきたように見える草一。当たり前だけど、サラと同居する事になった時点で草一の運は高速で回り始めている。同居を知ったクラスメイト達が揃いも揃って嫉妬するくらいに
その幸運を具象化したものが『金の糸』であり草一の変わり始めた日常の象徴でもある

草一が向き合うことになる二人の少女、サラと真夏
真夏はガラスの反射か裸婦画を通してしか見ることが出来ず、サラは別世界からやってきたような存在。草一とは関わることなんて無かったはずの少女たち。それがサラの同居を起点として草一と関わりを持ち出す様は何もかも都合が良いように見える
でも、変わり始めた日常を更に変えたのは草一の嘘の言葉なんだよね。草一としては何とか自分を取り繕うとした空っぽの言葉。それにサラは惹かれてしまって全てが始まりだす

一方で真夏に対しては真実の言葉によって関係が始まりだしているのは面白い
サラ相手には自分を取り繕う為の嘘で始まって、真夏相手にはぽろっと零れ出た本音から始まっていく。この時点ではサラよりも真夏に比重が置かれていた
けれど、サラが草一に対してまっすぐな本音で接しているものだから、草一は次第に絆されていくわけだ。だから本音で始まったはずの真夏への言葉には嘘が交じるようになり、逆にサラに対しては本音が交じるようになっていく

最大に入れ替わった瞬間はサラが草一の嘘から本音を引き出した場面だね
「絵はあくまで趣味」という言葉を嘘と考え、自分の本音をとことんぶつける事で草一から本音の言葉を引き出した。だから草一も嘘ではなく本音で接する事が出来るサラを好きになっていくわけだね

だというのに真夏は草一の嘘を言葉ではなく証拠から見つけ本音を引き出してしまった。サラとは別種の展開を見せる真夏との関係。そして始まるのは歪な二重生活
画家になりたいと思う草一にとって絵を描くとは特別な行為のはず。それを恋人として仲を深めていくサラとは別に真夏とも行うのはインモラルな空気が漂うね

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2022年03月02日

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