【感想・ネタバレ】還暦からの人生戦略のレビュー

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Posted by ブクログ

還暦を過ぎると最後の直線。人生をどう締めくくるか考えさせられました。新宿御苑のベンチで満開の桜を見ながら、あと何回桜を見る事が出来るのかと思いながら最終章を読み終えました。

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2024年04月07日

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アラフィフを見据えて生きる私の先取り学習(笑)
『教養人』とは?差別意識や偏見の少ない人であり、多面的に物事を見ることができる人。フムフム。

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2022年05月08日

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普段拝読させていただいている著者、つまり信用している方がどのようなことを考えているかを知れた点が良かった。

私にとって一番参考になったのは、第6章に書かれている宗教に対する考え方だった。

この年代からは否応無しに死と向き合っていかなければならない。それにも関わらず科学的にはわかっているにせよ、そうでない領域において死後の世界というのは人間にとって未知の世界であり(当たり前だ)、そこに対しどのように向き合うのか、その時宗教の考え方も参考にできるのではないか。

上記のような主旨のことが書かれているが、これは最近私自身ぼんやりと思っていたことであり、読むことにより頭が整理された。。

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2022年02月11日

Posted by ブクログ

本書は作者自身が還暦を迎えたことで感じたことを、これから還暦を迎える人たちに向けたメッセージである。
重要なこととしては、職場以外の居場所の確保、健康、家族関係、お金をあげている。

還暦を迎えると、多くの人がそれまでの職場中心の生活から離れるため、事前に準備をしておかないと孤独になってしまう。そのためには職場以外に居場所を事前に作っておくことが重要である。
同じように仕事から距離をとるようになることで、自然と家族と過ごす時間が増えるため、家族との距離感の取り方も重要となります。
健康にかんしては言うまでもない。
お金に関しては出来るだけ貯蓄を減らさないためにも、働ける間は働く方が良い。その際に過去のプライドに邪魔されないように注意すること。現実を直視し、時給1000円でも納得できる心の準備が必要である。
そして最後に避けて通れないのが「死」との向き合い方。これには古くからの宗教は強い味方になることが多い。入信することを勧めているわけではないが、自分一人で考えるよりも、教えを説いてもらえる方が楽なのは確かである。


以下は抜粋。

仏教では執着こそが全ての根源であるとして、その克服を説きます。

地域のことを学ぶためには、勉強会や講演会などに参加してみる。市民講座に参加することで地域の人とのコミュニケーションを築くこともできます。
注意点としては、過去の肩書や経歴をひけらかさないこと。

高齢者うつに気を付ける。認知症などと誤診されることがあるので注意が必要である。特に、親戚や血縁にうつ病にかかった人は、遺伝的な因子を持っているので注意した方が良い。
うつ病にかかったら心療内科ではなく、臨床経験の豊富な精神科医がいる病院がよい。

学ぶことで新しい知識を取り込むこと自体が、自分にとって大きな喜びである人は、勉強自体が趣味なので継続するべきでしょう。
オンラインサロンを利用する場合は、参加人数が20人以下のものが望ましい。

キリスト教や仏教など、本来の宗教は今やかつてのような絶対性を持っていませんが、代わりに現代の宗教と呼べるものが4つあると考えます。「拝金教」「出世教」「偏差値教」「ナショナリズム」の4つです。現代人は誰もがこれらに価値観を見出し、追い求める。なかでも拝金教と出世教が最も強い宗教でしょう。しかしこの2つは還暦を過ぎると、その価値はしぼんでしまい、偏差値教も関係なくなっているので、ナショナリズムだけが最後に残るのです。

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2021年12月19日

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最近出た本。新聞に広告が出てたので買って読んだ。一緒に買った『50代からの人生戦略』に引き続き読んだ。個人的には還暦までまだ10年近くあるが、心構え・準備という意味でもとても参考になる。また、巻末にある池上彰先生との対談もとても興味深いものだった。

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2021年11月03日

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<目次>
まえがき
第1章還暦からの孤独と不安
第2章還暦からの人間関係とメンタル
第3章還暦からの働くことの意味
第4章還暦からのお金との付き合い方
第5章還暦からの学びの教養
第6章還暦からの死との向き合い方
付録池上彰x佐藤優 リタイア後、悪くない仕事人生だっと言えるかどうか


55歳、役職定年⇒一般職
68,60歳、定年、再雇用?収入300-500万円へ
収入減へのプレッシャーと再雇用後の回りへのなじみ
かた。

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2021年09月05日

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佐藤優(1960年~)氏は、同志社大学大学院神学研究科修了、外務省入省後、対ロシア外交の最前線で活躍した、元外務省主任分析官。2002年5月、鈴木宗男事件に絡む背任容疑で逮捕され、512日間勾留された後、作家に転じ、2006年『自壊する帝国』 で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。現在は執筆活動を中心に行い、一般向け著書多数。
本書は、自ら還暦を迎えた著者が、以下の構成で「還暦からの人生戦略」を語ったもの。
第1章:還暦からの「孤独」と「不安」
第2章:還暦からの人間関係とメンタル
第3章:還暦からの働くことの意味
第4章:還暦からのお金とのつき合い方
第5章:還暦からの学びと教養
第6章:死との向き合い方
付録:対談 佐藤優×池上彰(初出:「BIG tomorrow」2017年10月号)

私はアラ還世代に入り、これまで、“人生後半の生き方”を綴った、斎藤孝『人生後半の幸福論』、『55歳からの時間管理術』、出口治明『還暦からの底力』、五木寛之『孤独のすすめ』、弘兼憲史『50代からの人生を楽しむ法』等の本を読んできたが、それらが主に、生き方の心構えやスタンス、具体的な日々の過ごし方などを語っている(もちろん、その内容には著者の個性が表れている)のに対し、本書は、還暦を迎えて考えておくべき事柄が網羅的に列挙されており、題名の通り、“戦略”を立てるにあたってのマニュアルのような作りとなっている。
よって、これまでこうしたことをあまり意識しなかった人には多くの示唆があるし、一方で、それなりに考えている向きには既知のことも多いので、頭の整理という読み方ができるかもしれない。
因みに、私が最も有用に感じたのは、「UTokyo OpenCourseWare」や「JMOOC」などの大学のオンライン講座の情報であった。
(2021年7月了)

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2021年07月05日

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還暦を迎えた元外務省主任分析官 佐藤優 が語る、還暦の風景であります。曰く、陸軍要務令によれば撤退戦では、戦線は拡大しない、と。ゆえに還暦を過ぎて戦線を広げるのは危険です。また50歳の頃、自分には、やりたいことが多々あり、これから100を超える仕事が出来るのでは、と感じていたが、いざ還暦を迎えてみると、残りの時間では、10ぐらいの仕事が精いっぱいではないか、と感じている。還暦をというのは、例えていえば、長い航海を終えて(サラリーマンが長かった社会人生活を終えて)港に戻った客船にような立ち位置ではないでしょうか。船が大きくて、それなりに装備や燃料等が充実していれば、改めて長い航海に船出することもできますが、総じていえば、これからの船出(新たな旅立ち)は、少し危険ではないでしょうか、と。佐藤優先生、かく語りき。何やら、五木寛之の下山の思想を思い出します。

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2021年06月20日

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