【感想・ネタバレ】きみに「ただいま」を言わせてのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

誰もが誰かに自分の物語を押し付けがちなかで、それ違いますから余計なお世話ですし君はその口閉じてろうるさいなと真正面から殴りつけられたような気持ちです。(たったいま読む終わりました)


舞香もかおりも遊も葛葉も、その心の内は本人にしかわからなくて、それぞれ抱えるものがあるのも当然で、自分の気持ちは自分だけのものだとわかっているのになぜか相手にそれを理解されないことに鬱憤を抱えてしまう。
羨ましくて疎ましくて眩しくて妬ましくて、鬱陶しい。
ぐちゃぐちゃになった感情と傷口に塩水ぶっかけられるような物語。
(でもとりあえず傷跡にはオロナインも塗ってくれますご安心を)

この三人家族がこの先この秘密を抱えてどう生きていくのか楽しみでもあるし知りたくもない気もする。

ただ、誰よりも『ただいま』を言いたかったのは葛葉なんだろうね。

家族なんて血の繋がりなんてたぶん関係ない。
そもそも他人同士が番になってはじまるんだし。
だから、あえてこの三人に血の繋がりをなくすことで家族の在り方の真髄を教えられた気がする。



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2021年06月05日

Posted by ブクログ

家族のあり方について考えさせられた。
世の中にはいろんな人がいるんだと思った。
この本の中のみんなが幸せでいてくれたら嬉しい。

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2022年02月27日

Posted by ブクログ

小学生の舞香は、母が飲酒運転により事故で亡くなったため、母の同級生だったかおりに引き取られる。舞香だけでなく、かおりやかおりの夫・遊の視点から見えてくる現在の心情や母との因縁。三人は幸せになっていくのか?


全5章の構成で、それぞれの章では一人ずつ異なった人物が主人公となっています。舞香、遊、実の母・葛葉、かおり、そして最後は舞香の視点で、場面場面の心情が描かれています。

同じ場面でも、人物の視点が変わることによって、「あっ、そういう思いだったんだ」といった楽しみ方や新たな発見ができるので、奥行き感がありました。ただ、相手から見た印象と自分自身の思いとのズレが生じているため、場面場面での心理描写が辛かったです。

「親」と「子」の愛情って何だろうと常に頭の中で考えてしまいました。それぞれの親が抱える悩みや子供が抱える悩みなど一人では抱えきれない悩みがたくさん詰まっていました。

子育てという点だけでなく、葛葉との関係にも触れられています。飲酒運転により事故で亡くなりましたが、それに至るまでのエピソードが綴られています。かおりと遊、それぞれの立場で語られていますが、愛憎劇たっぷりで本の表紙から想像するイメージとは違った濃厚さでした。

終始、複雑な気持ちでしたが、色んな発見ができました。
事故の真実としては、すごい衝撃的というわけではなかった印象でした。しかし、事故をきっかけに葛葉に対する「罪」の意識に囚われながらも、懸命に生きる三人には、頑張っていただきたいなと思いました。

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2021年06月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「いただきます」が言える場所
時田舞香
小学五年生。

村崎隆史
大人びた印象。

濱口
お調子者でクラスのムードメーカー。

杉内
背が高くてサッカー部。
里依
クラスメイト。ポニーテール。

美穂奈
クラスメイト。ショートカット。

ママ
舞香が六歳の時に事故で亡くなる。葛葉。

お母さん
ママの幼なじみ。かおり。

お父さん
時田遊。

さゆり
お母さんの妹。


「おかえり」を聞かせてほしい
時田遊
高校時代に葛葉と付き合ってた。

時田かおり

時田舞香

葛葉
ネグレクト。

「いってきます」の約束を交わして
時田舞香
中学一年生。

宇田
学年で一番背が高い女子。


隆史と同じクラスで、テニス部。

岸原勝世
葛葉の父親。



葛葉

かおり


「さよなら」家族だったひと
かおり

一惠
かおりの高校時代の友人。

涼子
かおりの高校時代の友人。

史緒
かおりの高校時代の友人。

葛葉



「ただいま」を言わせて
舞香

かおり

隆史

舟橋
舞香の父親。

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2023年10月18日

Posted by ブクログ

ん〜ん〜ん〜
幸せ…ってなんだろって考えさせられた作品でした
結構深いテーマのストーリーでした。
でも読めて良かった…と思える一冊です。

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2023年04月12日

Posted by ブクログ

櫻いいよさん、ダークモードに振り切るとこうなる。
こっちモードで書くのもまたお上手っていうのがすごい。あの「交換ウソ日記」と同じ作者さんですよ?!信じられる?!!


ママもお母さんもゆうくんも、そして葛葉も、
それぞれ心に暗いものを隠し持っていて、
だからこそ、この家族が成り立っているという、
リギリのバランス感。

心の底の醜い部分が存分に描かれているので、
この本は元気な時に読むのをおすすめします。

舞香とこの家族が幸せでいてくれますように。

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2021年06月25日

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