【感想・ネタバレ】膨張GAFAとの闘い デジタル敗戦 霞が関は何をしたのかのレビュー

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Posted by ブクログ

タイトルからは想像もできなかったがすばらしい本。
2章「フェイスブックとグーグルはあなたのすべてを知っている」の内容は素人にもわかりやすく、改めて、法の隙間から国家以上の情報を2社が吸い取っていることがよくわかった。

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2021年11月06日

Posted by ブクログ

今の時代に生きる人間にとってネットを使うことは必須、そのときGAFAにはお世話になる以外に手は無い。使うことはGAFAに自身の詳細な情報(時には本人が意識すらしないことも含め)を提供することを意味する。彼らはその情報をもとに無料でわれわれに利用させてくれるアプリを通じて広告収入を膨大に稼ぐ。同時に、現在はまだ表面化してはいないがそれぞれが生きる国家以上にわれわれ個人のデータを彼らは把握することに繋がっている。この膨大な情報をAIを活用して分析することで国家を動かすことすらが容易にできる時代が知らないうちに到来していた。この傾向はますます強うまることが明確に見えている。
個人の情報の膨大な量が蓄積され分析され活用されている。その活用の用途を少し誤ると国家そのものの方向が思わぬ方向に行くことになりかねない。
デジタル時代を理解することの重要性が分かる必読書と言えるだろう。

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2021年09月06日

Posted by ブクログ

大きく3部に分かれており、1部では著者が特に精通しているアドテックの仕組みを例に、GAFAが如何に日本国内の制度不在を利用してきたか、霞ヶ関はなぜ適切な対応ができなかったのか、を詳述している。

2部では、霞ヶ関の個々の省庁等の事情にさらに焦点をあて、プラットフォーム規制が成立するまでの過程を記述している。人物の人間味が感じられる記載も多くあり、プロジェクトXを観ているようだった。

3部は、昨今のCOVID19やフェイクニュースをめぐるプライバシーや表現の自由の問題に触れ、ここでもプラットフォームを如何に規制するか/あるいは共同規制のかたちにするか、について様々な論客の意見を紹介している。

総じて、国内のプラットフォーム規制をインターネットにおけるプライバシー問題を語る上での重要規制やステークホルダー(省庁等や人物)について厚く記述している。そのため、この分野に入門する人たちにとって最初に手に取るべき1冊なのではないかと感じた。

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2021年08月17日

Posted by ブクログ

デジタルの最前線で日本におけるGAFAと国内とのギャップでどのようなことが課題となっているのか、携わる人々の声が拾われていて資料性が高い。

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2022年09月15日

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