【感想・ネタバレ】生態学者の目のツケドコロのレビュー

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Posted by ブクログ

 伊勢武史さんの本は,これが2冊目。前回読んだのが大変読みやすくて,内容も濃かったので,本書も買ってみた。
 本書は,著者の研究分野(生態学)を紹介しながらも,身近な出来事について綴っている,ある意味,エッセイ集のようなものだと感じた。
 これまでも,科学者の書いたエッセイは読んできたが,伊藤さんもなかなか面白震いで,ファンになってしまった。著者が触れる話題が,大変幅広くて,生態学とそれらが繋がっていくのも心地よい。
 著者が触れている単語を挙げてみると次のような言葉がある。
生態系エンジニア,レジリエンス,コロナウィルス,満員電車通勤社会,科学リテラシー,遺伝子の乗り物,レジ袋有料,物質循環,適応度,琳派,酒井抱一,アニミズム,京都,神社仏閣,庭園,おくの細道,アーチズ国立公園,里山,千枚田,コウノトリ,トキ,ため池,ブラックバス,クズ,奥入瀬,パソコンおたく,進化心理学…などなど
 これらが,ウェブのように繋がり合って紡がれていく文章。興味深いのに決まってますな。

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2022年05月05日

Posted by ブクログ

生態学者の専門図書ではなく、生態学者が社会を見たときに考えたことを綴ったエッセイ。
途上国が先進国並みになること、ならないことを想定したCO2排出量の比較などがあるのも興味深い。
環境関係のことが多いと思うが、専門家目線の考え方を知ることができたのは価値がある。

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2021年12月31日

Posted by ブクログ

骨太の進化話かと思って本を手に取ったが、エッセイだった。
内容はおもしろかった。
窒素固定の話が多い。窒素固定の話は好き。

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2022年11月05日

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