感情タグBEST3
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途中までは今ひとつかとも思ったが、静かに重みを伴いながら進む話に徐々に深みが生まれ、最後につながった。結局、好きな話だったなと印象も変わった。
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東京での挫折で失意のまま、実家の愛媛に戻った和樹。祖父と見た東京オリンピックの決定のニュースから物語が動く。祖父の55年前の東京での心残りを見届けるため東京へ向かう和樹。たった2枚の写真が、当時中学生だった5人へと導いて行き、和樹もまた再生への一歩が始まる…ベタかもしれない。けど、とにかく爽やかな、とても清々しいストーリーだった。良かった!
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仕事で失敗し実家の愛媛に帰っていた和樹は、東京オリンピックが決まったことにより
祖父が封印していた手紙に書かれていた約束を探す旅に出る。
それは1964年、かつての東京オリンピックの年に果たされるべき約束だった。
和樹は本当は責任感が強くてバイタリティにあふれていたけど、失敗を背負わされて鬱のような状態になっていた。
愛媛の実家での暮らしと約束を探しながら出会った麻帆や手紙の差出人の5人の老人たちとの関わりで徐々に回復していく。
本当に約束っていいなと思う。
過去と現在と未来が繋がるような、
希望に満ちたストーリーでした◎
爽やかで清々しいラスト!
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心に傷を負った青年があることをきっかけに自分を取り戻していくという、ありがちと言えばありがち、あざといと言えばあざといお話なんですけど泣けるんだから仕方がない(笑。ただ一点、愛媛の片田舎のじっちゃんが標準語というのはいかがなものかと。
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中村航さんの独特の言葉のセンスが隅々から漂ってくるだけで癒されました。青春と呼ばれる時間の、大人になってからは感じることのできない暖かさやむず痒さを思い返す老人たちの描写が大好きでした。祖父の言葉の重さに元気をもらって、読み終わった後にはすっきりとした気持ちになれる本でした。
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主人公の祖父が取り出したひとつの手紙には、約束を埋めたと書いてあった。
その約束とはコーチと当時の中学生5人でオリンピックをするということ。
それをきっかけに、人が動きだし、繋がりはじめる。
とてもさわやかでいいお話しでした。
人は何がきっかけで変わるかわからない。
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読んでいる途中から
なぜか しきりに
「走れメロス」を思い浮かべていた
なぜかは わからないけれど
読んでいるときの
気持ちの揺れ動き方のリズムが
似ているのろう
もちろん
物語の背景もそのテーマも
ずいぶん違うけれども
たぶん こうなっていくのだろう
という 満たされる感が
似通っている気がする
読み終えた後の
清涼感はさすがですね
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中村航さんの作品は、「嫌な奴」が出てこないから、安心して読めるのが特徴だと私は思っている。
今作もみんな素敵な人ばかりで、楽しく読めました。
中学生にありがちな、おバカな内容の手紙も、甘酸っぱく、くすぐったい感じが、どことなく懐かしく笑えました。
そして中村作品に出てくる女性って、みんなユーモアたっぷりでチャーミングなのである。こんな女性になれればいいなぁといつも思います(笑)
さて、東京五輪2020年。
私はその頃、どこで何やってるかなぁ。
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人と人との日常ってこうあったらいいなー
みたいな
ほっこりするし
人は人と出会うことで変われるし
そうやって繋がっていって
最後笑って死ねたらいいなーって思いました
まぁそこくっつきますよね(笑)みたいな
エンディングでしたが
ドラマ化したらおもしろいな、と個人的には思います
Posted by ブクログ
こういう爽やかで皆が幸せに終わる話イイ(^^)♪東京オリンピックが決まり、主人公・和樹の祖父が持っていた一通の手紙から始まる物語(^^)和樹が手紙に書かれていた約束を解明し実現させる課程に感激!(*´-`)それぞれ辛い過去を乗り越えて、これからは皆が幸せになる事を祈る!そして皆で東京オリンピックを観戦して欲しい‼(^o^)
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50年前の祖父たちの青春を追いかける。時代が変わっても、根っこのキャラクターとか、女子トークの中身とかは、あまり変わらないというのは、面白かった。
中村航さんらしい温かさが心地いい。
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始めて中村航さんの小説を読んだ。
心温まる一冊だった。
まず主人公、そして主人公の祖父の義理難いがゆえの後悔がなんとも悲しく、かっこ良かった。
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嫌味のないほのぼのストーリーは大好きだし、中村航の若い文章もいいんだけど・・爽やかまでいかず、物足りなさが残る。結果的に主人公は流されているだけ。東京オリンピック前の中学陸上部5人とコーチのタイムカプセル、人間模様として面白いんだけど、そこから発展じゃなくメインになってしまった。孫同士のこれからも流れだし、ラストの棒高跳びは蛇足に思える。なんか、惜しいんだよな~
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて読んでみました。少し上手く行き過ぎな気もしますが・・。<守り続ける事の大変さと尊さ>手の届かないものを追い続ける事も、挑戦し続ける事もすごい事だけど、自分の手の届く範囲のものを守る事、守り続ける事もとても凄い事。かつて、少年少女だった5人とコーチような方々やオリンピックを見るのを楽しみに長生きする!そんな方もいるのだと思うと、問題は色々あるけれど、2020年の東京オリンピック絶対に成功してほしいとこの小説を読んで思いました。