【感想・ネタバレ】モネのあしあとのレビュー

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Posted by ブクログ

先日モネだけの展覧会に行ってからモネに取り憑かれてる。
マハさんいわく、
「モネは心から絵が好きで、どんな苦悩があっても、よろこびをもって絵を描くことを決して手放さなかった画家です。-中略-
モネの作品を見て、不幸せな気分になる人は1人もいません。みんな幸せな気分になるのは、モネのよろこびが画面を通して伝わってくるからだと思います。」
「モネは草や花を、命が宿っているように描きます。それは日本人の感覚と似ています。-中略
- こんなふうに神々や命の宿りを楽しめるのは、日本に育った私たち固有の感性なのかもしれません。-中略- ひよっとしたらモネが感じ取って作品に表現しようとしていることを、私たちはモネ以上にキャッチしている、そうなふうに思てならないのです。」
これを読んで、なるほどーと思って嬉しくなった。ますますモネが好きになった。
ジヴェルニーに行きたい!
次は「ジヴェルニーの食卓」を読もう。

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

10月にモネの展示に行くために読んでみた。
初めてフランスに行ってみたい、モネが生きた、モネが愛した場所へ訪れたいと思った。

モネのことを少しでも知ることができて嬉しい。モネは今も昔も1番大好きな画家だ。

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

なぜモネの絵が日本人に響いてしまうのか。モネの絵が描かれる前後の時代背景や、モネが絵をどんな気持ちで描いていたか想像力を湧き立ててくれる。そんなマハさんの文章でした。短くて読みやすいです。

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2024年02月17日

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この人の書く文章はなぜこんなに美しく心にはいってくるのだろう〜。

原田マハのおいかけたモネである、あとがきはなんだか涙が出ちゃった。

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2024年01月09日

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丁度ジヴェルニーの食卓を読んだばかりでモネにとても興味があったので面白かった。所々にモネの絵が入っているのも良かった。当時の他の画家に比べるとモネは穏やかでかなり一般人的?だったのかなって印象を抱いた。より親近感が沸いて、実際の絵を見たくなりました。
原田さんの絵の見方も知ることができて嬉しかった。

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2023年06月06日

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ーこれを読んで、モネに会いに行こう。

〈あらすじ〉
誰もが知る「印象派」の1人であるモネ。睡蓮で名を残しているモネが、どのように絵画を描いていたのか、モネの人生を辿りながら、原田マハさんがモネの絵に会いに行き、さらに絵の背景に迫る。

〈感想〉
もう何度繰り返し読んでいるか分かりません。はじめて美術館でモネの睡蓮を観てからというもの、すっかりモネに取り憑かれ(笑)、旅行先で時間があればモネの絵に会いに行くようになってしまいました。
マハさんの言葉で、モネの人生と絵を私たちに伝えてくれているのですが、美術初心者にもものすごく分かりやすく、かつ、もっとモネの絵を観てみたい!とわくわくしてきます。
(モネの人生に関わった画家たちにもどんどん興味が湧いてきます)
実は最近、モネのあしあとを辿り、フランスに行きました。この本の挿絵がモノクロだったのが、生で見た後は全部私の中で絵たちが息をしている感じです。マハさんが私たちに伝えたい事が分かる!なんて思っちゃいます。
モネの絵にハッとした事がある方、なんだか気になるなあと思ってる方、これを読んでモネの絵に会いに行くと、モネが手を広げて私たちを待ってくれているのに気がつきますよ。

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2023年04月26日

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モネの歴史や人柄を時代を超えて知ることができ、とても面白かった。ジヴェルニーに行きたい気持ちが高まった。

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2024年04月04日

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モネ展に向けて!

原田マハによるモネの解説、良すぎました...
マハさんといっしよに絵を見てる気分。幸せすぎる。
ジヴェルニーの食卓の裏話もたくさん聞けて嬉しかった。

すごく読みやすいし、美術愛に溢れていてとても面白い。
モネにますます惹かれました。ジヴェルニーも行きたいなあ

印象派の変遷も分かりやすく纏められていて、勉強になりました!
あしあとシリーズもっと出して欲しいなあ、凄くいい。
モネ展がよりいっそう楽しめそうです!

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2024年03月25日

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アーティストの生い立ちを知ることが、こんなにワクワクすることだとは思わなかった。
彼の生まれ、家族、関わる人々、住まい、絵との向き合い方、どれもが、その時々の彼の作品に表れているのかと思うと、早くモネ展に行きたいという気持ちばかりが先行してしまう。
行く予定はもう立ててあるので、その日までにもう一度くらい読み直して、臨戦体制を整えておこう。

そして、この本にかけたモネピンクのブックカバー、しばらくこのままにして、モネの本とモネピンクのブックカバーとの妙を楽しもうと思う。

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2024年03月17日

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以前も言ったことがありますが、私は世間で人気なほどにはマハさんファンではないんです。むしろ妹にすっかり追い越されて今やもう追いつけないほどの差をつけられた兄貴の宗典さんのほうが気になります。だけど、母の通院に付き添ったときに病院の売店でたまたま買った本作はよかった。

絵画の知識がまるでない者にもこのうえなくわかりやすい解説で、強く興味を引かれます。モネの作品そのものについても、人生についても、浮世絵が印象派に及ぼした影響についても、面白く教えてくれる。易しくて優しい。

モネ展ではリクエスト通りに《大睡蓮》が展示されていますか。

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2024年02月21日

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原田マハさんの『楽園のカンヴァス』を読んでから絵画に興味を持つようになって美術館に足を運ぶようになった。
美術館を訪れて思うことは、この人のことを深く知っていればもっと面白く感じることができたのに。ということ。
今度、関西に『モネ 連作の情景』という展示会が来る。
幸い、マハさんがモネに関する本を2冊出している。この本達を教科書にモネ展を楽しめたらと思う。


『モネのあしあと』はマハさんによるモネの解説&エッセイ。
モネの辿った地域や家族のこと、当時のパリのことや印象派の誕生、同時期に活躍していたあの人達のこと。まさに「モネのあしあと」を辿っていけます。
ご自身の書いた小説をちょこ宣伝されているのも面白かった。
マハさんが現地で感じた光や空気、匂いまでもがこちらまで伝わってくるような一冊でした。

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2024年02月03日

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何百年前の作品を目にするだけで感動するものだけど、鑑賞前に作者や時代背景について学ぶとさらに楽しめる。その期待を裏切らない良作だった。

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2023年12月24日

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印象派の作品を語り、その素晴らしさを!なかでも、まったく新しい画法で美術界に旋風を巻き起こしたモネ。その波乱に満ちた人生を解説する。

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2023年11月01日

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日本でやたらと人気(なように感じる)モネについて、「印象派」ということしかあまり良くわかっていなかったので、薄い本書を試しに読んでみた。

まず、そもそもクロード・モネはエドゥアール・マネよりも年下で、イギリスのターナーなんかはモネより20〜30年はやい時代に活躍していたということすら知らなかった。
モネが注目を浴びるきっかけとなる「印象・日の出」という絵画は、のちに「第一回印象派展」と呼ばれることになる1874年のグループ展に出展された。このグループ展を源流をたどると、「草上の昼食」「オランピア」で大スキャンダルを起こしたマネのもとに集まった若い芸術家たちに端を発するらしい。
モネが「印象・日の出」を出展するまえに、日本の浮世絵に出会って魅了されていたというのも知らなかった。
モネとその絵を収集していたエルネスト・オシュデ、およびその妻のアリスとの歴史は、モネのあたたかい人柄が伝わってくるようなエピソードだった。

国立西洋美術館、ポーラ美術館、ブリヂストン美術館、大原美術館、ひろしま美術館のほか、サントリー美術館、松岡美術館、笠間日動美術館、東京富士美術館、アサヒビール大山崎山荘美術館にもモネの作品が所蔵されているとのこと。

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2023年09月18日

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あとがきには、著者がパリで経験した、コロナ禍でのロックダウンの様子が記されている。
急に始まったロックダウン。数日前には、想像もしなかった自宅に閉じこもる日々。そんな時に届いたオランジュリー美術館からのメール。そこには「あなたの再訪を待って、展示室で睡蓮は咲いています。」のメッセージと共に、動画のリンクが貼られていた。動画はモネの大睡蓮画の展示室へのヴァーチャル・ツアーだった。なんだか、洒落ている。
勿論、コロナ禍が続く中、日本でも様々な分野でそれぞれの企業が工夫をこらしヴァーチャルでのイベントを企画していたと思うが、2020年の3月に、このメッセージと共にそんな動画のメールを送っていることに、感心してしまうし、なぜか私まで胸が熱くなってしまった。

モネは好きな画家なので、どんな人生を送ったのか、作品の背景にあったことを知ることができて、とても興味深かった。いつの時代も、どこでも、新しいことに取り組む人たちは、旧(失礼!)勢力に、何かと批判を受けるんだな、、、

ところで、時々、著者の作品について、事実と(して分かっていることと)違うとか、そんな人物像じゃない、とか言う感想を見かけることがある。個人的に、そりゃあくまで小説ですからね、と思ってはいたのだが。著者自身も、そんなことを(読者にではなく研究者たちに、だけど)言われるのではないか、と思いながら迷いがあったのだと言う事が知れて、そこも興味深く読んだ。

『ジヴェルニーの食卓』『うつくしい墓』なども読んでみたいな。

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2023年07月21日

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『ジヴェルニーの食卓』を読んだなら必修だな絶対。。。印象派が絵として認められるまでの歴史がコンパクトにまとまっているし(おかげで絵画ど素人の私でもおおよそ理解出来る)、モネの生涯まで解説してくれている。

モネもセーヌを愛したのか、と思うとちょっと感慨深い。パリに行きたくなる。

あと浮世絵の存在。エキゾチックジャパンの雑紙(当時)は異国に多大な影響を与えたようだ。おフランスも芸術だというのに権威がひしめいて考えが凝り固まってたようだ。しかし、そこで反旗をひるがえすのが革命の国フランス。サロンの落選展を開いたり、遠い国の絵は斜め上を描き方がされてるし。新しいものを取り入れようという動きが出てきたのだ。

オルセー美術館、オランジュリー美術館、そしてジヴェルニーに訪れたい。というか、芸術家たちが過ごした街に訪れたい。『ジヴェルニーの食卓』を読んで以降、フランスには訪れようと決めてるがその気持ちが一層強くなった。

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2023年07月04日

Posted by ブクログ

帯は、
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見る者を没入させる魔術を
モネはいかにして
手に入れたのか。
不屈の革命児の謎に迫る。
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原田さんのアートに対する愛や、
優しい言葉を読みたかったのと、
シヴェルニーの食卓でモネを好きになり
さらに知りたくなり手に取りました。
ずっと読みたかった一冊です。

モネの何が好きかというと、
絵画に漂う空気や光も好きですし、
原田さんがきっかけで知った、
オシュデ家との関係、
そしてなんと言っても、
ふっくらした体形と、もじゃもじゃのヒゲです…!
(なんと一番は見た目。苦笑)

なんですかね、
ジブリの宮崎監督もそうなんですけど、
作者の世界の中に
本人も登場してそう…という感じです。苦笑

外見も、描く絵も、モネが経験したことも、
全てが作品にぎゅっと詰まっているというか。

鋭さや影を表現するものに惹かれがちなのですが、
モネの絵は柔らかくて優しくてブレない感じがします。
その強さというか、自然が魅力と言いますか。

アートのすばらしさ、
作者の魅力を教えてくれる原田マハさんには感謝しかないです。

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2023年07月02日

Posted by ブクログ

オランジュリー美術館に行って以来、すっかりモネの魅力にはまってしまったので。

同著者の「ジヴェルニーの食卓」を読んでから読むと、より楽しめる。
この本を片手に、フランスでモネの軌跡をたどる旅も出来るようになっているし、日本の美術館でモネが見られるところも載っていてよかった。(国立西洋美術館、ポーラ美術館、ブリヂストン美術館、大原美術館、ひろしま美術館、サントリー美術館、松岡美術館、笠間日動美術館、東京富士美術館、アサヒビール大山崎山荘美術館、DIC川村記念美術館、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館、横浜美術館など。※常設とは限らないので要事前チェック)

アートも色々掲載されているけれども、モノクロなので「カラーで見たい!」と思ってしまう。画集を買いたい!

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2023年05月20日

Posted by ブクログ

時代や家族や周りの人、環境、産学あらゆるモノコトと絵画の関係性。

印象派による必然的な変革と現代の重なり合い。
歴史を踏襲する。守破離。

そうだよ、僕の印象だよ。主観で描きたかったんだ。

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2023年01月24日

Posted by ブクログ

美術系の評論や美術館の解説文などはちょっと自分の世界とは離れていて冷たく感じるものが多いけど、これは柔らかくて陽だまりのような美術の本だった。パリの美術館でモネの作品をより見たくなったし、原田マハさんの他の本も読んでみたくなった!

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2023年01月16日

Posted by ブクログ

モネについて、時代背景から生涯や思想、また関わり深い土地をざっと知ることができる。原田さんの文体からか、紹介本なのに何故かほんの少し気持ちが温かくなる本。

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2022年12月31日

Posted by ブクログ

再読
アートは難しいことは分からないし全然詳しくなくても、マハさんの本はスッと読める。アートが好きなんだなって伝わってくるから、文章からも良い印象を受けるのかな。一緒に絵を見ている気分になる。

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2024年03月04日

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モネの絵がなぜ日本人の心を動かすのか。
先人達のいち早い目利きにより日頃から慣れ親しんだ環境下にあることや、構図や画材選びが日本人に親しみ深いものであること等様々な理由から成るものと知り鑑賞の参考にしようと思う。

移り変わる風景の一瞬を逃さないようにとあえて筆跡を残すブラッシュワークという手法で描いていたり、光や風による微妙な変化を連作という形で数々残していたりと自然を愛し風景に生命が宿る瞬間を描き続けた画家なのだと思った。

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

 本書を読んだ第一印象は、ジヴェルニーへ行って、モネが見た自然の景色と空気と光を味わいたいと言うものです。
 本書は、モネのあしあとを歩く素晴らしい歴史書であり、観光ガイドでもあると思います。この感情の昂りがおさまらないうちに、明日にでも旅立ちたい気持ちです。
 昔、初めてオランジュリー美術館を訪れ、大睡蓮画を見た時の感動を思い出しました。作者のツアー日程で是非ともモネに会いに行きたいですね。

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2023年08月17日

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【一言感想】
眼の前にある瞬間的な風景を捉えた"印象派"筆頭のクロード・モネの足跡を、筆者の目線で追う

アート小説で名高い"原田マハ"さんの目線からクロード・モネの生きた世界と、モネの作品が形成されていった過程を追った本作は、美術に関しての浅学菲才な自分でも情景が浮かぶようであり読みづらさは全く感じなかった

フランス芸術アカデミーが権威を奮っている時代で古い考えを否定した、"反骨精神"を持った"印象派"の中で、日本の表現技法を取り入れて愛妻家であるなど様々な面を持つ、クロード・モネという人物を筆者の視点から作品を用いながら一端を見ていくのは、とても新鮮で読んでいて飽きは来なかった

ただあくまで筆者の視点であるということと、"足跡"を追った作品であるので、モネの作品の解説書ではないことが注意点だと思う

だけれども、本作を読むことでクロード・モネの作品に対する見方だけではなく、他の美術作品に対しても興味がそそられる、そんな一冊だと思う

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2023年07月25日

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再度『ジヴェルニーの食卓』を読みたくなる。

原田マハさんのモネへの愛情が深い。
マハさん同様、印象派モネに全く興味がなかった若い頃の自分を悔やむ。

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2023年05月05日

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モネ推し?の原田マハさんによる、モネと印象派の時代の解説。写真も沢山収録されていて理解が進む。。。カラーだったらもっとよかったのに、とは思うけど、そこは不精せず、美術館に出かけよう。

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2023年04月24日

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『ジヴェルニーの食卓』を読んでから読むと、
なんとも言えない繋がりと広がりを感じる

印象派に日本人が(自分が?)慣れ親しんでいる感覚、
好ましく感じる気持ちをなんとなく理解した

見に行けるこの距離で生きている、
時代と場所に奇跡とある種の感動を感じる

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2023年02月19日

Posted by ブクログ

美術史とモネの伝記を掛け合わせ、作者の思いを詰め込んだ作品
モネの3つの重要な出来事、を序盤に頭出ししたあとの構成がイマイチ不親切なのは、薄い本で一気読みを期待してたからなのかなあ
とにかく、モネへの思い入れは伝わるし、コロナ禍であとがきかえて書かれた最終節に込められた気持ちも伝わった

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2023年01月24日

Posted by ブクログ

アートが人の心をうつのは、普遍のままそこにあり続け、延々と見る人の問いかけを受け止め続けるからだろう。普遍的なものであるがゆえに、人はその中に写り混む自身の心を垣間見る。そこに映る何かに心をうたれるが、それが何だったかはその人次第と言ったところか。
モネの睡蓮を見て、希望を感じたのだとしたら、この絵画にモネが込めた思いの中から、希望の部分をすくいだしたということだろう。
「あなたは私の中に何を見いだすのか?」人と人が対話を志す場合は、この問答が自然に行われるようになることが望ましいのではないか。

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2022年12月27日

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