【感想・ネタバレ】ハロー・ワールドのレビュー

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Posted by ブクログ

Hello, World!プログラミング齧った人なら、みんな知ってるこの言葉。
そこから始まるインターネットの自由を守る大冒険。
僕は藤井太洋さんの描くチームがドライブしてゆく姿が大好き!!

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2023年06月21日

Posted by ブクログ

先端技術を扱うソフトウェアエンジニアの短編集。
扱うテーマはドローン、SNS、仮想通貨など様々。なんでも屋を自認する主人公の万能っぷりがスゴくて、スパイ小説のよう。具体的な人物像を想い浮かべづらい。
自由闊達、単純明快なビジョン、ソースコード書けてナンボ、プロダクトが動いてナンボ、速い意思決定とリリース、尖った技術をよってたかって面白がるコミュニティ、国境など無いかのように広がっていく技術者とアーリーアダプターの世界。
インターネットが理想とした目指した世界というか技術者のユートピアというか、そんな感じの世界がこの本にはある。

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2023年04月17日

Posted by ブクログ

エンジニアなんでも屋の主人公•文椎(フヅイ)に降り掛かるネットワークの問題点に自身が納得出来る方法を提案していく短編集5本+番外編。
プログラミング知識が無い私でも読み進めることが出来る。帯に書かれている通り「インターネットの自由と豊かさを守り世界を少しだけ良くするための熱く静かな闘いの物語」。現実的な内容が興味深い。
現在において文椎のようなエンジニア達が居てくれることを祈ります。

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2022年09月27日

Posted by ブクログ

エンジニアのなんでも屋の文椎。日本、アメリカ、ベトナム、中国を渡り歩く。短編集

slack,ブロックチェーン.シンギュラリティなどのIT用語も登場しますが、最後の「めぐみの雨が降る」はブロックチェーンの仕組みが分からないと理解しにくいなと感じましたが、総じて分かりやすかったです。

ITで世界を変えるといった時に最後は人との繋がりではないかと感じます。またネットで世界が繋がるということは資本主義や社会主義を越えて世界がより良くなること。理想論もあるかもしれませんが。

自分のまわりに、主人公の様なコミュニケーション力、技術、英語も話せてなんてスーパーエンジニアがいないのは自分の世界が狭いのかなと思う。

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2021年05月04日

Posted by ブクログ

普通にありそうで、でもきちんとSF。
生活感がリアルだからか、読んでいて違和感なく世界に入っていける。

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2021年04月03日

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IT技術にフィーチャーした現実寄りのSF連作短編集。
「ハロー・ワールド」3…広告ブロックアプリ
「行き先は特異点」3…ドローン
「巨象の肩に乗って」4…マストドン
「めぐみの雨が降る」4…ビットコイン
web業界で働いているので耳慣れた言葉が多く興味深かった。
ちょっとだけ村上春樹臭がした。

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2022年04月05日

Posted by ブクログ

面白かった!
短編集なのでサクッと読むことができる。

SFというジャンルだと「オデッセイ」や「AI崩壊」のような派手なファンタジーを思い浮かべがちだけど、この作品は極めて日常に近い。
エンジニアの日常がここまで物語として面白く昇華されていることに感激です。GoogleやGitHubみたいな固有名詞が出てくるのもリアリティがあってよい。
作者がエンジニアだからなんですね。コードも書けて小説も書ける、すごい才能だ。

どれも面白かったけど、「五色革命」が1番好きかなあ。

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2022年01月26日

Posted by ブクログ

あとがきにもあったが、藤井さんのすごいところは、IT関係者にも、関係していない人でも面白いと感じさせる文章と話の構成の組み立て方だと思う。
今作は自身に近い人物を主人公として、いくつかの短編で構成されており、ビジネスを含めた緊張感のある対人でのやりとりも、ソースを書くときのそのシステムの思想もうまく言語化されていて、純粋に話として面白かった。
表題のハローワールドも面白かったが、個人的には特異点が好き。

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2021年07月31日

Posted by ブクログ

主人公は何でも屋と自分を卑下していますが、何でも屋であるがゆえに人を結びつけるハブとして機能してる。この小説は2020年ころのネット事情や技術を描いていますが、メインテーマは自由なコミュニケーションだと思う。
技術的な素養は求められないけど、楽しむためにはある程度のネットリテラシーは必要かも。

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2021年05月30日

Posted by ブクログ

面白かった。

時が経つごとに住む場所や関わる内容は変わっているが、何でも屋という立場と隠し持つ熱い気持ちは変わらない主人公。
内容はIT周り(検閲、ドローン、仮想通貨等)の様々なテーマを取り上げられてつつも、読みやすい。

・TwitterやFacebook、そしてGoogleは移動を許さない、サービスにへばりつくか、やめるかだ
・西海岸の連中はたまたま手に入れた成果をたまに与えられた政治力であるかのように考えている
・何より悪かったのは、僕が「無理だ、助けて」と声を上げることができなかったことだ

というように、フィクションでありながらもリアルさも感じられる1冊。

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2021年05月27日

Posted by ブクログ

 「面白い」VS「難しい」のせめぎ合い……! 現実、というか現代におけるネット社会で実際に起こり得る題材をエンタメに仕上げている、の、だと思うのですが……畑違い過ぎて「事実」と「創作」の境界線がさっぱり分からず; 驚きどころも笑いどころもピンとこない自分の知識のなさが憎い……orz
 分からないながら、ビットコインのルーツや仕組み、検閲の問題など、物語以前に大変興味深くて面白かったです。自分の全く知らない世界を覗き見たという印象。一技術者ながら、倫理観を持ってネット社会の闇に真っ向から立ち向かう文椎さん、格好いいですね。世界はこういう人たちが回しているんだなぁ……。

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2021年05月12日

Posted by ブクログ

ひとりのエンジニアを主人公にした連作短編集。まさに「エンジニアの夢」がいっぱい詰まった小説!動くものを作るワクワク感がヤバいです!なんか作りたくなる~!!

色々な技術を取り入れているが故に…ストーリー上の都合だと思いますが…技術的にやや不自然な描写があるのが(わりといつも大なり小なりあるのですが)いつもより気になってしまいました(汗)。あ、でも51%攻撃を多数派攻撃と表現したのは、わかりやすいなぁと思いました。


いつも“Hello World”じゃなくて“test”とか適応に書いちゃってますが、これからは新しい言語を始めるときは、“Hello World”でいきましょう!

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2023年03月26日

Posted by ブクログ

白髪を蓄えた著者の風貌が記憶に新しいので、私小説的なフィクションと言われると妙に納得する。作中で取り扱う題材はアプリにGPS、ドローンにSNS、そして極め付けが仮想通貨。ITにとことん疎い私には現存技術と創作との境界線を判別出来ないが、知識と経験で苦難を乗り切る文椎の姿には爽快感を覚える。相変わらずキャラクターの掘り下げが浅い印象は否めないけれど、これも著者の作風だとようやく腑に落ちた気がする。こと今作においては、IT社会を巡る問題、課題、そして著者の描く展望そのものが作品を司る主人公格だった様に思えた。

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2021年03月28日

Posted by ブクログ

自称「何でも屋」のIT技術者、文椎(ふづい)が、プログラミングで世界を変える!
日本にとどまらず、世界に影響を与えるアプリを開発するが、予期せぬ形でデモや政治活動に利用されてしまう。
IT技術を使えば何でもできてしまうことに、夢を感じるが、生々しい問題も起こりうるんだなぁと怖くもなる。
自分を「何でも屋」と思っている文椎さん、実は英語もできるし、交渉術も長けているし、とてもできる人。
ITに携わっている人には、今のトレンドも分かるし、面白いお仕事小説だと思う。

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2021年03月10日

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