【感想・ネタバレ】ウィリアム・アダムス ――家康に愛された男・三浦按針のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本の前半分は、アダムスの出生から日本までの航海について書かれている。アダムスが生きた時代は、カトリック(スペイン・ポルトガル)対プロテスタント(イギリス・オランダ)の宗教戦争が起こっており、そのような世界情勢の中で、アダムスの乗る船も、戦争の影響を受け、最終的に日本へ辿り着く。日本までの航海の中で、アダムスと同じ船に乗っていたアダムスの弟の死についても書かれており、戦争が招いた弟の死は、非常に印象的なもので心に残った。本の後半分は、日本でのアダムスについて書かれているが、アダムスについてだけではなく、江戸時代に日本がキリスト教排除へと向かう背景や、日本との貿易国としてオランダ・イギリス・スペイン・ポルトガルの中からオランダが残る理由など、日本の歴史についても知ることが多く、とても面白かった。

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2021年03月07日

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