【感想・ネタバレ】共謀捜査のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終えて1番最初に思ったことは
『永井さん〜〜〜!?』
だった

検証捜査で組まれたチームの中で
無茶をするのは神谷の専売特許かと思いきや
永井さんもだった

物語は永井が拉致されたことから始まる
舞台はフランス
永井は凛を連れ、フランスにICPOという組織を発足させていた
凛が永井の救出のため捜査を始めた頃、日本では神谷、桜内、皆川が東京に集められていた
神谷たちは検証捜査で描かれた神奈川県警の闇と再度対峙することとなった
殺された元警察官は、現職の神奈川県警と繋がっておりロシアの組織とビジネスを行っていた
ビジネスの中の末端の駒が逮捕された事で元警察官は殺された
…これがどうフランスでの永井拉致と繋がるのか

全て仕組まれたことで永井はロシアの組織の1人をスパイに仕立て、自分自身で組織に潜入し、スパイとの人質交換という形で帰還した

感想は冒頭
なんて無茶な計画を立てたのか
もちろん永井だけが真相を知っており、掌で転がされていた神谷は激怒
怒りの中には私情も含まれていたのではないか
重要なことはぼかされたまま命に従うのは、神谷らしくないなと思ったがどんな社会でもあるあるだなと思った

神谷と凛の関係は距離が遠くなった分、精神的な感覚ではすごく近しいものになったように思えた
お互いの仕事への尊敬と信頼は強く描かれ、親愛は微かに感じさせる
作品の緊迫感は損なわない恋愛表現が素晴らしい

チームとしてバランスの取れたいいチームで、このチームで取り組む作品をまた読みたいと思う

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2022年11月20日

Posted by ブクログ

「検証捜査」で登場したチーム、今回はどうなるの?と心配でした。

あとがきで「最後に一つ。私は一つの作品を書きながら、次の作品につながる萌芽を探す癖がある。それがはっきり見える時も見えない時もあるのだが、「捜査」には、次へつながる材料がはっきりとあった。
それはおそらく、来年新しい小説として結実すると思う。
新たな作品を読んで「こういうことなのか」と楽しんでいただければ幸いです。」と書いてありました。
新しい作品、楽しみに待ちます。

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2021年04月19日

Posted by ブクログ

著者はシリーズでなくスピンオフと書いてるけど、検証捜査で始まったシリーズの6作目で、どう読んでも完結編。今回は、メインは神谷ではあるが、事件の中心は永井で、これでメンバー6人それぞれが絡む事件の集大成。コロナで後付け検証が出来なかったそうだが、フランス、スイスも舞台となる。最後にシリーズ通しての意外な裏が判明する・・・

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2021年04月01日

Posted by ブクログ

「検証捜査」シリーズ完結編。
わざわざ、作者があとがきで「これはシリーズものではない」と言い切っているけど、全作読んでいる読者からすれば、完全なシリーズ。
前作「凍結捜査」で、主要人物が一通り、主人公を務めたので、個人的には前作がラストと読んでいたが、まさかラストにもう一度全員集合パターンが出て来ると思わなかった。
しかも、今回の舞台はフランス・リヨンと東京、大阪、神奈川と多岐に渡る。
1作目となる「検証捜査」で処分された神奈川県警の元刑事が処刑された遺体で発見される。
殺された手口と、被害者と面識があった警視庁の神谷は、警察庁の特命を受け、福岡県警の皆川、埼玉県警の桜岡と共に特命で捜査を行う。
一方リヨンで、ICPO内で新しい組織を立ち上げの為、渡仏していた官僚の永井が何者かに拉致される。
永井の手伝いで、同じくフランスに渡っていた凛は永井を救出する為に見知らぬ土地で奔走する。
一見、別々の事件のように思えるが、両方の事件に前作「凍結捜査」のラストで獲り逃したロシアン・マフィア「ブラン」が関与していることが判明し…
と言う展開。
うーん、正直、ラストで力みましたね、と言う感想。
作者の警察小説だけを読んでいるせいか、あまり国際的な舞台の作品を読んでいないので、フランスやスイスが絡んでくるのが、若干違和感。
ただ、いつもうんざりする食事の細かいシーンが少なかったので、ラストと言うこともあり、久しぶりに評価は高めで。
好きなシリーズだっただけに終わってしまうのは、ちょっと残念だけど、最初の「検証捜査」から、もう10年!そんなに続いていたのか…
解説に「単体で読んでも面白い」とあるが、これから読む方はちゃんとシリーズ最初から読まないと、神奈川県警の不祥事の話も、神谷と凛の関係も、「ブラン」の存在も分かりません。どうせ読むならば、全作読むことをお勧め。どうしても、読めない方は最初の「検証捜査」と前作の「凍結捜査」は読むことをお勧めします。
その他は確かに「検証捜査」のスピンオフかも。

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2021年02月04日

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警察官僚の永井がフランスで拉致された。永井はICPO出向中のため、部下の保井凛がリヨン署と協力し捜索を開始。犯人は身代金百万ユーロを要求。一方、東京では、警視庁捜査一課の神谷に警察庁から特命が下る。かつての捜査チームが召集され、元刑事殺しの裏を探ることに…。国際的犯罪組織壊滅のため仕組まれた意想外の企みとは!?正義に命を懸けた刑事たちの活躍を壮大なスケールで描く。

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2023年02月20日

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シリーズ最終巻はフランス、スイスを舞台にロシアンマフィアと対決するという何とも壮大なスケールになった。
出発点であった都道府県警の枠を超えた特別チーム自体が普通の警察小説とは違い、その後も個人的ネットワークを活かして捜査してきたこのチームみたいなものが本当にあったら格好いいな。
でも、ブランの壊滅まで至らなかったこの流れで終わってしまうのは、やや物足りない。

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2022年10月08日

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07月-12。3.0点。
〇〇捜査シリーズ、完結編。官僚で、フランスで活動中の永井が誘拐される。身代金の要求あるが、犯罪組織の報復の可能性も。一方、神谷刑事は処刑とも取れる方法で殺害された、元神奈川県警の刑事の周辺捜査を指示され。。

間が空いているので、〇〇捜査の流れを忘れてた。でも読みやすく、まあまあ面白かった。

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2021年07月15日

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前回からの展開で期待し、ワクワクしながら読み進めていました。
あくまで個人的な感想になりますが、それって無理があるのではと思うような期待はずれの結末でがっかりしましたが、検証捜査のメンバーが集結したのは嬉しかったです。期待せずに読まれることをオススメします。

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2021年06月03日

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フランスで日本の永井警察官が拉致され日本は日本で事件が起こりその犯人の仲間1人が簡単に捕まったこの事件はフランスと日本とのつながった事件であり気持ち的にモヤモヤした感じ最後は 何だ って思った

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2021年04月25日

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ネタバレ

検証捜査から続く捜査シリーズ完結編(あとがきで筆者はスピンオフと書いているが)。途中までは良い流れだったがちょっと強引に持っていった感は否めない。まぁ神谷も作中でいい加減な捜査と言ってしまっているので身も蓋もない。永井が自作自演と言っていることを鑑みると冒頭の拉致シーンはやや不自然だと感じた。

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2021年04月06日

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確かに、この一連の『○○捜査』はシリーズというより、一冊目の『検証捜査』のスピンオフと言えるかも。
『検証…』で集められたメンバーが、以降の作品でそれぞれ主役となって活躍する。独立した作品(ただし、今作は前作の続編だが)として読むこともできる。
今作は、フランス、スイス、日本と、舞台は国際的なスケールとなる。
凛、神谷、そして永井と、登場人物の視点が突然変わり、戸惑いがあったことも。
彼らの指揮を取る永井理事官が拉致(!?)されるというこの作品で、完結だそうだ。
けれども、神谷と凛との関係はどうなるとかの興味があり、特別編とかで刊行予定はないのだろうか

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2021年03月10日

Posted by ブクログ

26理念はわかるけど、最近この作者の作品はなんかモヤモヤする筋立てで、最後まで読んでもスッキリしないねんなあ。多作もいいけどもちょっとプロット整理して欲しいです。

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2021年02月15日

Posted by ブクログ

前作から時間が空いてしまったのでキャストの個性やキャラクターが思い出せずシリーズものとして楽しめなかったのは残念。何かありそうだと思ったラストはいい意味で期待を裏切った。

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2021年01月26日

Posted by ブクログ

警察官僚の永井がフランスで拉致された。永井はICPO出向中のため、部下の保井凜がリヨン署と協力し捜索を開始。犯人は身代金百万ユーロを要求。一方、東京では、警視庁捜査一課の神谷に警察庁から特命が下る。かつての捜査チームが召集され、元刑事殺しの裏を探ることに……。国際的犯罪組織壊滅のため仕組まれた意想外の企みとは!? 正義に命を懸けた刑事たちの活躍を壮大なスケールで描く。

捜査シリーズ第6作。大風呂敷を広げた割には、えっ?!という結末。
解説が田口俊樹氏というのは、先日読んだスカダーの新作の解説とバーターだった訳なのかな。

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2020年12月31日

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