【感想・ネタバレ】農学が世界を救う! 食料・生命・環境をめぐる科学の挑戦のレビュー

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Posted by ブクログ

 これまでの人生で全然触れていない農学への関心を高めるべく本書を購入しました。本書は、数人の農学研究者が面白いと感じる部分を説明して農学の面白さを紹介する読みやすい入門書です。
 本書の良い点は、各研究者が実際に興味を持っている部分を思い思いに(実際は細かく調整しているのでしょうけれど)語っており、面白さが率直に伝わってくる点です。良い意味で足並みが揃っておらず、農学の幅広さが自然と理解されます。扱っている題材も基本的には生活の延長で理解できるため、実学としての農学の価値が感じられました。
 強いて文句を挙げると、扱っている内容が限られているだけに参考文献とか読書案内のような紹介が付いているとうれしかったなとは思います。

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

「農学」という、いまいち何をしているのかイメージの湧かない学問の全体像を解説してくれる新書。

「小さな大学」と形容されるほど幅の広い農学の輪郭を、①農業経済、②食糧科学、③生命科学、④環境科学の4つの側面から描き出す。

各章では、著者の研究の紹介も交えながら農学の各分野の方法論や問題意識が紹介されている。
具体的な研究内容については、特に生命科学あたりは文系の私にはやや難しかったものの、生物選択の理系高校生ならそれほど苦労なく読めそうな感じ。そして理論自体を理解できなくとも、各分野の農学の研究者が何を考え、何を目的とした研究をしているのかというイメージを形成するには充分な知見が得られたと思う。

これ1冊で農学が大まかにわかる、というのは流石に言い過ぎだろうが、例えば農学に興味のある高校生が1冊目に手に取る本としては間違いなく最適解。
こういう1冊目の本が用意されているだけで、農学徒は恵まれているなと思います。

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2022年12月08日

Posted by ブクログ

農学部の中で学科を決めるのに読みました。農学全体の概観が具体的事例とともに紹介されていて、生物未履修の自分でもわかりやすかったです。農学がどのようなところに、どういう問題意識をもって向き合っているのかがわかります。

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2021年08月10日

Posted by ブクログ

農学に関する最先端の内容の紹介。
魚類が低温でも生きていけるのはなぜかわかっていない。
世界の自然をコントロールできるようになることが科学の到達地点かもしれないと思った。

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2020年05月24日

Posted by ブクログ

農業関連の新書を立て続けに買った中の1冊。
比較的最近の研究成果を織り交ぜながら、農学について、hot heart, cool mind なタッチで紹介されています。
農学系志望者、農学部に入りたての1年生、農学部を卒業した人たちに是非読んでもらいたい。
農学って守備範囲が広いなぁ…(^-^)

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2017年11月19日

Posted by ブクログ

●農学と一口に言っても、カバーする分野は生命科学や環境科学など多岐にわたる。本書では、サブタイトルにあるように、食料・生命・環境に焦点を当てて、農学とはどういったものかを解説している。

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2019年05月22日

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