感情タグBEST3
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介護士,隠遁者,七度の誕生日は,少し前までならSF以外の何者でもなかった設定だが,ここ数年の世の中の動きを見ていると,本当にこういった世界になりそうで怖い.
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「生まれ変わり」★★★
「介護士」★★
「ランニング・シューズ」★★★
「化学調味料ゴーレム」★★★★
「ホモ・フローレシエンシス」★★
「訪問者」★★★
「悪疫」★★
「生きている本の起源に関する、短くて不確かだが本当の話」★★
「ペレの住民」★★★
「揺り籠からの特報:隠遁者」★★★
「七度の誕生日」★★
「数えられるもの」★★★
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宇宙旅行、人間の手で居住可能となった火星、肉体を捨て、電子になった人類
本当にこんな未来が待ち構えてるのではないかという空恐ろしさを感じました。
普段あまりSF作品を読まないので、不思議な読書体験でした。
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ケン・リュウの傑作短篇集第5段。
表題作は、テセウスの舟を人間の記憶に当てはめ(ちょっと違うか)、サスペンスに仕上げた作品です。異星からの訪問者トウニン人により罪を犯した人間は悪い記憶を除去され、新しい人間に生まれ変わる。果たして記憶を失くした人間は別人なのか?記憶がなくなれば罪もまたなくなるのか?このあたりはとても興味深い問いです。もちろんイエスかノーで答えられる問いではないでしょう。加えて、記憶とはデータのように上書きしたり、新しく置き換えたりできるものではありません。本作では終盤にある人物が除去されていた記憶を取り戻します。別人に生まれ変わっていた人物が元の記憶を取り戻すとき、果たしてどちらの記憶が優先されるのでしょうか。
本書では他にもコミカルなタッチの「化学調味料ゴーレム」だったり、意思疎通の皮肉を描く「悪疫」、異星開発+ファーストコンタクトな「ペレの住民」など、楽しく読める作品が続きます。
特段コレ!といった作品はありませんでしたが、可もなく不可もなく安定して楽しめる一冊でした。