感情タグBEST3
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すごくおもしろかった。
今までわたしは自分のことを無宗教だと思ってたけど、お葬式は両親の実家共に仏教だったし、読んでいて、日々なんとなく思ってたことが言語化された感じがあって、わたしってもしかしたら知らぬうちに仏教をなんとなく信仰していたのかもしれないなと感じた。
だからヨガの哲学もすんなり理解できたんだろうな。
仏教もヨガもはじまりはインドだから、似ているところが本当に多い。
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あまり馴染みのないお経を読み繋いで、仏教がざっくり理解できる。かみ砕いて説明してくれているから、お経の意味やストーリーが理解できる。お経へのハードルを下げてくれる本。巻末のブックガイドがありあがたい。キーワードは智慧と慈悲
Posted by ブクログ
仏教について、正直あまりよくわかっていなかったので、大変参考になった。原始仏教と現在の仏教との関係、何でこんなにもたくさんの宗派があるのか等々、なるほどと納得できたことが多かった。入口からちょっと覗かせてもらっただけなのだとは思うが、これをきっかけに、仏教について少しずつ理解を深めていけたらと思う。
Posted by ブクログ
日本の仏教は不思議である。母国語の経典がないのだ(経典の翻訳書はあるが)。仏教経典はサンスクリット語とパーリ語で編纂され、日本に伝わった漢訳仏典はサンスクリット語を訳している。日本仏教は漢訳仏典を母国語に訳することなく、そのまま経典として借用した。しかも、中国語で読むことはせず、日本語読みで読経する。つまり、日本人はおろか、中国人すら聴いても意味がわからないお経をありがたがっていることになる。
まさか読経している当のお坊さんが分かっていないということはないと思うが、檀家の我々からすればちんぷんかんぷんで、呪文と同じである。何だかわからんがありがたいという、宗教としては何とも不思議なあり方である。
本書は、そのお経をベースに、仏教にアプローチしている。仏教の一般向け解説書としては、お経の内容の解説から入るのはめずらしいように思う。著者は今をときめく釈徹宗先生で、さすがの分かりやすさ。一般向けと侮るなかれ、なかなか深いところまでさらりと書いてある。
おもしろいし、お値段がリーズナブルなところも嬉しい。仏教について、ちょっと学んでみたいという方には絶好の「縁」を提供してくれる。
Posted by ブクログ
「スッタニパータ」、「涅槃経」、「ミリンダ王の問い」、「維摩経」、「阿弥陀経」のハイライトを噛み砕いて解説している。
成立時期や宗派が異なるため、仏教の幅広さを感じ取れる反面、結局仏教が何なのか、ということは分かりづらい。
密教に興味があるから、その経典が盛り込まれていなかった点は残念。
ゆくゆくは他の経典の解説書も手に取りたい。