【感想・ネタバレ】約束の猫のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

猫を愛する人の本!ホント猫は可愛いっ♪4編の短編集で村山早紀さんの猫好きさが伝わってくる…どのお話もよかったです。

「7日間のスノウ」:子猫を拾った真実ちゃんが主人公。家族愛を感じるあったかいお話。
「五千年ぶんの夜」:ひとりぼっちの夜を過ごすわたし、猫に優しく癒やされる夜のお話。
「春の約束」:おばあちゃんの家で過ごす親子と、猫との思い出、その約束。
「約束の猫」:優しいお父さんと猫の星子とのお話。

ページ数も少なくて、あっという間に読み切れてしまいましたが、何度も読み返したくなるような素敵な作品でした。またげみさんの挿画がすごくよくて、癒やされました!!可愛くて、ちょっと心があったまる、読みながら猫ちゃんに触れているような錯覚を覚えるような、本当にかわいい作品です(^^)

0
2023年05月15日

Posted by ブクログ

猫と人間の4つの心温かい物語。
どのお話も良かったですが、『春の約束』が一番好き。
とても素敵で、優しい気持ちになりました。

0
2023年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あとがきで子供向けの作品、と著者は書いていたけれど「死」「出会いと別れ」というテーマに誠実に向き合っていて大人も十分楽しめる短編集。

特に「約束の猫」という章が12月にピッタリ。子猫を拾ったお兄さんとの出会いのシーン、時が流れクリスマスのシーンの挿し絵も含めて良かった。

雪や花びらのように優しさが積み重なっていく一冊。

0
2021年12月30日

Posted by ブクログ

最初の「七日間のスノウ」で涙腺崩壊。
良い話だなあ。しみじみ。
真実ちゃん、いい子すぎる。ご家族もステキ。

「春の約束」は涙腺崩壊度は少なめだったけど、これも良い話。

猫の死が絡む話はつらいなあ。
でもつらいだけでなく明るい未来や想いを残しているのがいいね。

げみさんのイラストを(たぶん)初めて見たけど、色合いも雰囲気もとても素敵。

0
2021年07月22日

Posted by ブクログ

 猫がテーマの4つの短編、「七日間のスノウ」「五千年ぶんの夜」「春の約束」「約束の猫」。どれもいい話です。村山早紀&げみ「約束の猫」、2020.11発行。

0
2021年04月12日

Posted by ブクログ

とにかく猫ちゃん可愛い。
お話も心温まるストーリー。
げみさんのイラストでお話の優しさ倍増(*^^*)
読みやすくてよかったです。

0
2021年03月24日

Posted by ブクログ

猫好きにはたまらないだろうな。
犬とは違う人との距離感がわかる短編集です。
話もイラストも良い作品です。
この中でも次の2作品は特によかったです。
「七日間のスノウ」は切ない話でした。
「春の約束」は心の暖かさを感じました。
他の話もよかったです。

あとがきで村山さんとげみさんのコラボは3作目!だったことに気づきました。1作目を読んでいないので近いうちに読みます。

0
2021年02月02日

Posted by ブクログ

子猫にまつわる4つの短編で、たくさんの絵とともにほんわかとなる。
初出は1999年、2008年、2016年、表題作は書き下ろし。

一番長い「七日間のスノウ」は、小学生の女の子が生まれたての子猫を見つけたけれど、ぜんそくの姉がいて飼えないので、スノウと名付けて廃屋で飼い、夜中も3時間おきに世話をしに通い続ける。1週間経って風邪を引いて熱を出して行けなくなり、姉がスノウを連れてくるが死んでしまう。夢でスノウがありがとうという場面は泣かされる。
「五千年ぶんの夜」は、父が単身赴任中に母親が入院して一人で心細い少女が、子猫を見つけて世話をすることで寂しくなくなり、猫が五千年前から人間の友達になってきた事を知る。
「春の約束」は小さな女の子みいこが母親の実家に行って猫に会うはなし。昔母親が最初の子を流産して実家で静養していたとき、庭に来ていた子連れの野良猫に癒やされたけれど、子猫が死んで庭に埋め「人間の子に生まれ変わりなさい」と声をかけたら猫もそう言ったように聞こえたと母親が語ることを、みいこは覚えている気がした。
「約束の猫」は、額に星のある子猫を拾った身寄りの無い青年が悪い病気が見つかって難しい手術受けて助かるが、代わりに猫が急に死んで夢で「また会いに来る」と約束する。何年か後、子供の生まれた青年の家庭に額に星のある子猫がやってくる。

猫を飼いたくなって困るハートウォーミングな物語。

0
2020年12月23日

Posted by ブクログ

村山早紀さんとげみさんのコラボ。

瞬く星空の下なのかと思ったが、透明の傘をさしているのは雪なのか⁇
とても幻想的で、青年を見上げている白い猫が、なんとも言えずに愛しい…。
そんな表紙に惹かれて、ページを捲る全4話。
表題作の「約束の猫」が、表紙となったのが読んだあとにわかる。


こんなにも猫が身近に感じられるとは思わなかった。
そばに居てあたりまえのような存在になっている。
実際、犬としかいっしょに生活したことはないのだが…。
それでもこれほどまで猫に惚れるとは…。


「七日間のスノウ」拾った子猫を家族に内緒で、こっそり育てたけれど…。家族の愛を感じられる(涙腺崩壊もの)

「五千年ぶんの夜」ひとりぼっちの夜に出会った猫。
この子がいるから孤独じゃない。

「春の約束」おばあちゃんの家に来てた親子の猫。
子猫が死んだあとみいこが生まれた奇跡。

「約束の猫」雪の日に出会った白い子猫「星子」。
身代わりになっても、またいつか一緒に暮らせる。


0
2023年11月17日

Posted by ブクログ

これは人前で読んだらアカンやつ(T0T)寝る前に読んだけれど…特に子猫が…。・(つд`。)・。そんな(←どんなだ(^^;))猫の短編集(=゚ω゚=)みんな強く生きていってほしい!

0
2023年07月14日

Posted by ブクログ

初めての作家さんでしたが、短編なので読んでみようと思い手を取りました。
猫たくさんの話。なんだか心が暖かくなるような気がしました。
他の作品も探してみようと思います✨

0
2023年02月22日

Posted by ブクログ

大好きな村山さんとげみさんのコラボ第3弾!優しい、猫と絡む物語。猫がとっても好き、というわけではないけれど、このおはなしたちはほっこりしていてよかった。
子どもが流れてしまった女性寄り添った子猫。そのあとに宿った大切な娘。

0
2022年05月02日

Posted by ブクログ

子供にも読める、大人向けのファンタジー絵本/童話。
絵も含めて「サッと読める優しい話」を読みたい時にはオススメ出来ます。佳作。
こういう物語を素直に受け止められる大人でいたいものです。

0
2021年06月20日

Posted by ブクログ

4つの猫とともにある物語.優しい絵と文がぴったりで,たとえ不幸にも死ぬことがあってもそれが次の幸せに繋がるようなそんな希望と夢のあるお話.ほっこりします.

0
2021年01月16日

Posted by ブクログ

七日間のスノウ
五千年ぶんの夜
春の約束
約束の猫

人に寄り添って生きた猫たち。ふとしたことで出会い、思いがけず別れて行く。
そしてまたどこかで出会う。必要とする人と、必要とされる猫が

0
2020年12月04日

Posted by ブクログ

手にした瞬間に幸福な気持ちになった素敵な本。思っていたよりずいぶん薄くて、収められた4篇もどれも読み終えるのが惜しいくらい短くて、だからこそ時間をかけて大切に読んだ。村山さんの文章は思ったとおり猫好きにはたまらなかったが、本書で初めて知ったげみさんのイラストもとても素敵だった。何度も読み返すだろう1冊。

0
2020年11月21日

Posted by ブクログ

猫が傍にいて慰め慰められ、まるで自分のそばにいるような感覚になります。イラストも凄く素敵です。とても楽しめました。

0
2021年05月20日

Posted by ブクログ

人と猫との出逢いによって、心の隙間を埋めてくれる模様が描かれた短編集です。

小説だけでなく、イラストレーターのげみさんが描くイラストが全てカラーとなっているので、想像しやすくなり、幻想的な雰囲気にさせてくれました。

約100ページの量で、値段は税抜きで1500円。高っと思いましたが、全編カラーのイラスト付きとして考えると、妥当なのかなと自分に言い聞かせて購入しました。

げみさんの作品は初めて?だと思いますが、色彩が鮮やかで心を暖かくさせてくれます。また、明と暗の描き方が立体的に浮かび上がるかのような表現であり、幻想的でした。
他の作品も見てみたい気持ちにもなりました。
と思って検索してみると、知っている作品も。

「崩れる脳を抱きしめて」
「桜風堂ものがたり」
「優しい死神の飼い方」

などなど「あー、あれか」と思うものばかりで改めて幻想的な描写に感銘を受けました。


小説に着目すると、短編からちょっと中編のものまで全4編入っています。子どもにも読めるよう、難しい字はひらがな表記にしています。生活の1シーンを切り取った話ですが、ファンタジーのような作風に仕上がっているので、現実なんだけれども、現実とは違うような不思議な感覚がありました。

子ども向けですが、「死」に関する出来事も含まれていて、攻めているといいましょうか、包み隠さず描いています。でも、イラストや文章の力で、暗い気持ちにはならず、温かいオーラを纏ってくれるので、穏やかな優しい気持ちになれました。

二人ともとても猫を愛しているという雰囲気が、文章やイラストから伝わりました。猫の他愛ない仕草の表現、可愛らしい猫のイラストが、読者の心を燻ってくれるので、猫好きにはたまらないかと思いました。

0
2020年11月19日

「小説」ランキング