【感想・ネタバレ】植民地から建国へ 19世紀初頭までのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年02月13日

トランプさんだ、人種問題だとやたらお騒がせなアメリカが気になって、トランプ本とかなぜ中間層は没落したかとか読んで、やっぱりこういう歴史かと思って読んだ本。いろいろよく分かりました。このシリーズ優秀。すごくためになりました。

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Posted by ブクログ 2023年09月08日

アメリカ合衆国憲法制定から230年。短いとみるか長いと見るか。
予想通り1492年コロンブスの頃からが本題。それ以前の先住民などについてはさらっと書かれているのみ。紙面を割くほどの情報はないということか。

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Posted by ブクログ 2021年05月17日

13の植民地から始まったアメリカ合衆国の建国物語だが、タバコと砂糖が重要だったことを知った.イギリスと戦争で独立を果たすが、当時のヨーロッパ諸国特にフランス、スペインとの葛藤もあったようだ.初代大統領ワシントンの元で活躍したハミルトンの話は面白かった.別の教材で彼のことを学んでいたので特に楽しめた....続きを読む大西洋史の視座での著述は非常に新鮮で、米国史の見方を変えるものになると感じた.

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Posted by ブクログ 2021年02月07日

1776年にイギリスから独立し、南北戦争という内乱を経て形成された、民主主義と資本主義の最も発達した先進国の一つ。
その程度の認識しかなかったアメリカという国を、「図書」1月号の対談を読み、岡本隆司さん・貴堂嘉之さんの対談を読み、もっと根本からこの国を理解したいと思い、読み始めました。
本書は、単な...続きを読むるアメリカという一国史を辿るのではなく、「大西洋世界(大西洋史)」と「現代(記憶史)」の2つの視点からアメリカ合衆国の成立から現在までの光と影をく描いています。

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Posted by ブクログ 2020年08月21日

アメリカ史の概説書シリーズとして刊行。ポカホンタスとか、ヴァージニア・デアのようなあまり知られていないところにも触れられていて良かった。ハミルトンが決闘で命を落としていたり、ジェファソンがアメリカのスフィンクスとよばれる多面的な人物で黒人奴隷の少女を愛したことなどは面白かった。ワシントンは大統領就任...続きを読むを拒んだが、おしきられ、辛い気持ちで引き受けた。それくらいの覚悟をもった政治家が今後も出現してほしい。

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Posted by ブクログ 2019年05月25日

また楽しみなシリーズが始まった。
当たり前だけどアメリカ大陸の発見から、アメリカ独立宣言まで270年もある。メイフラワー号による入植も1620年だから、大陸発見からは100年以上経過している。けっこう知らないことばかりだ。そして当然だけど建国にいたるまでの道のりが現在のアメリカを形づくっているわけで...続きを読む、いろいろと楽しく読ませてもらった。アメリカで紙幣文化進んだ理由や、アメリカ大統領の任期はなぜ2期8年なのか? やっぱり歴史があるよね。

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Posted by ブクログ 2023年03月17日

アメリカという国の成り立ちに興味があった。
彼の国は、どうして世界一の国になったのだろう。
宗教的迫害、貧困、冒険心、
いろいろな理由であるが、
イギリス本国から
自由を求めてやって来た人たち。
植民地支配から
自由を戦って勝ち取る。
そこから始まる国づくり。

本書では、入植者目線で書かれているが...続きを読む
奴隷として連れて来られた人たち
先住民の人たちにとっての
歴史的見方も知りたいです。

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Posted by ブクログ 2021年05月05日

アメリカ史第1巻。最新の知見と共に、大西洋史や記憶史(当時の史実だけではなくその後の時代での扱いの盛衰)も取り入れて書かれているそうで、面白かった。

特に所々ちりばめているエピソード的な出来事が興味深い。
・ボストン茶会事件は別にパーティがあった訳じゃ無い
・黒人奴隷制度のおぞましさ
・イギリスと...続きを読むは何度も戦って独立を勝ち取り、その後も戦っている
・マラトンの戦いの故事を彷彿とさせる出来事が今のボストンマラソンに繋がっている
・独立後政府の中心人物だったハミルトンが決闘で死んでいる
・今の米大統領が2期までなのは、初代ワシントンが2期で辞めちゃったから
・・・

分かりやすく書かれているので、一気に読めるのが嬉しい。

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Posted by ブクログ 2021年02月21日

コロンブスの新大陸到達から500年あまり、合衆国独立からでもまもなく250年経とうとしている。アメリカは決して歴史のない国でも新しい国でもないとのこと。たしかに同じ政体の枠組みが続いているという意味では、明治維新や敗戦をあいだにはさんでいる日本よりよほど長い。18世紀に憲法制定をめぐってたたかわされ...続きを読むた議論が、今日の国のあり方にもけっこう直接的に影響している。たとえば上院の定数とか。他にも、北部と南部では植民地時代の初期から成り立ちが違うなど、高校の世界史でもアメリカ史についてそんなに詳しく勉強した覚えがないのであらためて知識の整理ができた。

また本書の著者が力を入れているのは「記憶史」というもので、起こった当初はさほど重要視されていなかった事柄が、その後の言説によって意味付けをされていくような過程の研究。たとえば独立宣言書なんかもその対象に。

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Posted by ブクログ 2020年10月26日

 アメリカ合衆国史、シリーズ第一巻。
 シリーズ全体を通して、一国史の視点ではなく、全体的に合衆国史を捉えようとして書かれる通史。

 冒頭、独立宣言50周年の1826年7月4日、第二代大統領ジョン・アダムズと第三代大統領ジェファソンが、ともに亡くなったとのエピソードが紹介される。偶然とは言え、建国...続きを読むの日が神聖視される出来事であった。

 36ページ 13植民地の成立と展開。ニューイングランド植民地、中部植民地、南部植民地。(南北戦争につながる差異)

 54ページ 南北アメリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アフリカ大陸という大西洋を囲む四大陸の相互連関を考究対象とする大西洋史のアプローチ。

 64ページ 白人、先住民、黒人、三人種の遭遇。白人の入植者には、「自由」(フリー)かつ「ただの」(フリー)広大な土地が開放された。(無主物先占の法理)

 90ページ〜独立革命の展開

 175ページ 首都ワシントン。妥協により、メリーランド州とヴァージニア州の境に置かれることとなったが、つまり奴隷制黙認を意味した。

 記念碑、星条旗等に関する記憶史の記述も、アメリカ人はこのように独立に関する記憶を大事にしていることが窺えて、大変興味深かった。

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