【感想・ネタバレ】夏への扉〔新版〕のレビュー

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序盤のイライラからの終盤のパズルのピースがはまって行くような気持ち良さが、堪らなかった。

良い本は時間を超えますね。

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2024年04月28日

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序盤では大事な人にだまされたダニーだったが、最後には、いい人達と巡り会えて、さらに好きな人と一緒になれて良かったと感じた。やっぱり人を信じる心は大切だと思った。私も、だまされる事などこわがらずに素直に人を信じられる素敵な人になりたい。

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2024年03月08日

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ネタバレ

前から気になってた本。
でも、気になっておいて「やっぱり読むのやめようかな」ってなったけど最後まで読んだ。
ベルとマイルズのやってる事は悪い方。
最後はリッキーと一緒になれたから、これからもリッキーと幸せになってほしい。

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2024年03月02日

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この作品が1956年発表されてる驚き、現代とは違うけどこれだけ未来が明るいと思える作品はない。
前半の主人公の状況と、後半から大きく進展していく展開が面白い

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2024年03月01日

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ネタバレ

1956年に発表されていた作品だったとは…。
30年という歳月は残酷…だな。30年後のベルが出てくる場面からは一気読みでした。
あの場面がこう繋がってこうなって…と伏線が回収されていく様が面白かった。
未来は明るい!といいな。

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2024年02月07日

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ネタバレ

名作SFだけなのは納得の内容で、大満足です。時空の行き来きの仕様や制限などと、主人公の心情との描写のバランスがとてもよかった。旧訳版も読んでみたい。

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2023年11月22日

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ネタバレ

1957年に書かれたとは思えない普及の面白さ。
冷凍睡眠(コールドスリープ)と時間旅行というSF要素を組み合わせた、未来への希望を感じさせるハッピーストーリー。
ベルやマイルズに裏切られた主人公のダン・デイヴィスだったが、トウィッチェル博士や弁護士のジョンと妻のジェニー、そして何より猫のピートに助けられ、過去と未来を行き来しつつ奮闘する。


―これはすごい、これこそ技術というものだ。ひとの発明を盗んだなどというものじゃない。天才の仕事だ。ぼくは慌しく書類を繰った。この天才の名前を一刻も早く知りたかった。そしてその天才の名は―”D・B・デイヴィス”と記されていたのである。

―ぼくはかつて共同で事業をした、そしてものの見事にだまされた。が―――なんどひとにだまされようとも、なんど痛い目をみようとも、結局は人間を信用しなければなにもできないではないか。

―「そしてきみが二十一になったとき、もしきみがまだぼくたちに会いたいと思ったら―そのときは、きみも冷凍睡眠に来ればいいんだよ。そのためのお金は、もう十分たまっている。そして、きみが目を覚ましたら、ぼくがちゃんとそこに待っていてあげる。ピートとぼくと、二人で待ってるよ。約束するよ、げんまんしてもいい」

―過去は非常の場合だけだ。そして未来は、いずれにしろ過去にまさる。誰がなんといおうと、世界は日に日に良くなりつつあるのだ。人間精神が、その環境に順応して徐々に環境に働きかけ、両手で、機械で、かんで、科学と技術で、新しい、よりよい世界を築いてゆくのだ。

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2023年10月21日

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ネタバレ

嗚呼っ、ハッピーエンドで良かった泣
ベルとマイルズに騙されて1度目の冷凍睡眠からピートがどうなったのか気になって気になって仕方がなくて中盤からずっと耐えられぬ気持ちを抱えて読み進めた。再会できて本当に良かったありがとう!!って胸が熱くなった。


リッキーと再会したことも未来で結ばれたことも素敵だけど何よりピートがまた大好きなご主人様とリッキーとで生活できるようになったことの方が嬉しくて穏やかであったかい余韻が残る、素晴らしいお話でした。

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2023年10月08日

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ネタバレ

随分前に一度読んだが、大好きな作品。映画鑑賞を機に再読。
舞台となった1970年代も、本作の発表時には未来の出来事。そして2000年代へ。
既にそこからも20年以上経ったが、タイムマシンもコールドスリープも実現していない。
それでも、本作の面白さは褪せない。ダンの未来への前向きな姿勢が物語を引っ張る

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2023年09月21日

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すっきりしたー!!読後の爽快感がたまらない!

1970年を生きるエンジニアのダンは親友と恋人に裏切られ、飼い猫のピートも発明品も何もかも奪われた挙句、冷凍睡眠で30年後の2000年へ送り込まれてしまう。失ったものを取り戻すため、ダンはある決心をする、、、

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2023年09月19日

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ネタバレ

最初から半分くらいまで、悪女許さん!ってなるSF小説ってなんだよ。


ってなってたけど、後半からの怒涛の展開でベルはあくまでも前菜だったことが分かり、全てを許した。大きなカタルシスのためには大きなイライラが必要なのだ。大いなる力には大いなる責任が伴うってやつだな。違うな。

1956年に書かれた本作にしてみれば2000年なんて相当未来だったんだろうが、今ではもう20年以上前… でも作品内で描かれている世界では、2000年どころか序盤ですらところどころ今を超える技術(というかダンがおかしいだけな気もするが)が結構あるし、2000年の世界ではもう圧倒的未来感がある。PC周りだけは現在の方が上ではあるが。どちらかというと、ここまで年代に差があると、SF作品というよりはパラレルワールド作品として楽しんだほうがスッキリする。

しかし、コールドスリープして未来に行ってまた色々やる、で終わりかと思いきや、そこからまた過去に戻ってまたコールドスリープして… 忙しっ!どっちの技術も完璧じゃないのに無傷で良かったな。

タイムスリップで同じ人間が二人存在してしまうことによるパラドックスだぁ?そんなこと知るか!と言わんばかりに「自分」が普通に存在していることで成り立つトリック、気持ちいい!
サインをしたはずがない自分の名前が記されている、自分が作ったとしてか思えない発明品、なぜか同様にコールドスリープしていた姪と、その姪と一緒にいた謎の人物、しかも追っている内に姪は結婚してしまった!など、様々な謎と絶望を味わわされ、読者と一緒に困惑したまま、いっそやぶれかぶれに過去にタイムスリップしたダン。
ほんとにタイムスリップできるのかよ!という驚きを尻目に、全てを理解しているかのように開発しまくるダン。そこで読者もじわじわと「そういうことか…」と気づいてきてあとはもうカタルシスまみれ。
しかし、金がちゃんとお金になったのもそうだが、ヌーディスト夫婦に見つけてもらったのが相当運が良かったな、ダン。
パラドックスについては一応、物語の最後の最後に、思い出したかのように説明してはいたけど、まあもう過ぎたことですし…

あと、未来に行った時点ではもうピートはさようならかと思ってたので、過去に戻ってピートと再開してちゃんと一緒にコールドスリープ(しかも破産した方ではなく、まだ生き残っていた方の会社で)する流れではもう外人4コマみたいな心の姿勢になってた。よっしゃーキター!って感じ。やっぱ猫なんだよなぁ。
物語の最初で、ピートが冬になると外の景色を見てこの扉は冬じゃないか、「夏への扉」をよこせと言ってくるというのもとても良かった。

しかし、未来では価値が下がった金を大量に買って過去に戻るというやりかた、別の作品で見たことがあるな… 元ネタはこれだったのか。

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2023年09月10日

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とても読みやすく、物語に一気に引き込まれて読み切った。

技術的な考え方が書いてあったが、とても共感できる考えだった。調べたら本人は技術者だったとのことで、納得した。

これが1956年に初版が出版されたとのことで、この方の想像力に驚かされるばかり。

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2023年08月19日

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ネタバレ

初めてのSF作品。読む前は初めてのSF作品だし翻訳されたものだったから、ちゃんと物語に入れるのか心配だったけれど、そんな心配は全く必要なかった!

面白くて次の展開が気になりすぎて、気が付いたらこんな時間になってたってくらい、この物語に没頭した。

マイルズとベルのせいでダンとピートが一緒に冷凍睡眠できず、未来に行ってもピートの行方がわからなかったからものすごく悲しくなって、それと同時に2人を許さない!って気持ちにもなった。
これからダンは2人にどんな復讐をするのかなってワクワクしてたら、マイルズは1972年に亡くなってるし、ベルは変わり果てた姿になってるしでダンが復讐するまでもなかった。
じゃあこれからどういう展開になるんだろう?ってページを捲る手が止まらなかったし、ここからの展開が本当に読んでいて気持ちよかった!
伏線がとても素晴らしかった...読むの楽しすぎるやろ...。

最後はとにかくハッピーエンドだけど、最初のダンがあまりにも可哀想で、特にピートと離れ離れになってしまったのが個人的には辛かったからハッピーになってくれてよかった。

他のSF作品も読んでみたい!

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2023年08月16日

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前半フラストレーションが溜まり、後半につれて、ずれた時間軸が合っていく感覚はタイムリープものの醍醐味ですね。これも例外ではなくとても楽しめました。

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2023年07月31日

K

ネタバレ 購入済み

過去と未来を行き来して、過去や未来を変える話はたくさんあるけど、この話はプロセスに他とは違うリアリティがあり面白かった。登場人物たちが全員現実にいそうなキャラクターで、特にベルとタイムマシンを発明した博士はこういう奴って居るよなという感じだった。飼い猫のピートは最後まで可愛いなって思えたし、リッキーもなんだかんだ可愛かったけれど、主人公は可愛くなかった。ベルにメロメロになっておきながら、すぐさまリッキーに鞍替えするっていうのは都合が良すぎる。総合的に見れば月は無慈悲な夜の女王の方が面白かった。

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2023年02月13日

購入済み

素晴らしく爽やかな物語です

雪嫌いの相棒猫は夏への扉が開くまで、家中のドアを試す。誰がなんと言おう世界は日に日に良くなりつつあるはずだと、飼い主の僕も夏への扉を諦めない。一気に読んでしまう素晴らしく爽やかな物語です。お勧めします。

#ハッピー

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2022年11月30日

購入済み

SF好きなら必読の一冊

「サイエンスフィックションなんて、娯楽小説。文学作品を読みなさい。」なんて、頭の硬い教師への強烈な反論がここにある。年若き日の私に確信させた一冊。

#胸キュン #切ない #ドキドキハラハラ

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2022年11月16日

匿名

購入済み

何時でも何回でも

昔から好きで何度読み返したかわからない作品です。読むと言うこと自体が時間を超えてしまうかの様に、しばらくするとまた読みたくなる作品です。今回は実写映画化されたのと新版になった事で、確認の為?なのかな??

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2021年07月26日

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  古典的なSF小説、昔読んで面白かった記憶があったので再読。1950年代に書かれた、1970年代という未来が舞台で、そして2000年代という未来にタイムスリップする物語なのだが、古臭さを感じさせないところがすごいと思う。一人称で描かれる主人公に都合の良すぎる展開という感じがしないでもないが、でもさすがは名作といわれる作品だと思った。そして古典的名作にありがちな読みにくさもないので、お勧めしたい作品。

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2024年04月28日

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ネタバレ

こんなにおもしろいSF作品が
1956年に出版されてる事実が一番の驚き!

いろんな作品で見たことあるSFが
あれもこれもでこの作品が元祖なんだと思うと
生涯で絶対に読まないといけない作品。

登場人物でサットン夫婦が最高!!

約70年も前の作品だからホントに
仕方がないと思うけど11歳のリッキーとの
やり取りはロリコンのそれに感じて
恋愛に関してはずっと引いた目線で読んでた。

自分の読み込みが甘いせいか、ベルに裏切られて
好きって言ってくれてる11歳に行くのは
ちょっとなぁ〜って感じ。

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2024年03月21日

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通学中の電車で隣の人が読んでいたから気になって読んでみた。なのでSFの名作であることを知らずに読んだ。
不遇な人生をコールドスリープとタイムマシンでやり直すのはありきたりだと感じたが、王道な展開はやはり面白いと思った。
機械系のエンジニアを目指す身として、主人公のような技術者としての素養がほしいと思った。

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2024年02月06日

購入済み

気持ちの良い後半

シュタインズゲートに似てるかなと思ったが、共通してるのはタイムマシンの部分で、話の本質的には別かな。
未来へ行って、想い人を探すシーン未来で発展した技術や変化した社会体制、経済体制に興味を惹かれた。

SFを選んだのは初めてだが、中々良い作品だと思う。
21世紀に入った現代において、色褪せることのない魅力があると感じた。

#ハッピー #エモい

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2024年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あらすじにも「永遠の名作」とあるように、SFの中では有名なハインラインの小説。夏も終わりかけの時期だがまあ読んでみようかと思って読んでみた。あまりゴツいSF描写もなく、ストーリーも明快なのでかなり読みやすかった。しかし正直言うほど名作かなと思う感じもするが。
ところで、読み終わってまず思ったことだが………








…これ、「タイムトラベルロリコン小説」では!?!?!?

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2023年09月10日

Posted by ブクログ

表紙に猫や犬が描かれている本を読みたいと思っていたところ、フォローさせていただいているひろさんが『とても読みやすかった』とレビューを書かれていましたので、読んでみました。
毎度ながらなのですが、説明が多い第1章について行けず、今回こそ中断しようかな、と思ったのですが、もう少しだけ、と思って読んだら、面白くて一気読みしました。『とても読みやすかった』です。

猫のピートを最も愛しているダンは、共同経営者である恋人と親友マイルズに、裏切られ、二人に会社を乗っ取られた。傷心のダンは寝て忘れたくてピートと一緒に30年の冷凍睡眠をすることにする。気がかりは自分を気に入ってくれていて、かつ、ピートを可愛がってくれていたマイルズの娘のこと。30年の眠りから覚めたダンは…


ダンは頑固で真っすぐすぎるところがあります。それが周りを苛立たせもしますが、読んでいてスカッとします。
11歳のリッキーに注ぐ愛情もダンの真っすぐさとピートをワンクッション置くことで自然に書かれています。

原作は1957年、翻訳版は1958年が初版。1970年と2000年を舞台に書かれています。出版当時は近未来ものとして面白かったと思います。今読むと、65年前にこういう社会を想像してたかのか、と、比べられるのも大きな魅力の一つです。
人を信じる気持ちや、猫を愛する気持ちは当時もこれからの未来はずっと変わらないのだろうと思います。ずっと変わらないものを書いているから65年経っても面白く、これからも読み継がれる物語なのだと思います。

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2023年09月09日

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ネタバレ

SF特有の難解さと海外文学の言い回し、さわりの冗長さに心折れかけたけど中盤から面白くなってきて良かった。リッキーを都合のいい存在として扱いすぎでは?という気持ちもあるけど人の心の移り変わりってそんなもんだよなとも思う。サットン夫妻が聡明で暖かくて良かった。私が人の善性を好きなのかもしれない。

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2023年08月25日

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ネタバレ

古典SFですが今(2023年)読んでもなかなか面白い作品だと思いました、しかし以下の2点が読む人によっては受け付け難いものがあるかもしれません。
①英語と日本語の名前に対する文化の違い
②年少者を恋愛対象としてみる事に疑問を抱かないか

①に関してですが英語圏ではレベッカをベッキー、クリストファーをクリスのように愛称で呼ぶ事が一般的なようです、しかしそれはこの作品に限った話ではありませんがこの作品ではそのような場面が多く感じます、その為同じ人物でも場面により『デイビス』と呼ばれたり『ダン』『ダニー』と呼ばれたりたりします、これになれていないと『デイビス』って誰だっけ?となったりします、その上ダニエル・ブーン・デイヴィスをD·B·デイビスと略したりする文化もあるようで…。

問題は②です、物語中盤から終盤にかけて主人公は友人の娘それも『11歳』の少女と将来的に結婚しようと画策します…まぁ今の感覚で言うとなかなかやばいと思います、いくら仲の良いおじさんと姪のような関係で過ごしていて「将来おじさんと結婚したい」と言われてもそれを実行に移してしまうのにはどうなんでしょう。

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2023年08月20日

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猫アレルギーあるけど猫好きだから楽しんで読めた。SFも好きだしロボも好きでシステム開発の仕事をしているので読むのに苦労しなかったが、その辺りが疎いと理解することが難しいかもしれない。

ただ、最後主人公がどのタイミングであれに気付いたのかがわからなかった。これから解説を読んでみよう。

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2023年08月20日

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ネタバレ

リッキーが都合いい女すぎて。主人公にていよく宛てがわれた女って以外人となりが分からなかったな。でも分かりやすいストーリーと分かりやすいハッピーエンドで楽しく読めた。

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

王道的な物語展開と優しい終わりが夏というタイトルにあっていた。
読後感としては夏より梅雨のイメージだけれど。
改めてバックトゥザ・フューチャーが影響を受けたというのも頷ける。
ピートの生き方を自分のペットにも準えたくなる。そういうワクワクがあった。

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2024年04月12日

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前情報を入れずに、冷凍睡眠で未来に行く話として捉えてたら、そっちも重ねてくるとはと思わされた。
ラーメンとカレーのセットみたいな贅沢で幸せな読書体験

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2024年02月29日

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爽やか!夏の風を感じたくなる本。そして猫を飼いたくなる。
海外文学の翻訳版ってなかなかとっつきづらいと思ってしまうものが多く尻込みしていたんですが…お茶目な文体(特にピートの猫語)が多くて割とスラスラ読めました。
忙しくて一気読みができなかったのであまり伏線とかちゃんと理解できなかったのが悔やまれます。
それでも全体的にテンポ良くサクサク進んでいくし、主人公が淡々と前を向いて進んでいくので読後感もスッキリ。
良い意味でご都合主義的なストーリーだったのも読後感の良さに繋がってるのかな〜と思いました。こういうのもいいですよね。
1956年…今より約70年前に書かれた小説だと思うとびっくり。その頃よりも今は素晴らしい未来になっているんでしょうか。
未来は素晴らしいものだと信じて疑わない主人公の言葉が印象的。
技術者ならではの視点なのかな、と思いつつ、より良い未来にしていくための努力は忘れないようにしたいな〜。

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2024年02月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔読んだ作品を新版ということで読み直しました。(勘違いしたのですが新訳ではなかった…)

主人公のダンは、優秀なエンジニア。しかし、婚約者のベルと親友のマイルズに騙されて、発明の成果を奪われ、30年後の未来にコールドスリープで送られてしまう。
ダンは未来において目覚め、生きていくために苦闘し、そして愛するリッキーに結ばれるために2度目のタイムスリープに挑む。
今回は30年過去に戻り、リッキーを冷凍睡眠させてさせ、そして自らもまたコールドスリープに飛び込む…
やがて二人は30年後に目覚め結ばれる。無論、親友のピートも一緒に。

正直、主人公がリッキーを好きになる過程など脈絡もないけれど、夏への扉を探すピートの逸話や、未来に希望を求めて時間旅行に挑み続ける主人公の精神などは胸を打つ。
SFが輝いていた時代の名作です。

夏への扉。それは開けたら輝く夏のような世界が待っている、未来へのそんな無謬の期待。

「彼はいつまでたっても、ドアというドアを試せば、必ずその一つは夏に通じるという確信を、捨てようとはしないのだ」

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2023年11月04日

Posted by ブクログ

内容的に言えば、現代で読むと感想が「普通・珍しくないな」になってしまう。が、忘れてはいけないのは【60年も前】に書かれたものだということだ。文化女中器においては少しでも女性の家事全般の負担を減らす目的で作られたという着眼点に驚いた。当時からそういった価値観なのか、それとも著者の考えなのかは分からないが当時の日本でこれを読まれた読者はどう感じたのだろうか。

あとはピートがもっと出てくるのかと思ったけど、あまり出番がなくて残念だった。

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2023年10月06日

Posted by ブクログ

冷凍睡眠で時間を越える設定にはワクワクしたり、まさかの時間旅行にびっくりしたり、面白いストーリーだった。が、電気製品や機械設備に興味があればハマるのだと思うが、それほど興味がない身からすると、製品の制作に関する部分が割と多いので、それ程引き込まれていかなかった。

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2023年08月22日

Posted by ブクログ

夏と猫がメインだと思っていたらどっちの要素も思ったより少なかった
終盤に行くにつれて少々雑にまとめていった印象
この高いクオリティの作品が1956年に書かれた作品というのは非常にびっくり
物語は王道のSFもので読後感も爽やかで良かった

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2023年06月22日

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