【感想・ネタバレ】恋愛論 完全版のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

話の中心は、著者の初恋です。それがまた、純真だなあと思った。実は僕って「純粋」っていうのはあんまり好きではないし、それにそれは今回のこの事象にたいしては違うと思って考えたら、純真という言葉が出てきた。それも、しおしおしたりもするんだけれど、全体として「陽」に感じた。とまあ、序盤のあたりからの感想はこんなところなんですが、やはり著者がさらけだしてくれた「恋愛体験」からみえるのは、根本の恋愛感情なんです。社会ってものをとっぱらって、人間として裸の状態での「恋愛感情」がつぶさに見える。そして、男が男を好きになる初恋が語られて、たとえば、「男が男に恋する」という単調な字ずらだけをみるならば、「えーー?!」と退く男は多いと思うのだけれど(ぼくだってそうだ)、そこで壁を作らずに、とにかく話を聞いてみようという気で読むと、男が男を好きになることだって妙なことじゃないってわかってくるんですよ。「ああ、そうか、そういう形だってある」とわかるし、案外、自然なんです。ホモセクシャルだとかレズビアンだとか、LGBTって言われますけども、本書を読むと、そんなマイノリティとして認識されて、敬遠されがちなひとたちや意識が、あたたかな隣人として身近に感じられるようになると思います。そういう、誤解を解けるようなくだけた告白に本書はなっていて、LGBTはまったく自分たちと違うひとなんかじゃない!ってわかり始めると思いますよ。

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2017年01月27日

Posted by ブクログ

もともと古い本というのもあって、ちょっと読みにくかったけど、恋愛で惹かれるのは似たところと似てないところがあって〜という話は分かりやすかったし腹落ちした。あと男性の方がピュアなんだなというのも感じる。実体験と重なり納得するところもあった。

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2023年02月06日

Posted by ブクログ

1986年当時の彼女に進められて読んだ覚えがある。
この年になって、ふと当時自分が何を思い何を考えていたんだろうって思ったときに、この本のことが頭に浮かんだ。

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2019年12月04日

Posted by ブクログ

男性と女性を超えた存在、橋本治さんの恋愛論。自身の体験から、恋とは何かを語っています。恋愛はやっぱり個人的なものだと思うので、共感できたりできなかったりですが、ひとりの人の考え方が赤裸々に見えて、こういう考えもあるのかと興味深く読めます。男性でも女性でも書けなくて、橋本治にしか書けないであろう、恋愛論。

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2015年03月01日

Posted by ブクログ

同名の作家さんと間違えて購入。だが、面白かった。この人の作品また読んでみたい。有吉佐和子さんのことを書いた、誰が彼女を殺したか?が、特に面白かった。

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2014年08月28日

Posted by ブクログ

本屋さんで特集されてたから買った。独特!バブルのときにすごい流行った本らしいけど、新鮮だった。女性的な語りだった。

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2015年11月14日

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