【感想・ネタバレ】「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学のレビュー

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Posted by ブクログ

ニーチェの入門書。カバーの女の子のインパクトが強くて、書店で手にとるのがためらわれるほど。

ただ、入門書としてよくできている。人生に迷った(カバーの)女の子が、筆者との対話の中でニーチェの思想・思索が語られれるという「嫌われる勇気」と同様のスタイルで、ニヒリズム、ルサンチマン、永劫回帰、超人、大いなる正午、といったニーチェを理解するために必要なキーワードがテンポよく分かりやすく説明されていく。

永劫回帰とか最初出会った時は「ちょっと設定に無理があるんじゃないか」と思ってさじを投げたものだが、本書では女の子の適切なツッコミもあって入門者もぐっと我慢して読み進めることができると思う。

秀逸なのは、筆者がニーチェに出会うことによって人生観にどのような影響を与えたのかという部分。筆者も「実存哲学は理屈で理解してもダメ」と本書で語っているが、「あ、そうなんだ!」という経験を一度でもすることが哲学へのほんとの意味での入門。本書ではその疑似体験をさせてくれるだろう。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

ルサンチマン 弱者の嫉妬
キルケゴール 絶望は死に至る病だ。
実存哲学(黒哲学)
本質哲学(白哲学)

ニーチェおもろいな。
末人
永劫回帰
なんか、今までの人生をなぞってきているようだ。。。

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2024年03月18日

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面白かった!私はニーチェでいうところのニヒリズム気味。それに気づけたのは良かったし、ではその後の世界でどうするかが分かりやすく書かれていて、参考になった。

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2024年03月07日

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末人、奴隷道徳、超人思想、実存哲学、いまここを生きる。
---
実存ではない組織の在り方について興味あり。

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2023年12月31日

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これこそブッダの見た
世界ではないか。

悟りとは則ち永劫回帰
への気付きであり、

解脱とは超人の目覚め
のことではないか。

と鼻息荒く宣ったけど、
まあ違うんでしょうね
・・・

でも、ちょっと待てよ
と。

これまで掴みどころの
なかった悟りや解脱と
いうものの輪郭が垣間
見えた気がします。

私もいざ大いなる正午
へ!

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2023年10月21日

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ニーチェ。「神は死んだ」「ニヒリズム」・・・
聞いたことある言葉は沢山あるんだけど、全く意味を分かっていなかった。。
虚無主義とかいうくらいだし、なんだか薄暗いイメージの哲学者という認識でしたが、理想論ではなく実存哲学の目線で人間が幸せになるためにどうなるべきかというニーチェの考えを作者の飲茶さんが非常に分かりやすく解説してくれます。当然勉強にもなりますが、社会に縛られてる人、自分自身を肯定して生きてない人、とにかく今幸せじゃないかもという人みんなに読んで欲しい本でした。おすすめです。

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2023年10月03日

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やはり、飲茶さんの話は凄くわかりやすい。だが、哲学の内容だからか1回読んだだけではしっかりと理解できているとは言い難いと感じた。何回も読んで様々な体験をする中でニーチェの考えが理解できるようになれたらいいなと思う。

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2023年07月31日

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哲学の入門書として最適。
自身の経験を踏まえての対話形式なので、非常に読みやすいし、面白い。
読み終えると、くだらないけど夢中になれる瞬間を大切にしようと思う。

★背後世界
 外部から押し付けられた価値観。
 勝手なラベル付け。事実ではなく、全ては解釈。

★末人
 人生には意味はない。
 毎日忙しく働いて、暇を潰すだけの人間。

★ルサンチマン、奴隷道徳、社畜道徳
 弱者を善いとする歪んだ価値観
 嫌なこと、惨めなことに文句を言わずに受け入れる人が善い
 だから、人間本来の生き方ができなくなってしまう

★超人
 永劫回帰により、同じことを繰り返す世界
 時間を直線ではなく、円で考え、今この瞬間を肯定する。

★力への意志
 常に自己を拡大させたいというノリ


子供は横断歩道の白線だけで渡ろうと一生懸命。
なんの価値もない正解に自らの意志で価値を作り出し、積極的に楽しみながら生きている。さらに、失敗しても不幸にはならない。

確かに自分の子供達を見ていると、大人からすると無駄だと思えることに一生懸命になって楽しんでいる。
しかし、それこそが超人なのだろう。

子供こそ最強!

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2023年02月12日

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水王舎出版の「飲茶の最強のニーチェ」と全く内容同じです。
出版社もタイトルも違うから別物だったらいいなと思ってただけにちと残念。
でも水王舎の方はAudibleで聴いただけで活字で読んでなかったので、おさらいの意味も込めて再読。

やはりオススメです。

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2023年02月07日

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ネタバレ

 いやいや、今どきの人たちも、原理的には、やはり「奴隷道徳的なもの」にとらわれていると僕は思うんだ。ここからはニーチェではなく、僕オリジナルの考えになっちゃうんだけど、今の人々は「奴隷道徳」から少し価値を変えた「道化道徳」にとらわれているように思う。
ーー道化道徳? なんだか言いにくいですね。
 芸人道徳とか、自虐道徳でもいいかな。つまり、自分の境遇の悪さを「ネタ的な笑い」にすることで「それをよし」としてしまう考え方のことだよ。たとえば、残業が月一00時間を超えてるとしてさ、その惨めさを「笑い話」っぽく話してくる人って多くない?
ーーあ、それはいますね!「残業一00時間やったよ、社会人として当然だよ」という人はさすがにいませんが、「もう最悪でさ(笑)、あり得ないよ(笑)」みたいに言ってくる人はメッチャいます! というか、だいたい職場の人と食事に行くと必ずその手の話になりますね。
 まあ、社会人あるあるだよね。ダメな上司の話とか、お客にひどい目にあわされた話とか、急に仕様が変わった話とか、詳細設計が終わってないのに製造が始まった話とか、そういう仕事の愚痴トーク合戦。恋愛の愚痴もそうだけど、こういう身に起きた不条理や不幸って、みんな案外、楽しそうに話したりするんだよね。「やってられない(笑)」「最悪だわ(笑)」「ほんとひどいでしょー(笑)」みたいな感じで。
ーーなぜそうなるのでしょう?
 もちろん、単純には、明るく話してストレスを解消したいというのもあるとは思うけど、実は、そこには、人間関係において「人を笑わせる会話は善い」「面白味のない会話は悪い」という……、これまた、どっかの誰かが勝手につくり出した架空の価値観がるんじゃないかな。
ーーあ、それ、わかります。誰かと会ってるとき何か面白い話をしなければならない、という気持ちがすごくあります。もしかしたら、単純に、今時のトーク力を重視するバラエティ番組の影響かもしれませんが……。
 それって、奴隷道徳のときと同じ話だと思うんだよ。「ウケる=善い」「ウケない=悪い」という「架空の価値観」があり、それにいつの間にかとらわれて「本来の気持ち」が覆い隠されてしまう感じ。だって、現実の世界でひどい目にあっているんだから、普通に考えたら「笑い話」にしてる場合じゃないよね。本来なら、怒ったり文句を言ったり、逃げるなり戦うなり解決に向けて何かをするべきなんだ。でも、「笑い話」として人に話すことで、その気持ちが「消化」されてしまう。

 でも、ある日、ニーチェの哲学、実存哲学が教えてくれたんだ。人間とは、意味も目的もなく世界に放り出された「現実の存在(実存)」であり、そして世界の中にはあらかじめ設定された意味や価値などないということを、その考えに従うなら、もちろん世の中に「人間としてこうしなくてはならない」という意味付けや価値なんてあるわけがない。それらは、どっかの誰かが勝手に考えた解釈のひとつ、すなわち「非現実的な架空の価値観」にすぎない。でも、それなのに、僕の頭の中は、その「架空の価値観(しなくてはならない)」で埋め尽くされ、まさにそれによって不幸になっていたんだ。
ーーあ、それ、背後世界の説明のときに出てきた話ですよね。人が不幸になるのは、社会(他人)から押し付けられた「架空の価値観」に振り回されているからだって。
 そうそう。でも、多くの場合、本人はそのことになかなか気づけない。なぜなら、背後世界にあるものは、たいていその人にとっては常識であるからだ。「挨拶はしなくてはならない」「人前では明るく話さなくてはならない」「友達の冗談には笑って受け答えをしなくてはならない」、それらが、今はたまたまこの時代のローカルな「架空の価値観」だなんてどうして気づけるだろうか。

 まず、押さえるべきポイントとしては、何もニーチェは、あらゆる価値観や意味付けを否定しているわけではないということ。彼がずっと問題にしてきたのは「伝統的な社会の慣習」とか「弱者の妬み(ルサンチマン)」とか、自分自身に由来しない価値観に無条件に従うことで、生が縮小したり(つまり、萎縮してやりたいことをやらなかったり)、自分自身の生を否定したり(つまり、不幸になったり)してしまうことなんだ。だから、逆に、自分自身に由来する「自然本来の欲求から生じた価値観」を自分の意志で自覚的に採用したのであれば何も問題ない。むしろそれが「生を増大させる」ことにつながるとしたら、ニーチェ的に喜ばしいことだと言える。それにだよ、「力への意志」により生じた価値に基づく目標は、失敗しても不幸にはならないんだ。
ーーえ、そうなんですか?
 たとえば、「美しいコップを作りたい」という人がいたとしよう。どうしてかわからないけど、とにかく、それがたまたま「彼の自然な欲求」であり、彼は無意味な世界の中で「美しいコップを作ること」を価値のあることだと選択したわけだ。で、そんな彼が、自分が満足できるコップを作れなかったとする。それはとても納得がいかず、悔しいことだろう。でも、だからといって、「この世界から消えてしまいたい」と思うような、そういう種類の惨めさを感じるだろうか?
ーーなるほど。悔しいとは思うかもしれませんが、たしかにそこまで惨めになったりしなさそうですね。というか、そこまでツラいなら、やめればいいだけの話でしょうし。
 そうだね。ダメならダメで創意工夫するし、もしどうやっても本当にダメなら、それはそれで受け止めて素直に別のことをするよね。何せ自分で選択したことで、やめるのも自由なのだから。これが逆に、自分で選択したことでもなく、やめる自由もなかったらどうだろう?

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2022年10月10日

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ニーチェの思想をわかりやすく面白く解説

毎回著者の言葉による説明の
分かりやすさに驚きを覚えていたが、
第五章の個人的な体験談を読んで納得

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2022年07月26日

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ニーチェの哲学は人々に生きる勇気を与えてくれる…。
道徳観、倫理観はラベリングされた価値にすぎない。

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2022年06月27日

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【星:♾】
今まで読んだ本の中でダントツナンバー1。それぐらいよかった。

内容はタイトルの通りニーチェの哲学をわかりやすく説明したもの。著者と女性との対話形式で最後まで進んでいく。

この本がすごいのは、実体験にもとずく著者なりのニーチェに対する深い理解と、その理解を何とかして読者に伝えたいという強い熱意である。
まさに「最強」のニーチェ本である。

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2022年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ニーチェをここまで分かりやすく、しかも面白く解説している本はないのでは。
一気読みした。

一章
哲学には白哲学と黒哲学がある。
白哲学は物事の本質を考える。
黒哲学は現実存在(実存)について考える。
黒哲学は白哲学を批判するための反逆の学問

二章
ありもしない架空の価値観を信じて不幸になっていないか。
人間は実存であり、生まれながら「生きる意味」はないが、それをそのまま受け止めると「ニヒリズム(虚無主義)」になり、「生の高揚(充実感)」を失う。
「神は死んだ」宗教、恋愛、仕事、人生のあらゆる絶対的な価値は必ず壊れる

三章
「奴隷道徳」とは「嫌なことに文句を言わず受け入れる人が善い」という不自然な価値観
「架空の価値観」を持ち出して「現実の気持ち」をごまかしていないか。

四章
「未来に目指すべき何かがある」という思考方は必ず破綻する。「今、この瞬間」を肯定して生きていくことが大切である。

まとめ
①人間は社会から押し付けられた「架空の価値観」に振り回されて、自分が不幸だと思いがち
②そもそも人間は「現実の存在(実存)」であり、意味や価値などない。
③だから「押し付けられた価値観」にとらわれて不幸になることはない。
④だからといってすべての意味を否定すると「ニヒリズム」になり、「生の高揚感(充実感)」を失う。
⑤だからこそ「ニヒリズムな世界」をまるごと受け入れ、「今、この瞬間」を肯定して生きよう。

過去に囚われず、未来を憂うることはやめよう。
今、この瞬間を肯定して、生きていこう。

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2022年05月02日

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読んだ小説のいくつかでニーチェの言葉が出ていたので、この本を読んでみました。作者の体験を踏まえた熱い語り口や対談形式の軽妙なやりとりが面白かったです。まだ理解できていませんが、実存の考えや向上心について生きる上でのヒントをもらえた感じです。ちょっと世界観が変わった気持ちになりました。読みものとしても非常に良かったです。時々読み返したいと思います。大好き度❤️❤️❤️

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2022年03月25日

Posted by ブクログ

飲茶さんの本は「史上最強の哲学入門」を読んで2冊目でしたが、前回と同様にこの本も内容がまとまっていてわかりやすかったです。

人はこうあるべきとか、人生はこうしておくべきとか、常識に捉われて苦しんでいることってたしかにあるなぁと思いつつ、読み進めていてその常識をニーチェにぶち壊され、気がちょっと楽になりました。

ただそれと同時に、実は人生には意味がなくて、しかも愛も未来も意味がないという内容に絶望しました。が、そんな形ないものに縛られないで、現実に存在する今を生きて、好きなことに挑戦し続けなさいというメッセージを読み取れた気がします。

この本を読んで、今を感じて生きるということを見直すチャンスをもらえました。

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2022年03月06日

Posted by ブクログ

◯社会から押し付けられた常識とか価値観なんて、ただの空想上のもの。私たち人間は、「現実の存在」つまり「実存」なんだから、それを自分に当てはめて落ち込んだりする必要なんてない(62p)

◯現実に存在する今の中で、現実に存在する世界と自分を、自らの意志で「よい」と肯定して生きること。(177p)

「自分が美しい、面白いと思うもの」を「今この瞬間」において感じ取り、それを表現することを楽しみながら生きる(252p)

★すぐ読める。良くまとまっていてわかりやすい。最後の章は、著者の体験談を通して、ニーチェ哲学をどのように現実の生活に応用すればよいかがわかる。

★ブルシットジョブとか、今の時代、まさにニヒリズムになってきている。末人にならず超人になるには今を肯定すること。マインドフルネス、そして、アートに注目が集まるのはそういうことだったのか。

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2022年03月05日

Posted by ブクログ

タイトル通り非常にわかりやすく一気に読むことが出来た。現代でも分かりやすいような例を出してくれているので、共感することが出来た。

「最強」とわざわざ付けたのは、作者がニーチェをリスペクトしてるからこそだと思いました。
(厨二病が反応しそうな名言を数多く残しているので)

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2021年11月21日

Posted by ブクログ

ニーチェとは哲学とは何かと思っている人に最適な入門書。
対話形式の記述になっているのでとても頭に入りやすく理解しやすい内容になっている。
それでも一度では理解するには難しいところではある

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2021年10月05日

Posted by ブクログ

飲茶さんの本、2冊目。今回も分かりやすくて面白かった。ニーチェなんて、とても自分1人で読めるとは思えなかったので、これまで触れもせずにきたけど、後悔です。
飲茶さんの人生にも触れて教えてくれるニーチェの哲学。今、正に常識やこうあるべきという価値観に押し潰されそうになっている。でも、力への意思と芸術をもって生きていたいと思えるようになっている。
ニーチェを敬遠してきたから、他のニーチェの入門書を読んだことがない。だけど、タイトルに偽りなしだと思う。最強のニーチェ入門書が読めて単純に嬉しい。ニーチェを読んでみようかという気持ちになっただけでも大きな一歩だ。
飲茶さん、ありがとう!

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2021年09月06日

Posted by ブクログ

飲茶さんの本がわかりやすくて、いろいろ読んでいるうちの一冊だった。

ニヒリズムから始まり、ルサンチマン、超人・永劫回帰、大いなる正午・力への意志など、ニーチェを代表する言葉の解説がされていた。

問答形式で本当にわかりやすく、さらっと最後まで読むことができた。

自分なりの解釈をまとめておくと、
神は死に、生きる意味も死ぬ意味もない世界でどうやって生きていくかのか?
今を噛み締め、実存する自分の感覚を頼りに生きていく。いつの間にか周りから押し付けられた価値観に縛られることなく、自分の美学を推し進めていく生きかたこそ、これからの時代の生き方なのだ。

そして、最後のアキホ(仮想の対談者)さんからメッセージを聞いて涙を流してしまった。

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2021年09月04日

Posted by ブクログ

ニーチェは「狂人」としばしば扱われ、ソクラテスやプラトンなどの歴史と絡ませた哲学を勉強することが優先されるが(私自身がそうでしたが)これは非常に初心者に優しい!
岩波新書などでもニーチェはあるが、やはりアカデミックすぎてとっつきずらい。
表紙も抵抗ある人からしたら嫌だろうけど、もしニーチェに興味持ったらこの本から!

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2021年07月13日

購入済み

すごく読みやすいです。

哲学とかニーチェとか聞いたことはたくさんありますが、正直全然ピンと来なかったんです。
この本は対話文になっていて、表紙の子も哲学にくわしくないので、いろいろ私のかわりに質問してくれる感じがします。そのためいちいち用語とか探しながら読む必要がなくてよかったです。

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2021年03月26日

Posted by ブクログ

先日「嫌われる勇気」を読み、哲学にも興味が湧き購入しました。

難しい内容かな?と思ったのですが、嫌われる勇気と同じ対話式で話が進んでいく構成となっており、とても読みやすかったです。イラストでの説明も多く用いられており、特に「永劫回帰」の説明についてはイラストありきで分かりやすかったです。

正直なところ、読み始めて半分くらいまでは何を伝えたい本なのか、なかなか掴むことが出来ませんでした。しかし、上記に挙げた永劫回帰の説明が終わったあたりから、話の束が1本に収束していくかの如く、面白くて夢中で読み進めました。

本著を読み終え「今、この瞬間を生きる」を胸に、日々を精一杯生きていきたいと思いました。

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2023年10月25日

Posted by ブクログ

ニーチェの哲学について、女の子と先生の対話形式で分かりやすく説明してくれている。

ニーチェはまるで現代社会のことを書いたかのような、世の中に何も考えず過ごしてただ時間を潰すだけの「末人」が増えると予言している。

そんな末人にだけはならない様、ニーチェの考える方法とは。

世の中をただなんとなく過ごしている方は、是非本書を取ってみてニーチェの哲学に触れてみてはどうだろう。

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2023年04月11日

Posted by ブクログ

1 どんな本?
哲人ニーチェの哲学の概要とその使い方を著者
の経験を例に教えてくれる本。哲学を自身の人生に
役立てている話は初めて聞いた。入門書としてこれ
を超えるものはあるのかな?

2 なんで読んだの?
(1) 飲茶さんの本だから。
(2) ニーチェの概要を知りたい。
(3) 次にニーチェの話しを聞いたら理解できる状態
になりたい。

3 構 成
5章構成249頁
「哲学とはなんなの?」から始まり、5章のまとめで「全ての人が自分なりの芸術(楽しみ)を持って生き
ていけます様に」と終わる。対話形式で各章ごと
まとめもあってとてもわかりやすい構成になった
いる。

4 著者の問題提起
現実に存在しない価値観、現代のマイナールール
(常識とか思い込み)に苦しんでいる人がたくさん
いる。

5 命題に至った理由
ニーチェが本当に届けたかった事をガツンと伝
えたいという熱い思いから。

6 著者の解
実存を蔑ろにする非現実的な価値観の正体を暴
きたて破壊して、芸術(生きがい)を見つけて幸福
に生きて皆幸福に生きるべきだ。

7 重要な語句・文
(1) 本質哲学、実存哲学
(2) 永劫回帰
(3) 偉大なる正午
(4) 背後世界
(5) 奴隷道徳
(6) ルサンチマン
(7) ニヒリズム
(8) 生の高揚
(9) 奴隷道徳(架空の価値観を持ち出して現実の気
持ちを無視して無いか?)
(10) 超人
(11) 末人
(12) 芸術
(13) 力への意志

8 感 想
とても分かりやすくて楽しかった。著者の人柄
が伝わって来てとても素敵な読書になった。
刺さったのは奴隷道徳。私は明らかに末人の時期
があった。
深く知りたい事はニヒリズム。「俺どうせバカ
だし。勉強しても意味ねーし。」みたいな事も
かな?
人に勧めるなら末人。そんな奴が周りにたくさん
いる。
図で背後世界等とても分かりやすかった。
タイトル通り入門書として最強(最高)だと思
った。

9 TODO
(1) 次のニーチェの本の購入
(2) 子育てに活用(考え方を提示、本の勧め)
(3) 自己の芸術を高める。

10 問 い
常識とは?

11 答 え
地方ルール(やらなければいけない事なんか無い)

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2023年01月16日

Posted by ブクログ

いま自分が持っている価値観は親、世間から得た価値観でそれが正しいものなんて言えない 
今を大切に生きる 

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2022年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

動画を見たりネットで調べたりしてみたけど、なんとなくわかった気になっていただけで、本当は全然わかってなかったと言うことに気がつかされた。

ものすごく面白い本だった。

ニーチェの考え方は、とても極端だけど、真実味がある。
本当に自分の命、人生を生きているのか、最高させられた。

哲学とは、白と黒がある。
白は、本質哲学。
黒は、実在哲学。

白哲学は、ものを超える存在、つまり見たり触れたりできないものの事を考えること。
例えば、「人生の意味とは」、「正義」、「愛」など。

黒哲学は、現実の存在、つまり実際に存在するものについての哲学。

現実の気持ちをごまかして生きるのはやめよう。
社会が決めたラベルは、その時代のものであって、いつか変わるし、そのラベルに縛られないようにしよう。

今にフォーカスするために、3分間だけマインドフルネスをしよう。

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2022年01月19日

Posted by ブクログ

哲学知識ゼロで読み始めたが、知識がない人にもわかりやすいようにニーチェの考えを噛み砕いて書いてあるので理解し易かった。また、著者とキャラクターの会話形式で進んでいくのでさくさく読めた。最近、生活の中で漠然とした息苦しさがあったが、読み終えた後はそれがクリアになった。また必ず読み返すと思う。

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2021年09月12日

Posted by ブクログ

本当に入門書だな、と思った。ニーチェの概要がわかった。

次は、ニーチェをもっと深掘りできる本も読みたい。

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2021年08月28日

Posted by ブクログ

ニーチェの代表的な考え方の入門としてとても分かりやすい本です。

ニヒリズム、ルサンチマン、奴隷道徳、永劫回帰、力への意志といったニーチェの考えを会話形式でわかりやすいまとめてくれています。

本書にも書いてある通り、実存哲学は知識として理解するだけではなく自らが体験することが大事。

事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。

というニーチェの言葉を噛み締め、日常の体験をどう捉えるかがニーチェの言う超人へとつながる第一歩なのだろう。

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2021年08月02日

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