感情タグBEST3
Posted by ブクログ
楽器を習ったことのある人には、ぜひとも読んでいただきたいです。
同じ楽器を演奏しても、人によってその楽器から紡ぎだされる音は違うんですよね。私も過去にピアノを習ったことがあるから、そういう場面を経験したことは何度かありました。不思議ですよねぇ、ただ息を吹き込むだけ、叩くだけ、押すだけ、弦を擦るだけ、みんな同じことをしているのに、音が全然違うってことが。
各登場人物が紡ぎだす音の特徴を、その人の心情を交えて上手く表現しています。著者も何かしらの楽器を演奏したことがあるんですかね?でないと、あのような描写はできないと思いました。
最後の演奏シーン「エル・カミーノ・レアル」は、実際に船橋市消防局音楽隊の演奏を聴きながら読むと、ものすごーーーく感動します!終盤のアップテンポなところは、ポコアポコ・クレシェンド、段々と盛り上がりをみせるリズムで、思わず足でリズムを取ってしまいました。
涙腺が緩々に緩み、いい涙が流れました。音楽って素晴らしい!
Posted by ブクログ
皆、それぞれの青春を
通過して大人になって
いくんですよね。
吹奏楽は高校のときに
体験入部で触れた程度
だけど、
幼いときからピアノを
習っていたので、
主人公たちの気持ちが
少しわかる気がします。
書き込んで書き込んで
楽譜が真っ黒になって、
恋愛をして思い悩んで
哀しみを知って、
少しずつ奏でる音色に
深みが加わる。
不器用で不安で目の前
のことに一所懸命で、
それでも、ザ・青春な
シチュエーションなら、
本当にたくさんあった
なあ・・・
そんな学生時代の遠い
記憶が蘇って、
なつかしさに一人静か
に浸りました。
Posted by ブクログ
東野圭吾とか伊坂幸太郎を読むようになったから、こういう種類の本はどうしても内容が薄いように感じてしまう…。でも良い話だった!
消防に音楽隊は必要なのか?っていう問い。
今までは「音楽隊」ってそれ専門の人がやってるもんだと思ってたけど、実際は出動の傍らで音楽もやってる、っていうめっちゃハードな状況だったんだって事実に驚き。
「少しでも良い演奏をして耳目を惹き付け、船橋市消防に興味を持って欲しい。彼らのことを知って欲しい。そして日々、火災予防の意識を持って生活することで、消防士も市民も傷つかないまちを作っていきたい、と」
音楽ってあるだけで人の目と耳と心を惹き付けるものだから、その力が広報活動には必然的に適したものなんだなぁ
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楽器懐かしい...。また吹きたくなった。色々な意味で青春だなぁって言いたくなる作品。悪く言えば中途半端?吹奏楽をメインにしたいのはわかるんだけど、足りない!もう少し曲の要素欲しかった。でもやっぱり音楽って誰にでも平等だから「広報」には最適なツールなんだなぁって気づけた作品