【感想・ネタバレ】表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬のレビュー

「空気を読めばいいのか、個性が大事なのか、どっちなんだよ」
そんな疑問を抱いたことのある方に、読んでほしい作品です。

5日間の夏休みにキューバへと旅立ったお笑いコンビ・オードリーの若林正恭。その目的とは何なのか。「新しい旅文学の誕生」と称されたロングセラー紀行文。

世界で最も日本と対照的な国と言われる、カリブ海に面するキューバ。そんなキューバで活発に行動し、経験を学びに変える若林。旅を通して、日本の生活に対する違和感について考え抜く若林に共感が止まりません。

若林といえば、相方の春日に鋭いつっこみを入れる姿が思い浮かぶあなた。彼を見る目が必ず変わります…。是非お読みくださいませ!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

安易に消費されたくない感情が詰まってて心の柔らかいところ刺激されて泣く

そしてはからずも、「ゼロからの『資本論』」の副読本のようにすら読める洞察力でした(特にキューバ)

0
2024年06月07日

Posted by ブクログ

ひいき目抜きで、行き先がどこも素敵に思えるのは若林さんの文章力だけじゃなく人間性かな。
中々うまくいかなくて拗らせていた時期を乗り越えていく様を文章にして見せてくれるのは、私のような内気な人間に勇気を与えてくれる。
モンゴルもいいけど、アイスランドの花火を見に行ってみたい。

0
2024年05月30日

Posted by ブクログ

友人におすすめされて手に取った1冊。

若林らしさ全開の作品でとても楽しませてもらいました。
面白さの中にも考えさせられる部分が各所に散りばめられていて、自分には無かった視点だなと感じた所も多々ありました。

ぜひ、皆さんにも読んでいただきたい1冊です◎

0
2024年05月23日

Posted by ブクログ

オードリー若林の紀行文。
キューバがメインで書かれていて、日本の出発から帰国までの4日間が心情踏まえて時系列で書かれている。

明日死ぬとしたら、生き方が変わるのですか?
あなたの今の生き方はどれくらい生きるつもりの生き方なんですか?

アルゼンチン出身の革命家、ゲバラの名言。
丁寧に生きたいと思いながら、そんな人生とは縁遠く…。
中々胸痛い言葉。

とりあえず旅行に行きたくなりました。
キューバってチョイスがセンスあるなあと思う。
海外一人旅も良いけど、私はまずは国内。
今年は何回出掛けられるかな。

0
2024年05月03日

Posted by ブクログ

新自由主義での生き方。他人に影響されない自分の軸を持つことの大切さが若林の独り言から伝わってくる。アメフトの番組とかで好きだったけど、さらに好きになった。他人と比べず、自分のために生きる。感動は人と人との繋がりにある。クリーピーナッツDJ松永からの手紙はすごく共感できた。

0
2024年04月30日

Posted by ブクログ

くすっと笑えるような描写があちこちに散りばめられており、旅行記として楽しく読めた。
訪れる国のことをしっかりと下調べしておくことで面白い部分と、散歩して、現地の人と交流して分かる面白い部分を両方満喫していて旅行上手だなと思った

0
2024年04月29日

Posted by ブクログ

I was pleasantly surprised by this book. I thought it was just a travelogue, but it was much more than that.The author, Wakabayashi, uses his journey to explore the conflict and frustration he feels between himself and the world around him. He does this with a delicate sensibility and a pure heart.The book was especially moving when he wrote about his late father. This brought the book full circle for me and made me appreciate Wakabayashi even more. I have always liked him, but now I like him even more.The fact that this book is so appealing is a testament to Wakabayashi's own appeal. It was a pleasure to get a glimpse into his raw, vibrant life.

0
2024年04月21日

Posted by ブクログ

初めましての若林作品は紀行文を。キューバ、モンゴル、アイスランドの一人旅、面白くてあっという間に読み終わった。文章の小気味良さや感受性に加えて、時代・文化への考察や亡き父親との思い出等、盛り沢山な内容だから人気なんだろうな。他の作品も読んでみたい!

0
2024年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後DJ松永さんの解説。手紙は若林さんに対するラブレターのようで読んでいてとても気持ちが伝わり若林さんという人間は知れば知るほど惹かれていく存在だ。

0
2024年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とにかく面白くてサクサクと読んでしまった。
単なる旅行記だと思っていたら、それだけではない社会の仕組みや彼が行き辛さを抱えていたことの告白、そしてその行き辛さの原因について彼が出した答えなど、とても興味深かった。
そしてアイスランドに行ってみたくなった。
知らなかった異国のことを知れたのももちろん良かったのだが、旅行記としてだけでなく、本当に読みごたえのある内容だった。

0
2024年02月11日

Posted by ブクログ

悩みに悩んで生きてきた男の生き様が、悩める人の人生を支えている
人には言いづらい醜い悩み、思考、失敗、、そういったことを晒してくれることで自分も晒せるようになった。生々しく生きていいんだと勇気を与えてくれる

0
2024年02月11日

Posted by ブクログ

心のうちを言語化する能力が凄まじく、共感できる点が多い。
ラジオも聴いているが、やっぱり本は深いところまで著者のことを知れるから好き。

0
2024年02月08日

Posted by ブクログ

ひねくれ、こじらせているのに、素直に自分の内を曝け出してて、こんなにも人間味溢れる人と思ってなかったし、好きになった。

刺さった文章…..自分のことじゃんという感想を持ちつつも、こんな人世の中にたくさんいるんだろう。嫌だけど。
"自意識過剰でプライドが高く、協調性もない。
少数派のくせに一人で立つ勇気を持たず、出る杭のくせに打たれ弱くて、口が悪いのにナイーブで、それなのに多数派に賛同できない”

キューバの革命博物館にての文章も。2024年に入って、1月もあっという間に終わったのは完全に前者だからだろうなぁ。
“ぼくはきっと命を「延ばしている」人間の目をして、彼らは命を「使っている」目をしていた。”

0
2024年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ


自分自身の抱える「生き辛さ」を言語化してくれた。
3つの国を回って、若林自身が感じたこと、そしてそれを日本と比べて、なぜ自分が日本という国で生き辛いか、そしてその生き辛さに対してどう向き合うか。
生き辛い私たちを救ってくれる本だった。
すごく腑に落ちたフレーズがあって、
自分の内面を隈なく覗き込んで一体どこに問題があるかずっと探している。
生きい人は、スムーズな走行をしている車のボンネットを確認する必要がないように自分自身の内面と向き合う機会は少ないが、生き辛さを感じる人は、ボンネットを開けて欠落の構造を自分なりに理解する。
自分自身の欠落から生まれた価値もたくさんある。
これからもずっと生き辛いけど、大切な価値にもたくさん出会うだろうという諦念と感謝が同時に生まれた。
という文章。コンプレックスって悪いだけのものじゃないんだなって再認識できた。
私もこれからも自分の弱いところをオープンにして、沢山の価値を生み出したいなと思えた。

0
2024年01月31日

Posted by ブクログ

若林正恭さんの性格に似ている人も似ていない人も、どちらにしろ読んでいて何かグッと来るものがあると思う

0
2024年01月03日

匿名

購入済み

めっちゃいい作品!!

ドラマ「だが、情熱はある」にハマった流れで読んでみたけど、本当にこの作品に出会えて良かった。日本という国がもつ特有の生きづらさ、若林さんも同じような生きづらさを抱えながら東京で戦っているんだと思うと、とてつもなく勇気をもらえました。改めてオードリーを好きなりました。

#エモい #笑える #泣ける

0
2023年06月22日

Posted by ブクログ

ほんとうに素晴らしかった。
新自由主義と資本主義の中に生きる私たち、それと対極のアメリカ国交回復前の社会主義国家キューバ。
単なる美しい旅行記や若林の思想ではなくて、社会の生きづらさを本気で考え抜いた人の世界の見方を知ることができる。
だけど、この世界の面白さと美しさと温かみも忘れずに教えてくれる。
私はこの本がほんとうに、だいすき!!
若林もだいすき!!

0
2024年04月20日

購入済み

最高

キューバ、モンゴル、アイスランドの話はラジオで聴いてましたが、ラジオでは伝えきれなていない細かい心情などの部分がわかってとても面白かったです。

#ほのぼの #切ない #エモい

0
2021年11月13日

Posted by ブクログ

笑ったりじーんと来たり旅欲刺激されたり、感情豊かな読書でした。
若林の日々の思考を覗き見れたようで面白かった。

忘れたくない表現が多くて、フレーズページにたくさんメモった。定期的に読み返そ。

広告のない国、キューバ。
前から行ってみたいと思ってたけど、読んでからますます自分の目で見てみたくなった
闘鶏場の描写がショッキングだった。。

草原が広がる国、モンゴル。
「結婚の良さ」というより「共同生活の良さ」に気づけた旅。
馬に乗りこなす描写が面白くて、その後写真まで出てきたから笑った。

実は陽気な国、アイスランド
この章はもはやツアー客との距離を縮める過程をメインにした小説。
場を回しに回して大満足の最終夜。その若林の表情が思い浮かんで微笑ましくなった。

0
2024年02月12日

Posted by ブクログ

オードリー若林さんの紀行文。
キューバ/モンゴル/アイスランド/コロナ後の東京

単なる紀行文にとどまらず、現代社会について考察を綴ったり、自分の内面を深く掘り下げた内容となっています。
海外一人旅の高揚感も伝わってくるし、独特な感性、ユーモア、洞察力があって引き込まれます。
名作「深夜特急」と肩を並べても不思議ではないかも。

特にキューバ編が良かったです。
まさか若林さんの本で号泣させられるとは思っていませんでした。(落涙必至と書かれていたのを忘れてました。)家で一人で読んでいるときで良かった…

しばらく海外旅行していないけど、旅行先を選ぶときに社会主義国へ行ってみたいなんて考えたことなかったな(笑)
でも確かに、海外へ行ってみて気付かされることってたくさんあると思います。
また折に触れて読み返したい一冊。

0
2024年04月27日

Posted by ブクログ

「社会人大学人見知り学部」で一般的には文才が開花されたとされる若林くん、妙な固さというかよくわからない「荒削り原石」感が漫才でもトークでもエッセイでもあった。そこからドラマ「だが、情熱はある」視聴を経て本書に。自分の目で見たこと体験したことが、少し固めの文章と良い感じに相まって、淡々と、且つ叙情的な紀行文になっていて、印象がガラッと変わった。
「ナナメの夕暮れ」のほうが内容的にも書店プッシュは大きい気がするけれど読書好きにはこちらの一冊も、オススメ。

0
2024年04月19日

Posted by ブクログ

オードリーの若林さんの紀行エッセイ。
キューバ、モンゴル、アイスランド。
旅の体験と共に、若林さんの思いも深く書かれていて、とても心に響きました。
紀行エッセイには書いた人それぞれの視点が如実に表れるのでおもしろくて大好きです。

芸人として売れっ子で、大好きなアメフトの番組でスーパーボウルの現地取材もしたりと私から見たらキラキラしている若林さんの、そうではない心の部分もいいなと思いました。

0
2024年03月07日

Posted by ブクログ

幼少期からのこじらせが
ついに彼を異国の地まで向かわせた。

資本主義のこの日本で格差社会や競争社会に対して
常に息苦しさを感じていた、オードリー若林正恭。
社会主義の中でとりわけ陽気な国民性だと言われる
キューバへと五日間の夏休みを使い一人旅立った。

正直キューバの歴史や社会主義云々は難しくて、
自分が旅行に全く興味がないというのもあって、
入り込むまでにはかなりの時間を要した、が、
彼の現地の人々とのやりとりや独特な視点は、
とても興味深く面白かったし、羨ましかった。

彼は人との交流や出会いや縁に必要以上に執着せず
常に身軽でフラットだと思うので、そこが魅力だし
こんな旅が出来るのかもしれないと思い、憧れた。

常に心の中で自分との対話をしている彼だが、
旅路の最後は亡くなった父親との会話に至った。
最後は亡き父との思い出や出来事を語っていて、
火葬場で火葬炉によって料金ランクが違うこと、
「こんなところまで経済は入り込んでくるのか」
そんな事実にも資本主義の嫌気が差す、という、
本の大筋に沿っているのはこの一節くらいで、
あとはただ父親を失った喪失感を綴っている

個人的には、ここにお父さんのことを繋ぐのは、
やや強引では?別件では?と思ってしまったが、
それは私の個人的な経験体験によるものであり、
もちろん著者自身が綴る想いなのだから自由だ。
ただただ純粋に父親への愛に溢れているんだな、
と羨ましくも複雑な心境になっただけのことだ。

単行本のみ加筆された、モンゴル、アイスランド、
あとがきのコロナ後の東京、DJ松永の解説、
どれもとても読み応えがあって面白かった
特にアイスランドは純粋に憧れてしまった

この日本の資本主義社会で生きていくことは、
誰もが生まれながらに課せられた使命なので、
その生き辛さを突き止め解明していくことは、
逆に自分自身を追い詰め苦悩するだけではないか。
見て見ぬ振りしてなんとかやり過ごせないものか。
迎合してるフリをして、息を詰まらせ息を殺して、
なんとか、なんとか…
でも本当に疲れ切った時に、この本を手にしたら、少し救われた気になるのかもしれない、と思った。
-----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎--------
葉巻を咥えた若ちゃん、非常にクールだぜ
-----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎--------

0
2024年03月07日

Posted by ブクログ

これ読んだあとひなあい見てなんかニコニコしちゃった。ただのエッセイじゃなかった。資本主義の世界で暮らすとはどういうことか、旅を通して見つめ直すってどんな感じなんだろうって興味を持てた。

0
2024年02月18日

Posted by ブクログ

ただの旅のエッセイ本ではない。
最後の解説も愛のこもった文章だった。
出会えて良かったと思える本でした。

0
2024年02月11日

Posted by ブクログ

オードリーの若林さんがキューバ、モンゴル、アイスランドで旅をするお話

キューバでの生活とか想像もしたことなかったし、行けると考えたことすらなかったので、かなり新鮮で面白かった

本の中にたくさん書かれている若林さんの考えに強く共感するところもあり、面白い考え方だなと思うところもあった

元々"こっち側の集い"も大好きなので、彼の著書をもっと読みたいと思った

あと、DJ松永さんの解説がもうぜんぜん解説じゃなくて、とにかく全力のラブレターで、とても感動した

0
2024年02月03日

Posted by ブクログ

やっぱり人が旅する本が好きだ。その人になりきり、自分がそこにいるかのような錯覚に陥りながら旅を体験できる。
若林さんは嘘偽りがなく、綺麗に見せようでもなく、真実をありのままに書いてくれているところが好き。私も家庭教師をつけたい。

0
2024年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

テレビで見る若林さんの自虐ネタが面白く、掛け合う相手に対してもナナメ上の突っ込みをするのが好きで、芸能人だけど遠い存在ではないような気がする、そんな方の頭の中が知りたいと思い購入。
やっぱり真面目!という印象。前ほど自虐に走らず、明るくなる勇気を持たれているなと思った。案外、思い切ったことされるのね、と思った矢先、アイスランドのツアーでコミュ症爆発させてるところでめちゃくちゃ笑った。

0
2024年01月19日

Posted by ブクログ

手術控えた母親が温泉行きたいって言うので城崎で湯巡りした事を思い出した。あの時行っててマジで良かった。今できることを照れずにやろう。

0
2023年12月25日

Posted by ブクログ

ラジオでは聞いてたから、おさらいぐらいの軽い気持ちで読んだけど、陽気なバケーションエッセイでは全然なかった。
その時の若林さんのリアルな葛藤や悩みが旅の過程で徐々に発酵されてくような様子が面白かった。

キューバくらい遠く離れて、日常と全然違う空間に身を浸さないと見えないものや分からないものってたくさんあるのかもしれない。

資本主義と社会主義のことも普段意識しないから、へー、なるほどそっか、だよねーって思いながらサクサク読めたし、
聞き慣れた声で脳内再生してた。
今の日本の言語化出来ない生きづらさを若林さんの視点から垣間見させてもらった感じがした。

0
2024年04月08日

Posted by ブクログ

芸人さんが書いたとは思えないほどレベルが高い紀行文。面白かった。資本主義に対しての感性がすごいと思った。いろいろと私とは違う意見があってもスーッと受け入れられてしまうような上手さがあって、よかった。

0
2024年03月02日

Posted by ブクログ

思ったより小難しかった。というのが素直な印象。
もうちょい気軽な旅行記かと思ってた。

ら、結構自身の価値観とか、自分と社会との向き合い方とか受け取り方とか。

純粋に面白かったか、でいえばあんまりハマらなかったけど、ほーん、そんなこと考えてんのね、みたいな面白さはある。

でも、有名人じゃなきゃ出せない本だよね。
旅をして今まで考えてた価値観に新しい視点が生まれました。で、本出せるのすげぇな。
って斜に構えて感想出ちゃった。

0
2024年02月23日

ネタバレ 購入済み

違っていました

旅行記だと思ったんです。
いえ、旅行記なんです…
若林さんが体験したキューバ、モンゴル、アイスランドがとても生き生き描かれていて、行きたくなります。
でもその旅は、若林さんが人生に向き合う旅で…
若林さんの生き方について書かれているエッセイは、自分にとって得意ではない分野だったというだけなんです。
ごめんなさい。

0
2022年05月07日

「エッセイ・紀行」ランキング