感情タグBEST3
Posted by ブクログ
昨年NHKで放送されていたドラマきっかけでこの本を知りました。でも思い返せば時折Twitterで目にしていた方が岸田奈美さんだったのでドラマで一致したという感じ。
内容はぶほっと噴き出すように笑ってしまう事も思わず涙が出てくる場面もあり、全面に愛に溢れてる。
あと何より読ませる力が凄い。次へ次へと読みたくなる。とても軽やか。もっと読みたいと思いました。
Posted by ブクログ
noteやTwitterを拝見して、元々好きだった岸田奈美さん。初めて彼女の書籍を読む。
彼女の考え方が、とても好きだ。言語化もとても上手だし、何より面白い。
途中、いろんな場面で泣きそうになる。そんなつもりで読み始めたんじゃないのに(笑)。
泣いても気にならないように、寝る前にベッドで読むことにした◎
Posted by ブクログ
父は亡くなり、弟はダウン症、母は車椅子。 障害の有無に関係なく、すべてひっくるめて愛した人が家族だった。 岸田さんは人付き合いが得意なんだと思っていたが、失敗してばかりだしコミュニケーションもうまくいかない。 社会に馴染めない自分に重なり、だからこそ、軽やかに人生を楽しむ姿に勇気づけられた。 そして 「好きな自分でいられる人のそばにいる」ことを大切にしていきたい。
あと、深刻なテーマになりそうなのにめちゃ笑った。
Posted by ブクログ
何度読んでも面白い。
ユーモア溢れる文章でどんどん進む!
辛いことも、悲しいことも、乗り越えて受け入れて、それを面白く世に出すことで救える人は多くなるのかもしれない。
Posted by ブクログ
落語家、コントの脚本家、ドラえもん、どの魅力もひっくるめた作家さんだと感じた。
愛と行動力とユーモアが溢れている方。
たくさんの愛をおくるとたくさんの愛が返ってくることは多いし、行動力があることで、周りの人だけでなくたくさんの人に愛を与えられる事もあるんだなと改めて感じた。
自分も大切な人をもっと大切にしたい、誰かを喜ばせたいと思わされた。
Posted by ブクログ
笑って、泣けて、笑ってと
忙しかったです。
とにかく良かった!!
今あることに感謝し、成長し、
しっかりとまわりの人を尊重する。
なかなか出来ないことだと思います。
笑いに変えていくスキルも素晴らしい。
自分がなにか壁にぶち当たった時に
それを糧として成長し、振り返ったときに
笑いに変えれるくらい強い気持ちを
持ちたいと思いました。
Posted by ブクログ
笑いあり涙あり。
まさにそんな感じ。
おもしろかった!
あったかかった!
英語版ファービーのところを
病院の待合室で読んだ。
1人肩を揺らしながら笑
ぶっとんでるなぁ。
最高だった。
Posted by ブクログ
とても良かった!!
著者の家族との日々について綴られたエッセイ。
車イスの母とダウン症の弟さんがいる岸田さんだからこその文章が心に届いてくる。
父との突然の別れ。
母が集中治療室に入ったこと、その後の生活。
ダウン症の弟さんとのこと。
困ったとき手を差しのべてくれた人の存在。
励まし支えとなった人や言葉。
岸田さんにとっての大きな出会い。
様々な体験を通して感じたこと。
「あとがき」もまた、良かった。
これは多くの人に読んで欲しい!!
新たな視点だったり発想、気づきに出会える。
素敵な家族。岸田さん、お母様の頑張りがすごい。
何より著者の言葉に、勇気と元気をもらえるエッセイでした。
岸田さんのユーモア混じりの軽やかな口調が、重い体験も読みやすくしてくれています。
あとがきを含めて221頁。
未読の方は手にとってみて欲しい。
私にもいわゆる障害のある家族が何人かいるので、岸田さんの体験や気持ちと重なる部分がいくつもありました。
Posted by ブクログ
面白かった。
特に弟くんが最高。
奈美さんの頑張りも人として魅力的だった。
弟くんの両替の話や英語版ファービーのところは吹き出しそうになったぐらい面白かった。
Posted by ブクログ
2023年のベスト1。大笑いした本も大泣きした本もあるけれど、それが短時間に、ほぼ同時くらいに起こったのはこの本が初めてである。環境の捉え方もその表現にもユーモアと優しさにあふれてる。そして最後のおちのうまさがもう!!
彼女のような言葉を紡げるようになりたいものです。
Posted by ブクログ
著者の人柄を感じるとても温かく、ユーモアのある文章で一気に読んでしまいました。幡野さんの写真に家族の仲の良さが溢れていて、何度も見てなんだかホロッとしてしまいました。
これからも岸田さんの書くお話をたくさん読みたいと思いました。
Posted by ブクログ
人に良くするためには、自分をまず好きになることから、と教えてくれる本。
著者の人柄の良さがよくわかります。ユーモアが溢れた文章がすごく好きです。ご両親に愛情深く育てられたんだなと思います。人生辛いこともあるけど、前向きに生きていこうと思える。そんな本です。
Posted by ブクログ
文才とはこのことを言うんだと思う。
西加奈子や朝井リョウのエッセイ以来の衝撃。
2ヶ月足らずで3回も読んだ本は、これが初めて。
どんどんハマる文章のリズム感とスピード、「…」と「、」の抜群な使い方、それらにより増幅した面白さに笑いが抑えられない。
”わたしの乳は、どうやら、集団疎開していたようです。いつの間に……?開戦した覚えも……ないのに……?”
また、文中や解説でも語られているけど、忘れるからこそ書き留めるから、会話の描写やそこからのチョイスが秀逸。こんな切り取り方に憧れる。
”「2日目以降もチャーターできるようなので、そのまま観光を楽しんじゃってください」楽しんじゃってください。飛びはねる語尾に、わたしまでつられて笑顔になった。”
そして、シンプルに文章の面白さを楽しむだけでも十分すぎるほど読む価値があるのに、それだけには収まらない、世間的にはハードに見えるバッググラウンドとそこから得てきた力強さが、さらにこの作品の魅力を倍増させてる。
たくさんの失敗と後悔を繰り返したからこそ、自分への優しさを見失う時もあったからこそ、強く優しくなれたんじゃないかと思う。
”さあ行け、良太。行ったことのない場所に、どんどん行け。助けられた分だけ、助け返せ。良太が歩いたその先に、障害のある人が生きやすい社会が、きっとある。知らんけど。”
”「車いす生活になるけど、命が助かってよかったわ」母は笑っていた。あの時ホッとしたわたしを、わたしは殴ってやりたいと今でも思う。”
”家族の会話は、「楽しい」とか「悲しい」とか、一言じゃ説明できない情報量にあふれている。”
”重い人生だから、せめて足取りぐらいは軽くいたいんだ。知らんけど。”
”絶望は、他人の応援の言葉で、めったになくなるものではない。”
”いまだったら、エビチャーハン、頼んじゃうよ。なんならホタテも乗せちゃってよ。”
”そうして重なり合った複雑な味は何味でもなく、滋味、とでも表すんだろうか。”
”「好きな自分でいられる人との関係性だけを、大切にしていく」”
また、著者だけではなく、お母さんも弟さんもとても優しくて強くて、魅力に溢れている。一作だけ読んだことがある幡野広志さんももっと作品が読みたくなった。
間違いなく今年ベストに入る、「泣き笑い」っていう言葉がとても似合う傑作だった。
作者の人生をさらけ出すエッセイ
今まで作者がやってきた出来事や家族事情をエッセイにした本です。今まで個々で話されていたことを本出すまでのボリュームとなり、仕事にしているのは作者の人間力凄いなと尊敬しました。
死ななければ何とかなるものだと教えてくれる本です。問題点を泥臭くてもいいので乗り超えてポジティブにかえる。苦手でダメな点があっても、切り替えて、自身の持ち味を活かしたことを仕事にする。心折れて立ち止まっても、何かしらチャレンジして動けば何とかなると、挫折した人に読んで欲しいです。
文章が自身の言葉で表現していて、話の合間に小ネタを入れてアイスブレイク入れており、読みやすい。面白かったです。一気に読みました。追い込まれた際、岸田さん自身で何とかしてきたリカバリー力、何とかならなくても、ピンチになった際、周りが助けてくれる人間力が凄い方です。周りが作者自身に対して愛嬌や信頼があるんだと思いました。
人には向き不向きがあって、挫折する時は誰しもありますが、作者は泥臭くチャレンジして、その中で自分のやりたいこと、持ち味を見つけ、磨き、自身で価値を生み出すまでに成長されているように感じました。
仕事に関して、目的や興味なく日々が淡々とつまらないと感じてる人はこの本を読むと作者はいろんなことをやっていますが、点と点が次第に線となり、結果、筋道通った働き方をしていて、アクションするための参考になると思います。
買って良かった
元々Twitterから時々noteという流れで読んでいて、ユニークかつ読むと心動かされる文章にとても惹きつけられ、書籍化と共に迷わず購入した。本の中にも出てくる幡野さんのブログもそうだが、言葉に嘘や衒いがなく、どこまでも真っ直ぐな文章に時間を忘れあっという間に読了した。明日からすべてのことを楽しみながら頑張ろうと思えるモチベーションが沸沸と湧き上がる本だった。作者のお父さんの死、お母さんが車椅子になった原因の病気など、一見多くのものを失ってきたように見える家族だが、実は作者の中には父親から受け継いだユーモアや行動力、母娘の中にはあらゆる制限を取っ払って突き進む可能性といった、大きなギフトを「得てきた」物語なのだと気づかされた。人に力を与える文章を書ける作家さんに出会えてとても嬉しい。彼女の本はこれからも追い続けていきたいと思う。
Posted by ブクログ
SNSかどこかで、著者の車椅子のお母様とのエピソードを読んだのをきっかけに手に取った。ちょっと勉強、くらいのつもりでいたのに、さくらももこ風な面白さでびっくり。面白く読めつつも、ダウン症の弟くん立派さや関係性を学べたり、障がいを持ったお母さんとの関係性や生き方を学べたり、勉強にもなった。すっかりファンです。他の本も読み進めるつもり。
Posted by ブクログ
「重い人生だから、せめて足どりくらいは軽くいたい」
あーすごいなこの人の行動力はと思った。
本に書かれている以上のいろんなことがおそらくある中で、本に書けることを面白おかしく書いてくれているんだろうなと思って、笑うというよりはじんわりする本だった。
脳みそぶんまわしながら考え、行動に移し、ユーモアで足取り軽く、すごい方だなと思う。
岸田さんの繊細さが伝わってきて、実際のことは、自分は経験していないから、安易に容易に感想が書けない。
自伝エッセイとは知らずに読んだので、テイストは、はじめ少しいろいろ戸惑った。
笑かそうとしない、岸田さんの文章も読んでみたいなと思った。
でも、
「つらいことがあったら、心置きなく、忘れてもいいように、書く」
「どうせ後から読み直すなら、苦しくないよう、少しばかりおもしろい文章で書く」
とあって、普通に書いて読み直したら猛烈につらいから、少しばかりおもしろい文章で書く、ということなのかな、と思うと、
それが伝わるからか、読んでいても、面白くても、心のどこかは、ずーんとくる。
しんどい経験がある人ほどめっちゃおかしく笑い話にするのは、わかるなあと思った。
岸田奈美さんのお父さんへのラブレターみたいだった。
Posted by ブクログ
あまりのことに涙が出そうになったり、面白くて吹き出してしまったり、感情が忙しい1冊だった。
お父さんが亡くなられ、お母さんが車いすになり、私には想像できないような辛い日々だったと思うけど、自分にはここしかない!と邁進できる力がすごいなと思った。
弟君のエピソードもとてもよかった。周りの人からいろいろ助けてもらえるということは、弟君もきっと周りの人に何かを受け渡しているからだよね。
全体的に明るくユーモアにあふれていて、グッときて、読んでよかった。
Posted by ブクログ
Audibleで聴いた。
くすっと笑える文章で面白かった。
素敵な家族のお話で、羨ましいと思った。
お父さんが亡くなった時、お母さんが本当は全然大丈夫ではなかったのに、子どもたちの前では平気そうにしていたのは、お父さんの友達から、「どうか子どもの前では泣かないでください。子どもは父親が亡くなったことより母親がずっと泣いている方がつらい」みたいなことを教えてくれたからというエピソードが心に残った。
母はすごいな。
私もそういう母親になりたい。けど、なれるだろうか…。
Posted by ブクログ
泣いたり、笑ったりできる良い作品でした。
岸田さんの表現は面白く、ユーモアがあると感じました。
英語版ファービーの話や、下着の採寸の話、嵐の櫻井くんの前で脚をつる話が特に面白かったです。
Posted by ブクログ
岸田奈美さんの本を初めて読みました。
とにかく自分の境遇を面白おかしく表現する文体がすごくよかったです。背景にとてつもない葛藤や苦しみまでが容易に想像できるのに、それを感じさせないパワーを感じました。
Posted by ブクログ
岸田さんの存在を知ったのは、アサヒスーパードルゥゥァイのツイート。なにこの人、一見自虐とも思えるエピソードをなんて面白おかしく言葉に乗せられる人なんだ、とびっくりした。そこから、noteを読み漁り、ほろっとしたり、にやにやと笑えたり。ハマってしまい、この本を手に取りました。
既にnoteで読んだ内容が多かったけど、何度読んでも情景が思い浮かび本当に面白い。
辛いことがあっても乗り越え方を見つけられる本です。
Posted by ブクログ
100文字で済むことを2000文字で表現すると自称する岸田さんのエッセイ。
悲しく苦しい出来事を面白おかしく表現するとこうなるんだろう。それはある意味すごい技術だ。
ネットで多少読んでいた部分があって新鮮さという意味で少し星は減ったかも。
Posted by ブクログ
岸田奈美さんのエッセイです。ドラマにもなりました。障害者福祉と言いますが、実際にその立場にならないと到底理解出来ない事があります。
忘れるという才能ですか。奥が深い言葉です。何が起ころうと日々は普通に過ぎていきます。人間は生きていかないといけないのです。いつまでも、囚われていては、前に進めません。
忘れるという才能とした事で、自分に決着をつけているのでしょう。
凄い人だなぁ。
Posted by ブクログ
父親を亡くし、母は半身不随で車椅子、弟はダウン症で知的障害がある。そんな家族との楽しい出来事や、作家になるまでのあれこれを明るく楽しく綴った一冊。
この作者の作品は初めてだけど、もう第一章から笑えてたまらなかった。
側から見たらヤングケアラーで大変だろうと思うのだけど、そして実際大変な事が多かったろうけど、様々な事を周りの人にも助けられて楽しく過ごしている。赤べこ事件なんて本当に面白い。
物事の切取り方が鋭くて読んで気持ちのいい作品。
他の作品も読みたいなと思わされる一冊。
Posted by ブクログ
岸田さんの家族の話。
みんなが家族を愛して思って生きてきた姿に涙が出ました。
こういう奇跡が世界には沢山あるんだろうな、
うちも奇跡だって思うもんね。
大切な人のために強く生きている岸田さんがかっこよかった。
Posted by ブクログ
BSプレミアムで放送されていた『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(以下 かぞかぞ)が良かったので購入した一冊。
岸田奈美さんにしか書けない個性溢れるエッセイ。特に絶妙な比喩表現が素晴らしい!それに加えてリズム感やユーモア溢れる文章、会話の描写力も良いので読んでいて楽しかった。NASAの話は腑に落ちたし、幡野さんの話は今の自分の境遇と通ずるところもあり、考えさせられた。
また、嵐ファンとしては翔くんの素敵なエピソードが書籍として形に残ってくれたことが嬉しく有り難い気持ちで一杯です。本当にありがとうございます!!!!!
・助けることは、声をかけて身体を動かすより視点を動かして相手を思うこと。「何かできることはありますか」と聞くだけで良い。
・サポートとは、相手に押し付けるものではなく相手を手伝うこと。
以下の言葉は、肝に銘じておきたいと思った。
最後に…この作品を読んで良かった方や読んでみたが文章にはまらなかった方は、ドラマ『かぞかぞ』を是非観て欲しいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!岸田奈美さんのエッセイが上手く映像化されており、脚本・キャスト・演出・音楽全てが素晴らしい名作です!料金はかかりますがNHKオンデマンドで観れます!!!!!!!!!!!そのうち地上波にも降りてくるはずです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!