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Posted by ブクログ
柴田よしき「求愛」、2020.9新装版、2010.5刊行。29歳の独身女性、小林弘美の物語。フリーランスの翻訳家から、友人の不審な死をきっかけに探偵業に転身、読み応えのある作品でした。
Posted by ブクログ
読みやすかった。
友達の死を警察は自殺として終わらせようとする。違和感を感じて自ら動きだし解決するが、ショックを受け、仕事が手につかなくなる。
やっと少しだけ背負っているものを下ろせる相手とであうが、またその彼女も被害者になる。自分の行動で思ってもみなかったことが起きる。負の連鎖が続く。
探偵に向いているかわからないと言うが、ちょっとした変化、敏感に察知。同僚からは失敗することの大事さについて語られる。
友達の事件の発端となったものが罠を仕掛けるまでは具体的にかかれていてそわそわしながら読んだけど、最後あっさりしすぎているような。
梶本が良かった。
p198-9~10
p206~208
p275~278の梶本の台詞。
p234-12~235-9
弘美の成長物語。
人間の執着、移ろう心。
求愛の意味。