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Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
旗本の嫡男を殺した「油木新次郎」とは……色男の仮面に隠された癒えない傷
向島で箱屋をしている新吉は、木母寺の梅若塚で見た女の涙が気になった。女衒に売った娘の行方を捜しているという。そこで、元船頭の茂助とともに、協力する。一方、新吉の過去の真相が明らかに…!!
令和5年11月4日~7日
Posted by ブクログ
吉原の花魁、小紫と恋仲になって脱藩した武士、油木新次郎。今は向島の芸者、お葉の箱屋、新吉だ。
今回新吉の謎が解ける。
そして小紫への思慕の決別。
今回の事件は、おさんのいう取手の女性。
娘を女衒に売ったのだが、夫が亡くなり、取手から上京。
死ぬ前に一眼娘に会いたいと。
ところが女衒は強盗に娘が殺されたという。
話に信憑性がなく、江戸でそのまま娘のおさわを探すことにしたおさん。
新吉と老船頭の茂助は事件を探る。
このシリーズも3巻目。
小説のテーマの中に、無闇に人を殺さないことを、いれたようだ。
町人も、武士も命を粗末にはしない。
話し合いで、互いに歩み寄りより良い未来へと、主人公は考えているらしい。