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Posted by ブクログ
解決パートを忘れてしまったと言っては締切を守らない作家の原稿から、謎を推理する女性編集者のお話
以下、公式のあらすじ
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また解決方法、忘れちゃいました!
解決パートのシナリオを忘れてしまう悪癖をもつ、現役大学生ミステリ作家が唸る結末を考え出して、やりこめたはずだったのに……
手のひらで転がされていたのは、また担当編集者のわたしでした――。
現役大学生作家・二ノ宮花壇。圧倒的な筆力と構成力、瑞々しい文体をもつ売れっ子作家だ。
……が、担当編集者のわたし、左京真琴からしてみれば、とんでもないガキである。彼が〆切を守ったことは皆無だし、生意気だし、口を開けば皮肉ばかり。
その上、「いま書いている物語の推理パートを忘れてしまう」という悪癖まで持っている。
わたしはそのたびに彼の物語を推理して、つじつまの合う結末を考えるのだが……
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覆面作家だけど、主人公が女子大生である事が多いので女性だと思われている花壇
先輩編集者から花壇の担当を引き継いだ左京真琴
解決パートの依頼がある度に、先輩は「懐かれている」と言うが……
変則的な日常の謎ものですね
花壇の身の回りのお店や出来事をモチーフに物語を書くので、実際にその場所に行ってみるパートがある
実際と物語では違っているところは、敢えて描写したという事なわけで、ミステリとしてフェアであるためのメタ的なヒントになっている
喫茶店で出くわしたカップルの男性が怒った理由、寮の幽霊騒ぎ、部室のお菓子パーティーで毒を盛られたという真相等々
解決のヒントや伏線、ミスリード、推理の穴の指摘等、ミステリの基本的な形がちゃんと構成されている
ただまぁ、最後のオチは最初からそんな事だろうとは思ってたよ
設定自体が不自然ですものねぇ
Posted by ブクログ
圧倒的な売れっ子作家の担当…なのはいいのだが
作家の困ったくせに、主人公は毎回訪問する羽目に。
解決パートを忘れるというのはどうなのか…。
しかも毎度担当に考えてもらうというのは
どうなのだろうか、というのがあります。
文章力があるからこそ、な作家なので
それはそれでありかも知れませんが…。
とか思っていたら、ええ?! な最後でした。
度々前担当者と答え合わせ(?)をしていましたが
今さらその現実を知るというのは…。
壮大ないたずら、みたいに終わっていますが
本当の所は、どこなのでしょうか??w
Posted by ブクログ
漫画のような可愛い作品です。
執筆中の推理小説の推理パートを忘れてしまうので、担当編集者が毎回考える、、、という短編集ですが、いつも流し読みをしてしまうため、推理小説の伏線やら描写からの見破り方は参考になりました。