ふとした時に「こんな能力あったらいいな」と思ったことありませんか。
「もし自分に異能があったら!?」と妄想した人も少なくないはず!
そして、かくいう私もそのひとり。
壮大な妄想を繰り広げたことは数知れず。
本作は「書類を崩さずに詰める異能」から超レアな「不老不死」まで、多種多様な異能を持つ人たちを描いたのんびりほのぼのオフィスコメディ。
異能を持つ人達の日常をこっそり覗いている気分です。
私たちの毎日に「しょうもない」異能が溶け込む世界を具現化した、そんな感じ。
でも、異能によっては、万能でもなくて、制限がある異能も存在するらしいのです。
そんなの妄想だったら絶対に出てこない!!
だって妄想は都合が良いからおもしろいんだもの。想定外すぎる。
(ちなみに私は「猫にめちゃくちゃ好かれる能力」と「レジに並ばずに済む異能」が欲しい)
リアル化された「みんなが異能を持つ世界」を覗いてみませんか。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
狙ったカードを一発で引ける異能羨ましすぎでしょ!!(※本筋とはまったく関係ない感想です)
ゆるっとほっこり日常かと思ったら、お仕事描写はちゃんと会社員が読んで共感できるていねいさ。
「一般的な日本の企業で起こる出来事、そこにちょっとした異能が絡んできたら……?」みたいな面白みがある。
Posted by ブクログ
個人的にツボだったのは「相手に韻を踏ませる」異能。「しりとりがめちゃくちゃ苦手」だなんて、ニッチにもほどがある弱点……
しょうもなさにも二通りあって「すごいけど役に立たない」と「地味だけどすごく便利」、いずれにせよ争いには馴染まない。折り合いをつけて日常に溶け込んでいる様子がリアル。「不老不死」とか出てくるのに。
競争社会への皮肉が込められているのか、そうでもないか。「才能とは」「自分らしさとは」「長所を活かす仕事とは」について深読みを誘う。