【感想・ネタバレ】どこまでも亀のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

「個」の確立を求められ続けるって厳しいなあ
強迫性障害と言われる人の心のうちを少しだけ見ることができたといえるのだろうか
主人公の心の動きを追っていくと救われなくて切なくなる
その切なさもそれはそれでいいんだ

微小なものから極大なものまで自由自在なスケール感とか愛について語られる部分に引き込まれる

タイトルが唐突な感じがしたのはなぜだろう

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2020年01月02日

Posted by ブクログ

すごくよかった。出てくるみんな愛おしい。特にアーザ。強迫性障害に苦しみ友達や恋人のことをちゃんと考えられず傷つけて自分を責めて責めて彼女もまた傷ついて、それでも生きたいと叫ぶ、生を渇望する姿に涙が出た。アーザが主人公で本当によかった。あなたの物語で本当によかった。

親友デイジーがスターウォーズシリーズのファンフィクション界隈ではそれなりに名の知れた作家(同人作家みたいなもんだろうか…)っていう設定も超好き。そしてアーザのことを名字を砕いた「ホームジー」と呼ぶのも超好き。女友達って付き合いが長くなると一周回って名字呼びになる現象ありませんか?

アーザとデイジーは家庭環境も経済状況も考え方も全く違う、お互いにいろいろ思うことがある(特にデイジーからアーザへ)けどやっぱりコミュニケーションを諦めない、言いたいことを伝え且つ歩み寄ろうとする そんなふたりが大好きになった やっぱり不断の努力なんだ 大人になってもまだ胸を打たれる

海外文学ではヤングアダルト分野(10代向け?)にカテゴライズされてる小説なので読みやすいし、けど内容がライトかと言えば全然そうじゃなく、30手前にしてもまだまだわたしの心のやらかい場所を今でもまだしめつける(夜空ノムコウ)いい本だった 翻訳者の金原先生からサインを頂いた本だし、いつまでも大事にしたい本だと思った。

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2019年06月30日

Posted by ブクログ

考え過ぎて終わりのない思考が螺旋状になる。私もよく陥るんだけど、心の叫びがリアルに描かれているなぁと思った。そして見放すことのない彼や親友の存在がありがたい。思いが共鳴した感覚は、未来への糧になるんだ…とラストでは示してくれた。最後がとてもいい。ゆっくり自分の足で歩いて行ってほしい…と若い人へのエールになる。

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2021年01月28日

Posted by ブクログ

身の回りの細菌に感染することへの脅迫性障害のあるアーザ。父親を亡くし教師の母親と二人暮らしの16歳。親友のデイジーは、大学進学のお金を貯めるためにバイトをしている。ある日アーザの幼馴染で大金持ちの息子のデイヴィスの父親が失踪したことがニュースで流れる。失踪の手掛かりとなる情報提供者には賞金が出るという。デイジーは賞金欲しさにアーザとデイヴィスの邸宅へと向かう。
大富豪でありながら父親の愛情を感じられないデイヴィス、アーザを心配しながらも自分の将来のためにお金は欲しいデイジー。強迫性障害の自分とデイヴィスとの関係に揺れ動くアーザ。デイヴィスの父親の行方は気にしないようにと思いつつもデイヴィスの弟ノアのために追求してしまうアーザ。
自分自身の障害との闘いにようやく明かりが見えてきたころ、アーザはデイヴィスの父親の消息にきずいてしまう。

様々な愛について考えさせる。異性との恋心、親子の愛、親友との愛情。どれも確信はもてず、それでも失う事への大きな悲しみ。アーザとデイヴィスの長い人生での大きな愛を願わずにはいられない。

ジョン・グリーンはYAを書かせると最高だ。

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2019年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

強迫性障害を抱え、バクテリア感染の恐怖に怯えるアーザ、16歳。亡くなった父親の携帯電話を今も充電しつづけている。

スターウォーズのファンフィクション作家である親友デイジーは、懸賞金目当てに、失踪した大富豪を探そうと必死。でもそれは、アーザの幼馴染、デイヴィスの父親なのだった。

デイヴィスとアーザは惹かれ合う。彼に触れたい、キスしたい!でも頭の中で声が…
「カンビロバクター菌の感染はいやだよね。」

SNSやFace timeのような非接触空間でなら、自然でいられるのに…。

ところどころ引用されるクールな文学に救われながら、彼らの行きづらさに触れ、共感できたなら、私たちの世界はもっと広がり、優しくなれるのかもしれない。。

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2019年09月11日

Posted by ブクログ

主人公が思考の螺旋にはまっていくところや引用の部分は半分飛ばし読みしてしまった。

結末が気になり、最後までざっと読み通してから改めて読み返すといろいろ心に響くところもありました。

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2022年08月16日

Posted by ブクログ

YA小説なんだけど、サクッとは読み進められなかった。

主人公が強迫性障害に苦しむ子、いつでも細菌に感染するんじゃないかと恐れている。
親友は「スター・ウォーズ」が大好きでファンフィクションを書いてる。ここに惹きつけられてこの本を読んでみようと思ったんだけど。

そして、詐欺罪で失踪した大富豪を探そうと幼馴染だったその息子に近づき、惹かれていく。
この少年もクール。だけど強迫性障害のせいで不思議な距離感でいようとする。

登場人物はそんなに多くないなかで、グルグルいろんな事がまわってる感じ。
今どきの内容だけど、スッと入ってこない不思議な感覚。

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2019年06月01日

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