【感想・ネタバレ】10代に語る平成史のレビュー

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Posted by ブクログ

「10代に語る」と銘打っている通り、複雑な国際情勢も平易な言葉でまとまっておりわかりやすい。欲を言えば「テクノロジー」にもフォーカスして欲しかったが、災害・外交・経済に関しては、平成史を整理された良書だと思われる。

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2018年10月28日

Posted by ブクログ

タイトルには10代に語る、とあるが、物心ついた後に平成の世を実際に生きてきた世代が読むと、実体験が再定義され大きな流れの中での位置付けが理解できる。読みやすい良書。

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2021年05月20日

Posted by ブクログ

本書のターゲットたる10代ではないが、平成の半分くらいをぼーっと過ごしてしまった身には、ありがたい本。
ああ、あの頃、テレビで喧しく言っていたのは、こういうことだったのか、とやっと合点。

最初、「全ては平成元年から始まった」とあるので、新聞記者さんらしい、ちょっとレトリカルな誇張があるのかと思ったが、政治史、経済史、外交史あたりが、限られたページ数ですっきりまとめられている。
できれば文化史も、というのは、少しばかり欲張りすぎた要望かな。

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2019年03月20日

Posted by ブクログ

平成という時代の歴史を、様々なテーマの切り口から振り返っています。
消費税、小選挙区の導入、沖縄問題、テロとの戦い(日米関係)、北方領土、震災、日中・日韓・日朝関係が主なテーマです。

平成の30年間は波乱が多かった時代でもあり、登場する政治家が多いので、整理して理解するのは少し骨が折れる部分がありました。
平成元年生まれとしては、物心(記憶)がある部分は、懐かしく感じながら読むことができましたが、いまの10代の中高生にとっては、やはり「歴史の読みもの」という感覚になるのだろうと思います。
一方で、単純に「歴史を振り返る」ことで終わるのではなく、平成30年現在で残っている”次世代への課題”も分析してくれていいるので、そういった部分からは「これからの時代を担う10代に語る」というねらいを読み取ることができました。

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2018年12月15日

Posted by ブクログ

いかにもジャーナリストが書いた平成史という感じ。もっと言ってしまうと、昭和のおじさん目線の平成史という感じ。
論点ごとに章立てをしているため、時系列で平成史を概観したかった私には、正直期待外れでした。

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2023年05月05日

Posted by ブクログ

読みやすかったと思う
平成になってから選挙制度かわったの知らなかった
バブルのこともいまいちよく分かってなかったし
でも時代はずっと流れが続いてるから、因果というか、自分が生まれる前の時代のこともちゃんと知っとらんと恥ずかしいなって思った

「これまでの人生で一番印象に残るニュース」っていうのは私自身もやっぱり東日本大震災かな
政治は遠い話な気がしてたけど、あれだけ大きな災害は当然幼心にも衝撃的だった
それでももう正直自分の中で過去になりつつあって、ニュースや本読んでてその度に「いや、まだ過去じゃない」って思い知らされるんだけど
コロナは早く過去の事にならないかな、令和は将来どうやって語られるんだろう

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2022年03月31日

Posted by ブクログ

平成30年に、平成の終わりが決まった頃に書かれた本。フリーのジャーナリストが記者時代の経験(かなり外交の中枢にも取材している)も含め、政治、経済、外交を中心に平成を振り返る。

悪いことばかりではないが、やはり「安定はすれども右肩下がりの時代」だったか。何となく明るい時代ではなく、日本という国を振り返ると「絶頂期を過ぎ、今後の行く道を模索して混迷し続けた時代」な印象だ。

短期間に大きな自然災害にも遭遇した時代だ。特に震災に関する部分は当時の緊張感や悲惨な状況とともに、救助に当たった人たちの尽力が伝わってきて読みごたえがあった。

元号が変わるというのは世界の歴史の流れの1コマというだけでなく、日本にとってはやはりひとつの大きな区切りになるようだ。

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2021年11月21日

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