【感想・ネタバレ】誇りと偏見のレビュー

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Posted by ブクログ

Jane Austen(1775-1817)

イギリス女流作家。人生の傍観者といった立場で、冷静で淡々と田舎の小社会の人事の機微を細やかに描いた。若い男女の恋愛や縁談を好んで題材としている。小説という文学ジャンルができてから、婦人読者は特に熱心に読む耽った。中には自分で小説を書こうとしたものもおり、オースティンはそのうちの1人。田舎牧師の娘に生まれ、今の隅でこつことと執筆を続け、42歳までずっと独身のまま生涯を終えた。

最初は書簡体で書かれていたらしいが、それをだんだん普通の小説に書き直し、色んな出版社に持ち込んだが、なかなか出してもらえなかった。

『高慢と偏見』(Pride and Prejudice, 1797)は最初は『第1印象』(The First Impression)と題されていた。つまり、作品のテーマは「第1印象」で判断し、行動するのは言わばロマン派的な多感の行為である。落ち着いて「分別」を働かせれば、おのずから正しい判断へと導かれるはずだ。

オースティンは次のような言葉を残している。
「田舎の村の3つか4つの家族が、小説の題材には最適なのです」

200年前の英国では、女性が物書きをすることは、衣食住を父、夫、兄などの男性に頼るべき女性のすることとしては「はしたない」と見る傾向があって、最初彼女の作品はジェーン・オースティンが書いたものだと明記してなかった。

彼女の小説のファンの聖地と言えば、「ジェイン・オースティン博物館」と彼女が眠る「ウィンチェスター大聖堂」の2つである。

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2022年02月22日

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