【感想・ネタバレ】原発とプルトニウム パンドラの箱を開けてしまった科学者たちのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とてもおもしろかったのだが、タイトルと内容があまりに違いすぎる。その内容は、放射能の歴史といった感じのもの。脱原発的なものを期待して読まれた方はガッカリしたことだろう。

放射能についての歴史的な知識はほぼ身につく。そういう意味では読んでおいて損はないと思うのだが・・・
学者たちの手によって、新たな発見がどんどん見つかっていくさまは、とてもワクワクして楽しめたのだけど・・・タイトルが「放射線の歴史」とかだったら、星5つつけたのに・・・ほんとに残念な書籍です。

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2011年11月12日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
自然状態ではほとんど存在しない猛毒の放射性元素、プルトニウムは、原爆の材料として人工的にこの世に生み出された。
作ったのは科学者。
最初は自らの好奇心に忠実に、新しい発見とアイディアに興奮する科学者だったが、やがて戦争の嵐の中で政治の中心に。
巨大科学の時代が到来。
科学の性格が大きく変質した19世紀末から半世紀を、懸命に生きる科学者たちの群像としていきいきと描く。
そして今日の日本の原発とプルトニウムをめぐる複雑な事情にメスを入れる。

[ 目次 ]
第1章 貪欲と禁欲
第2章 「あり得ない」ことが起きる…
第3章 「あり得ない」ことが起きた!
第4章 失われた元素、プルトニウム
第5章 原爆開発ゴーサイン、好奇心から愛国心・恐怖心
第6章 百万分の一秒を目指して―ロスアラモス
第7章 「原子力平和利用」の時代

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年07月13日

Posted by ブクログ

タイトルがよくないかも。プルトニウムを使った原子力発電の話っぽいタイトルですがそうではなく、まずは人類が初めて「放射線」を発見する経緯、
それから「核分裂」の探求、そして「原子爆弾」への応用。ノーベルのダイナマイトを越える究極の力を、科学者が手に入れてしまった話がほとんどです。最後の章だけが原子力発電に関する話題ですが、日本の原発が世界の標準とは違った路線を歩んでいることなどに触れており、意外性は高いのですが、この問題については、もっときちんと掘り下げて扱う方がいいような気もする。

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2010年09月18日

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