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竹田恒泰氏の本は、基本的に難しいイメージが私の中で強くあり、敬遠していたのですが、今回、読ませていただいた本は非常にわかりやすく、且つ論理的でとても勉強になりました。我々日本人は自分達の国の事をびた一門も知らないのだな、と痛感いたしました。絶対に知っておかなければいけない事が読みやすい文量で書かれています。気になる方はぜひ読んでいただきたい❗️
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別にホルホルするわけではないんですけどね。
個人的に日本推しを殊更に卑下する論調に同意できないだけです。
昔の日本は素晴らしかった。
今の日本人も負けないように頑張らないと。
それだけかなと。
日本国が2700年近く続いていることや世界最古の王朝であり国家であることは今の僕が誇ることでは無いと思います。
ただ世界の人がそれを言ってくれた時に何か一つ二つエピソードを話せたらなと思います。
そんな気持ちにさせてくれる本でした。
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竹田氏の人気書物を読む。読んでいてかなり爽快になる。コレほどまでにいろいろな事象や歴史を多角的に解きほぐしている書物も珍しい。日本人なら当たり前のようにやってた慣習もぜんぜん知らないことだらけだということを知らされる。改めて日本や慣習について学べるいい機会だった。これは、日本に住んでる人だったり旅行が好きだったり食べることが好きな人だったり親日の理由を知りたいひとだったりに該当する人はぜひとも読んで欲しい。
本
ビジネス書以外購入した事がない(それもごくわずか)僕が購入した「天皇」(すめらぎ)に対する素朴な疑問に直接答える書籍でした。
僕はあまり頭が良くないので読みやすく書かれているにもかかわらず、徹夜でこの本を読みました。日本人に生まれたその時点で人生に勝利していたとは思ってもいませんでした。すめらぎをこれからは誇りに思い大切にして行きたいと思います。
いつも日本の事を大切にしている竹田恒泰氏に感謝の気持ちでいっぱいです。
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奥トレで交換してもらった一冊。「日本のことが好きになれると思います」と紹介してもらって、読んでみて、知らなかった日本の一面が見えてきたり日本人として読んでみたらいいと思った一冊でした。ものづくり大国・日本といわれる時代に育って今エンジニアになっている自分にとって、これまでの先人たちの技術への好奇心や極めることへの探究心を大切にしながら、これからの時代をつくるために精進していかないとなと思ったりもしたし、江戸時代にはできていた古き良きあれこれを「今だからできるさらにいい形」に変えて取り入れる、そんなことも試行錯誤していけると楽しいよなと思いました。
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日本人であれば当たり前知っておくべき自国の歴史や文化を、わかりやすい文章で説明しています。この一冊を読めば元気になれますし、自分の生まれた国に対する誇りを持つことができると思います。
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近年、日本は失われた30年という期間を過ごし、諸外国からあらゆる面で遅れている、少子高齢化により経済力がこれからも低下するのは目に見えているという苦しい状態の中、やはり日本に関して入ってくる情報はどれもネガティブなもので日本はもう終わりだ、と私自身は悲観的になっていた。
そんな中で偶然見つけた本書により心の中で封じ込められていた日本肯定感が高まりました。これまで日本人はどう生きてきたか、これから日本人としてどう振る舞うべきか、詳しくない人でもわかりやすく教えてくれる本でした。
日本人としての誇りを取り戻すためには歴史を、神話を知るべきだと知らされましたのでこの本に限らず知見を深めていきたい。
日本とは世界で最も歴史の長い国家でありその長きにわたり天皇を中心に慎ましく暮らしてきた。諸外国とは異なり「和」の心を持って国を納めた結果この数千年天皇に謀反を起こすという事など歴史上一度もなかった。
日本は食にせよ宗教にせよ文化、技術にせよ他から取り入れたものを文化に組み込んで更に発展させて全く異なるものとして昇華させてしまう。
江戸の頃の日本は自然と調和した生活をしていた。海外では都市の繁栄と自然は共存できないという見解が強かったが、江戸の日本ではそれらを成し遂げていた。それは日本人が古来から自然と調和した生き方をしてきたからだ。しかし今の日本にはその面影はない。エコが叫ばれ、海外でももったいないという言葉を広めようという今日本人が率先して自然と調和した暮らしをお手本として見せていくべきなのだ。
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●読んで得たもの
日本(人)の素晴らしさ
●感想
子供にも読ませたい本である。
書かれているとおり、確かに日本がこれまで培ってきたものの素晴らしさが理解できる。
一方で、今の日本を憂うべく指標にもなってしまう。
日本人の素晴らしさや凄さは以前に比べ目立たなくなったように思える。どこに消えたのだろう。
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著者が日本についてあらゆる観点から書いている。グルメから始まり天皇のあるところや最後には北野武との対談も収録。この本を通してあるのは、海外と比較して日本の素晴らしいさを語っていること。この本が出た当時よりも劣勢に回ったかもしれないが、最終章中にある「日本は経済以外の価値を見出さなきゃいけない、日本からお金がなくなった時、日本自体の価値がなくならないように」という一文は目からウロコだった。
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皇室出身であり、天皇研究の第一人者の著者が、日本について書いた本。特に、歴史と文化と天皇について詳しい。外国人には認められながらも、日本人が認識していない日本の魅力を簡潔にまとめている。印象的な記述を記す。
「東京が美食都市であることは、ミシュランの星の数だけではなく、飲食店そのものの数からも窺える。都市にある飲食店の数は、パリが1万3000軒、NYが2万5000軒であるのに対し、東京は16万軒に上る」p38
「本家本元である現代日本人は、個人主義や拝金主義の垢にまみれ、日本社会は「もったいない」とは程遠い社会になってしまった」p95
「日本人が物を大切にしてきたのは、物に神聖性を見出してきたからに違いない。でなければ、箸、布団、便所などに「お」という丁寧語を付けて呼ぶことはしないだろう。日本の子供は「米を一粒でも食べ残すと目が潰れる」と教えられて育つものだが、欧米人には理解できないかもしれない」p96
「中国やフランスでは鶏を締められないと主婦は務まらない。日本の消費者はあまりに甘やかされていないだろうか」p101
「世界史を眺めると言語は脆弱であることがわかる。言語は民族と共に生き残るものであり、民族と共に滅びるものでもある。英語が日の沈まぬ言語になった反面、その陰でおびただしい数の言語が姿を消してきた」p106
「(王彬彬)現代中国語の中で日本語から借用した外来語の数は驚くほど多く、統計的に、我々(中国人)が今日使用している社会科学、人文科学方面の用語のおよそ7割は日本から輸入したものである。これらはすべて日本人が西洋の語彙を翻訳したもので、これを中国が導入して中国語のなかに根を下ろした」p110
「(和製漢字と和製漢語)現代日本人の漢字・漢語の知識レベルは、幕末から明治のころに比べれば幼児並みに退化したといっても過言ではない。他国も受け入れるような和製漢語を新たに発明する能力はもはやなく、これが日本国内でカタカナ語の氾濫に結びついている可能性がある」p112
「日本は現存する世界最古の国家であり、日本が二千年以上王朝を守ってきたのは、国内に宗教戦争がなかったことも重要な要素の一つであろう」p117
「日本史上で最悪の損耗を生じさせた大東亜戦争ですら、戦争犠牲者は人口の4%未満である。(ドイツは30年戦争で人口の5割を失った)」p122
「日本列島以上の広さを持つ一地域で、200年以上戦争がなかったのは、人類すべての歴史の中で、日本の平安時代と、日本の江戸時代の二例しか存在しないことはあまり知られていない」p132
「日本の歴史に、天皇の任命なく最高権力者の座に就いた者は一人もいない」p174
「アジア諸国を過剰に気遣う日本を見ると「ああ、この国はいつの間にか商人の国になってしまったな」という感じがする(北野武)」p218
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日本の「国体」について、天皇(すめらぎ)を中心に置き、外国との比較を論じた本。日本の良さや、日本人としての誇りを再確認させてくれる一冊です。日本人なら一読の必要がある。
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日本人のアイデンティティを鼓舞するための本です。自分のことを誇りに思わない人に卑屈な人が多いように、自分の国、自分のコミュニティに誇りをもてない社会は、必然的に卑屈になります。少なくとも、私が生きている間には、絶対に世界はひとつになりません。世界がグローバル化すればするほど、ドメスティックなものを大切にできない人は存在意義をなくすのではないかと確信しています。日本や日本人のことを自画自賛すること、誇りに思うことは、メリットのほうがはるかに大きいです。本書は機知のことが多かったですが、それでも読んでいて満足感でいっぱいです。
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日本のことがより一層好きになった
筆者が言う通り、天皇家が120代以上も続いている国なんて他にないし、天皇ありきの日本であることを改めて感じさせられた。
日本をもっと知り、日本の伝統を大事に継承していきたいと思った。
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日本について知りたくて読書。
箸の話が印象的。中国語だと箸ではなく筷子と書くが、箸という漢字も存在はする。一般的に箸文化は3世紀から7世紀に中国から仏教を通じて伝わったとされているが、その前から箸に近いものを使っており、その呼び方がはしだったのではないかとの説は興味深い。
アジア諸国へ行くと箸文化が残っているのは、中国の影響を受けた国が中心であるが、確かに多くがスプーンとの併用が多い。箸だけで食事をするのは日本だけだと思う(中国大陸や台湾もそれに近いが)。
韓国はスプーンが中心で、ご飯も焼肉もスプーンを用いることが多い。韓国人が大好きな辛ラーメンもフォークで食べる人と箸で食べる人が半々くらいではないだろうか。ラーメンは箸で食べたほうが美味しいというより食べやすいと個人的に思う。
台湾の烏山頭ダムやウズベキスタンのナヴォイ劇場など、日本人があまり知らない日本についての話は、別書で見聞きしたものもあるが、参考文献の量に驚嘆。著者の学習力を高さを感じる。
最近では韓国について批判的な論客としても知られているが、著者が韓国を訪れた回数を聞くと驚く。批判するだけあってよく行っているようだ。中国についての発言も多いが、50回以上訪れているという。よく韓国や中国を批判をする人たちの中にはほとんど訪れたこともなく、バイアスがかけられた日本のテレビや報道のみが情報源という残念な人も少なくない。
私の1つ上だが著者の知識量はすごいなと尊敬に値する。
本書で勧められているように『古事記』など日本の古典から日本を見つめ直す必要性を感じる。
読書時間:約1時間25分
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・「クールジャパン」や「『よい影響を与えている国』で上位に入る」など、日本は世界から好意を寄せられている
・食の世界では世界一の美食都市となるほど、何事も専門性を極める民族性
・台湾の烏山頭ダム、ウズベキスタンのナヴォイ劇場などを作り上げる「匠」のわざ
・「いただきます」「ごちそうさま」の精神
・世界一高い、日本のパスポート
・神道、天皇を要とした、世界一長い歴史を持つ国、日本
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なかなか面白かった。単純に日本が諸外国からどのように見られているか?を知ることが出来たのも良かったし、昨今自信を失っている日本人には勇気づけられるのではないかと。
自身の経験としても灯台下暗しというか、外国人の方が自分より日本のことを良く知ってるとか正しく理解しているという場面に出会うことがある。
一部著者の極端な思想に起因しそうな意見もあるように思うが、それも含めて私たちは日本の成り立ちとか歴史とか勉強しないといけないなぁと感じた。
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日本のいいところについて家でもよく話をしますが、この本を読んで、まだまだいっぱいいいところがあったなぁと再認識。
そういえば天皇って私たちの中では当たり前にいる存在だなぁとあらためて認識。
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満足度的には★5つ。読んでいくにつれ引き込まれ、いい読み終わった感を味わえました。
ただ、ちゃんと検証できそうなことに対して推測にとどめ、著者の話がし易いように記事やデータを紹介してる印象を受けた部分が少なくなく★−1です。
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かなり昔に竹田さんの研究会に2度ほど行ったことがあります。
この本もずっと積読でしたが
やっと読めました。
今の時代に読むと、ニッポンには日本が足りないというのが、更に実感として持てるような気がします
天皇の逸話のあれこれ、じんときました
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思い返すと、私が学生時代の学校教育は、日本の贖罪をずっと植え付けていたのだと思う。
そのことに何の疑問も持っていないままに大人になった。
意識すらしていなかった。
しかし日本の歴史を改めて勉強してみると、この国はなんと素晴らしいのか。
私自身が50歳を過ぎてようやくそのことに気が付くという有様だ。
日本社会ではまだまだ日本礼賛を批判する人が多いと思う。
(自分たちが日本人なのにだ)
日本礼賛を謳うと外交面で損をするから言わない方がいいという風潮すらある。
謙虚な姿勢は日本流であるが、世界はそんなに甘くはない。
油断を見せるとドンドン付け上がって侵略してくる輩たちなのだ。
日本という国を守るためには、日本人としての誇りを持つことが大事。
日本の良い所を沢山知って「守りたい」と思うことが何よりも第一歩だと思うのだ。
確かにガラパゴス化した部分もあるかもしれない。
地政学的な幸運もあって、今までの歴史が築けた面も確かにある。
それでも結果として私は日本という国が好きだ。
考え方や、根付かれている文化が好きだ。
世界的になぜ日本だけがこんな進化の仕方をしたのかは不明である。
多分に偶然なのだろうから、その解明をすることは必要ないが、結果的に素晴らしいものは素晴らしい。
世界的に見ても先進的なものすらある。
それはプロダクトに留まらない。
「MOTTAINAI」が例として挙げられているが、今でいえば「SDGs」だって日本ではずっと前からそうしていたのだ。
日本が世界で存在感を示すのは、こういう部分なのではないだろうか。
誇り高く。武士道精神ではないが、世界に示していければと思う。
そのためには「自分たちの良い所」を知ることが一番大切だ。
逆説的に言えば「世界との比較」も必要で、そのためには「世界を知る」ということがより大切なのだ。
日本人が一番日本のことを知らない。
そのことは恥ずべきことだ。これからも益々国際化は進んでいく。
まず日本を知り、世界を知り。自分のアイデンティティーを持つこと。
勤勉な日本人なら出来るはずなのだ。
つまり「日々勉強しろ」ということなのだ。
(2021/5/22)
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読みやすい内容で日本が世界と比べてどのような面が秀でているのかがわかります。
自国を知ることとは同時に世界をよく知るためには必要なことだと思います。
また、自国を愛することも同じくらい大切なことでもあります。
外国人で自分の国のことをけなす人なんてほとんどいませんしね(^^)/
その他にも日本の素晴らしさ、日本人が誇りを持つ点について大事なことをたくさん教えてくれたり、食に関することについても触れています。
ミシュランの数は正直驚きました!
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自国の素晴らしさを著者の視点で説く。2600年以上の長きに渡り、神武天皇から途切れることなく皇位が継承されて今に至る古い王朝・皇室と歴史を持ち、豊かな山と海に囲まれ国民性を育んできた日本らしさ、その良さと有り難さを認識できる。
古き良き慣習に対する賞賛と現代に生きる人の生活への批判という論調と、ちょいちょい事実と著者の主張が混在しているように見える言い回しが若干気になったが、日本の歴史や文化を改めて勉強したいという気持ちになるには十分な内容。
改めて日本人に生まれてきて良かったと思うし、だからこそ日本人としての誇りをもって世界で活躍したいと思った。
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旧皇族で明治天皇の玄孫にあたる著者が、日本の素晴らしさを再発見させてくれる本。日本人は戦後、日本を否定することが是とされてきたが、世界から現在、注目を集めている。世界で最も歴史のある日本は、他の国とは異なる文化を醸成してきたが、日本人自身がその事に気付いていない。日本らしさとは何かに改めて気付かせてくれる。
序章 世界で一番人気がある国「日本」
第一章 頂きます【いただきます】
−「ミシュランガイド」が東京を絶賛する理由
第ニ章 匠【たくみ】
−世界が愛する日本のモノづくり
第三章 勿体無い【もったいない】
−日本語には原始日本から継承されてきた“和の心”が宿る
第四章 和み【なごみ】
−実はすごい日本の一流外交
第五章 八百万【やおよろず】
−大自然と調和する日本人
第六章 天皇【すめらぎ】
−なぜ京都御所にはお堀がないのか
終章 ジャパン・ルネッサンス
−日本文明復興
巻末対談 日本は生活そのものが「芸術」だ(北野武対談)
−天皇から派生する枝葉のなかに我が国の文化はある?
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誇大広告が大嫌いな私としては、本書が人気が出ているのを横目にずっと購入するのを避けてきた。だが最近になって、「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」という著書が書店に並んでいるのを見て、ちょっと悔しい気持ちになり、まずは本書を買ってしまった。
ミシュランで星が一番多いのは日本、日本人が造った構造物は良質である、八田與一・トルコの事例などはなるほどと感心して読んでいたが後半に行くにしたがって、論調が怪しくなってくる。
日本人のよさを無理やり天皇に結び付けなくてもよかろうに。新書だから詳細に説明することはむずかしいのもわからないではないが、だいぶ論理に飛躍があるような気がする…
Posted by ブクログ
クールジャパンと聞くと私は虫唾が走るのですが、本書ではポップカルチャーやグルメから天皇家や古代日本の歴史など縦横無尽に日本に光を当てようとしてるようです。
ただ、どうも私には納得のいかないところが多くて、どうにも薄っぺらさを感じてしまいます。
旧皇族なら天皇家の真実を書いてもらいたいものです。そしてその真実に基づいて日本を評価してもらいたい。
レベル:161
真実からはほど遠く、読んではいけないレベルでした。
Posted by ブクログ
「世界に良い影響を与えている国ランキング」や「あなたの最も好きな国(地域)ランキング」において上位をとる日本.しかし,日本国内では日本に対して肯定的な評価を持つ日本人は全体の43%と低調である.
どうして外国の人々からは評価を受けているのか?その実態を知って日本人にも自国を好きになってもらおう.
日本の食・モノづくり・「もったいない」精神などを通して世界から評価されている日本について紹介した後,その現代日本を形作るに至った歴史・宗教観・天皇を紹介している.
巻末には世界の北野と言われる,北野武氏との対談も載せられている.
よくここまで日本,それも皇室制度を褒め称えられるなぁと思わせる本でした.
まぁ,日本の良い所を知ってほしいという事がこの本の目的なので,多少の誇張は仕方がないでしょう.
そして,誇張している部分を除いても,日本の良さをあらためて知ることができる本だと思いました.
以下,私が興味をもった点(ネタバレ).
・日本の食は他の国に比べ専門化が進み,それぞれ料理のレベルを上げることができた
・台湾の烏山頭ダムは日本占領時に建てられ,当時の台湾総督府に所属していた八田與一氏が現場監督者となって建設し,今でも台湾の人に感謝されている
・ウズベキスタンのナヴォイ劇場はシベリア抑留を受けた日本人がウズベキスタンに連行され強制労働の結果建てられたものである.地震が起きた時にその劇場だけが倒壊せずに建っていた.今でも当時の日本人の真面目さは尊敬されている.
・ペリー来航の翌年には自前の黒船を造ってしまった
・日本の電車の時間が正確なのは,御召列車を滞りなく運行するため
・伊勢神宮(内宮)の宇治橋に建てられている鳥居,外側は外宮本殿の棟持柱,内側は内宮本殿の棟持柱が遷宮後かんなをかけたものが再利用したものである.鳥居として利用された後は伊勢国の入り口の鳥居として,そしてその後は全国の神社の鳥居や社殿として使用される.
トルコの軍艦が日本沖で沈没し,その避難民を本国へ送り届ける戦艦として比叡と金剛が使われたという文章で地味にテンションが上がってしまった.