【感想・ネタバレ】花の鎖のレビュー

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Posted by ブクログ

3人の少女の話が並行して続いていくなかで、少しずつ全てが噛み合っていく。

二度読み必須で泣いた。

湊かなえといえば告白が有名だけど、私は花の鎖が1番好き。

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2024年05月19日

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 久々の湊かなえさん。

 すごく面白かった。
穏やかに話が進むから湊かなえさんの本だと忘れてたら、半分過ぎたあたりで「湊さんの本だった」って思って・・・少し読み返しました。

2回目、すぐに読み返そうか、しばらくして読み返そうか。

三人の女の子のお話しです。
両親を亡くし祖母と二人暮らしの梨花。失業し、祖母もがんで入院してしまう。
 
大好きな人と結婚したけれど子どもに恵まれず思い悩む美雪。

絵の講師をしつつ、和菓子屋でアルバイトする紗月。

第一章 梨花① 美雪① 紗月①
第二章 梨花② 美雪② 紗月②

 って感じで話が続いていくんだけど・・・。
映像じゃないから、本だから楽しめる色々なしかけ。

湊さんやっぱり大好き~ってなりました。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

花、雪、月と3つの章立てでストーリーが進む。
いずれも主人公の名前から一字が引用されている。花の章は梨花、雪の章は美雪、月の章は紗月が主人公の物語。梨花は両親をなくし、育ててくれた祖母がガンで入院している。謎の'K'と名乗る人物から毎年同じ日に母親宛に立派な花が届く。どうして届けられるのか、母親とKの関係は?母親は生前その理由を語らず、母の死により謎のまま封印されている。美雪は伯父のいる会社で職場結婚するが子宝には恵まれない。夫は伯父の息子(美雪の従兄弟)と仕事で繋がっていくが、従兄弟と出かけた先で突然崖から落ち亡くなる。美雪は死に至る不自然な経緯が納得できてない。美術館の設計で最終選考に勝ち残った夫の設計、夫が勤める事務所を経営する従兄弟との間には確執がある。紗月は母親と二人暮らし、水彩画の講師をしながら、梅香堂という和菓子屋でアルバイトをしている。大学時代に入っていた山岳部の旧友から夫を助けてほしい、と突然の連絡をうけるが、どうしても承諾できない訳がある。過去の因縁か理由は語られないまま謎として残る。この3つの章は、梅香堂の和菓子を通して関係性ができてくる。独立していると思われた3つの物語は、Kの謎が解明されることで急速に繋がっていく。複雑な人間関係が時を隔てて、急速に収斂する。整理しながら読まないと迷路に迷い込む。改めて、湊かなえ作の素晴らしさを知る。

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2024年04月28日

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物語の見せ方がとても綺麗だった。
3人の女性の展開や関係性が独立だったのが,徐々に紐解かれる感じがよかった。気づくタイミングは個人差ありそう…
もう一回読んで,伏線(?)を楽しみながら読みたい。

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2024年03月29日

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これ、わたしすき!!!!
三人の女性がそれぞれの視点で話が展開してきます。
全てが繋がった時!!!!ああ!!!!
ってなる!
すきー!!!

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2024年03月21日

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途中途中であれ?となる部分があり自分の中で人間関係の様子が繋がっていくのが面白かったです。相関図がないと少し頭がこんがらがりますが面白いです。人物名の呼び方などから時代が読み取れて時代がわかるくらい特徴がある日本語(喋り方?)って凄いなって思いました。私はまだまだ未熟なので個人的にはもうちょっとスッキリしたかった感はありました。

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2024年03月09日

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湊作品は『サファイア』『母性』を以前に読んでいた。

『イヤミスの女王』?って呼ばれているらしいがイヤミスの意味はわからないけど、旦那はあんまり好きなタイプではないと言うが、私は同世代だからか何かダークな部分に共感するところがある。

この人の面白さといえば私は『仕掛け』だと思う。
あちこちに散りばめられた『仕掛け』が、最後すべてのピースが揃ったときに「あ!」と驚かされる。
今回もそれぞれ3人のヒロイン達が、どう繋がるのかと思ったら、「そういう繫がりだったのか!」と驚かされた。

やっぱり湊作品は改めて面白いと思った。

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2024年01月24日

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ネタバレ

鎖が繋がる順番ね
おばあちゃんにだってお母さんにだって若い時があったんだよなって当たり前のことを気付かせてもらった
2度読み推奨されてるので、2度目は時系列順に読もうと思う

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2024年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

当たり前のように3人の女性視点で描かれるストーリーが同じ時間軸だと思い込み、惑わされた。
あらすじにもある、キーとなる人物Kについても
Kのイニシャルを持つ登場人物も多く、自分も詠みながら候補者を絞っていくのも楽しかった。

段々とそれぞれの話し方、(美雪だけやけに丁寧な話し方するな、固いななど)や時代背景などが異なっているんだとわかったとき、
誰が誰の子どもで、どういう関係で、を読みながら紐解いていくところはとてもわくわくした。
人の作品を奪った上、嘘までついた陽介は到底許せないが、複雑な事情が絡まりあい、結果としてあの結末になってしまうのはリアル。
ドラマや映画のようなハッピーエンド、悪者成敗されてスカッと、なんてことは現実には少ない。
誰が報われたんだろう、とモヤモヤするがこれが現実的な結末なのかもしれない、と思えた。

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2023年12月22日

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連なるヒロイン達のエピソードで謎を解く。一人称でもキャラが書き分けられていて読み込ませる展開。読後にはきんつばとコーヒーだ!

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2023年12月04日

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「どんな本が好き?」と聞かれたら「こーゆうの!」と答えたい作品。
人間関係が複雑に絡み合って、散りばめられた伏線により
最終的にそれぞれがキレイに繋がる。
すべてが繋がった瞬間の爽快感。
何回読んでも同じように楽しめる。

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2023年11月27日

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ネタバレ

仕事がら、輸血や骨髄移植の話が出た時にずいぶん古い設定だなと思いました。ちょっと英会話スクールやホームページと時代が違うのか、と違和感がありました。しかし、それぞれの主人公を追いかけるのに精一杯でした。きんつばを選んだ理由がわかるまで、何回も読み返してみます。

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2023年11月05日

購入済み

2度目

前に読んだのですが、忘れててまた買ってしまいました。読み始めたら、これ読んだことある、と気づいたのですが、結局やめられずにどんどん読み進めてしまいました。解説者が、2度続けて読めば、もっと楽しめると書いていらっしゃいましたが、何度読んでも楽しめそうです。きっとまた読んでしまうと思います。

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2022年12月14日

Kei

購入済み

ラストに向けて止まらない

タイトルの通り、花の鎖がストーリーをつないでいきます。つながり始めると、涙なしには読めません。初めての湊かなえ作品ですが、大ファンになりました。。

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2021年02月13日

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梨花、美雪、紗月の三人の女性の話が、交代に綴られる。
この三人の関係は?と想像を掻き立てられる。
他の作家の作品でもあったが、こういう場合はそれぞれの時間が異なるのではないかと思いながら読み進めが、・・・やはり。
そして謎の男「K」。彼が誰なのか、ミステリアスな色彩を帯びながら、最後に明かされる事実に、パズルが収まったとの感を抱く。

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2024年06月08日

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ネタバレ

花や和菓子や山、それぞれに関わる人物からヒントを得て謎を解いていくミステリー。
和哉と陽介の関係性が複雑でわかりにくかった。でもそれを紐解くことでこの話を進めることができた。
人の気持ちが花のように結ばれて、一つの輪、花冠になるような話だった。

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2024年05月15日

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改めて湊かなえさんの作品の良さを感じました。
何人かの登場人物の視点から話が最後に繋がりますが登場人物の多さと人によって状況や場面が違うので頭の中で整理するのが大変でした。
整理しきれず読み終えましたがなんとか最後で繋がってすっきりすることができました。
少しずつ話が繋がってくるまでこの話とこの話がどう繋がってくるのかとわくわくしながら読んでいました。
まだ何もわからない最初の段階から和菓子屋さん、お花、山など所々に伏線がありそれが少しずつ回収されていくので続きをどんどん読みたくなりました。

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2024年04月28日

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梨花の家には毎年Kという人物から花束が届きます。
湊かなえさんの作品のNの為にのようにイニシャルにKが付く人が沢山出てきてこのKという人物の特定が困難になっています。
作品名「花の鎖」ですが、3人の女性主人公目線で描かれていますが舞台となる場所や登場するお店が全て同じ為に読み始めは少し混乱してしまう所がありました。
3人に共通するアイテムは花なのですが何故鎖なのかというと、この3人祖母「美雪」母「砂月」娘「梨花」の関係にありGeneretion chainという感じです。
描き方が巧妙で物語半ばまで3人が親族であるという確信が持てず、いつか鉢合わせるのではないかと思ったほどでした汗
3世代に渡る北神家との確執も最終的には晴らす?解決?なんという表現をしていいのか私には難しいですが丸く収まってよかったのかな?

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2024年03月19日

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ネタバレ

一気に読み切った!面白かった〜!!
花の名前のついたきんつばの復刻版、のシーンでふわふわと断片的に漂っていた点と点が線というよりも紐になってしゅるしゅると結びついていくような感覚、気持ちよかった!
冒頭から花やきんつばを包む箱の美しさに溢れていて、ふんわり春風のような肌触りもある反面、本筋はしっかりミステリしていて読み応えがあった。
意図せず山に関する本を手に取りがちだな。

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2024年02月03日

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面白すぎて1日で読み切ってしまった!!!長すぎないのに満足感があるのも良い〜〜うっすら隠された事実に気付いていける具合が絶妙で読み進める手が止まらないし、そういうことか!って気づいた時にカ〜〜ッと泣ける...とても好きだった

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2024年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!!!
終盤まで3人の繋がりがお菓子と花と山くらいしかわからなかったのに、ある人物の一言ですべてが脳内でガシャーーーンと鎖で繋がった!!
衝撃が快感すぎて、思わずメモに関係性を書き殴ってしまった。

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2024年01月05日

Posted by ブクログ

それぞれの女性の生き方が別々の章で描かれる。
一人一人の女性が章ごとに独立して描かれ、そこにもしっかりと読み応えを持たせ、どこでこの別々に生きる女性達が交錯するのか、ミステリ要素も織り込んだこの作品は最後まで楽しめた。

「花」という優しく柔らかい言葉と「鎖」という少し物々しく硬質な言葉の組み合わせは、……運命に翻弄される。そしてそれは鎖に繋がれたように逃れられない物のような……作品名がとても意味深く感じた。

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2023年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事前情報無しで読んだので、時系列が違う事に途中から気付き、面白さが増しました。Kの正体を探るも登場人物のイニシャルK率高が高く、3人の話が順に繰り返され誰が誰だかわからなくなるので、最後は相関図必須です(笑)3人の共通点が徐々に明らかになり、最後も纏まり良く終ったので、湊かなえ作品ではソフトな印象でしたが面白かったです。

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2023年11月09日

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ネタバレ

3つの話の主人公と登場人物がパズルのようにはまっていくのだが なんだろう?「お〜!」と感動しないのは 構成で楽しませる作品かな?肝心の本筋や真相であまりひきこまれなかったです

雪月花ー親と子の名前にこんな美しい繋がりを持つことができれば、どんなにすばらしいでしょう。

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2024年03月23日

Posted by ブクログ

3人の女性の物語。

湊かなえ独特のドーンとくる暗さはなく、ミステリー要素はあれどそれぞれの女性の生き様が描かれる。途中、人間関係があれれ?てなりメモ取りたくなったがそのまま一気に読み切った。

衝撃のラスト!わぁ!みたいのはなかったが、読後感はいい。

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2024年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

205Pの和菓子屋の大将の証言を見てから、アーーーッもしかしてそういうことーーー?!?ってなって人物相関図書き始めたwww普段ミステリ読む時そういうこと全然しないんだけど、自分の頭を整理するために...!そしたら合ってた!

普段どんでん返し的な衝撃を追い求めてミステリ読み漁ってる私だけど、この作品はそういう衝撃はなくって、じわじわと真相が分かってくるっていう感じで、それもまた嫌いじゃないなって思った!

さつきがドナー提供したから花が贈られてくるのは読めたけど、美雪が全財産かけて手に入れたかった物が和弥が建てた美術館だったっていうのは最後の最後まで読めてなくて、それが分かった瞬間泣きそうになった。。。おばあちゃーん!!!切ない気持ちやら悔しい気持ちやらが湧き上がってウゥッてなったよー!!!マジで陽介許さんからな!!!!!!

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

感想
時系列と思い込み。人生は連続し繋がっている。日常に溢れている。だけど改めて目を向ければそこにドラマが存在する。何を見れば良いのか。

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「雪月花」の構成の意味に気が付くと終わりまでノンストップでした。他の方のレビューにあるように相関図を書いて読み進めるとわかりやすくて良いかも!

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2023年11月25日

Posted by ブクログ

通勤で途切れ途切れ読むには
ちょっと難しかった。
そしてなかなか重たーい話。

けど久々に読んだ湊さん、
最終的にはやっぱり秀逸だった。

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2023年11月23日

Posted by ブクログ

2013文庫
3人の女性の話が
同時に出てきて話が進む

読み進むと謎が次々出てきて
中々読むのが止まらなくて..
あっという間に読み終わってしまった
(ゆっくり読みたかったのに)

「k」という人物が3人の女性と繋がっている
途中 「こんな偶然ある?」と思ったり
..昔の昼ドラみたい
..と思ったり..そこが笑えたり
..小説ならではで面白かった
話の大きな流れも
最後にスッキリまとまって
「あーそういうことか!」
と思えて収まりよく気持ち良かった

この作家さんは
イヤミスの小説家さん
というイメージだったので
あまり選ばなかったけれど
( この作家さんのイヤミス本は
 あまりのリアルさで..
何日も嫌な気持ちから
 抜けられなくなるので..
名前や状況似ている人物出てきたら特に)
解説を少し読んだら
「告白」が黒だとしたら「本書」が白
という文が目に入り..
読んでみようと思った
読むの止められなくなる面白さだった
最後も納得いく終わり方で良かった
(こういう方が好み)

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2023年11月09日

Posted by ブクログ

3人の女性のエピソードが交互に出てくる場面設定の変化に少し混乱してきたため、途中で相関図を作って読み進めました。
それぞれの物語の中に青いりんどうや「梅香堂」のきんつばなど共通のキーワードが散りばめられていて、最後にそれを手繰り寄せることで徐々に伏線回収していくところはなるほどなぁと感心しましたが、のめり込んで共感するまでには至らなかったです。

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2023年10月24日

Posted by ブクログ

【きんつばが食べたくなる】

3人の女性のストーリーが最後に交わる時、著者の巧妙な物語の構成にうなってしまう。

作者の作品はイヤミスのイメージが強いが、この物語はイヤミス度も優しめ。そして最後に救いもある。

3人の女性のストーリーに共通してある和菓子屋のきんつばが出てくるのだが食べながら読みたくなる1冊。


こんな人におすすめ.ᐟ.ᐟ
・人間関係や心情を丁寧に描かれているものが好きなひと
・きんつばが好きなひと
・物語が最後に繋がる話が好きなひと

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2024年04月06日

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