【感想・ネタバレ】業界破壊企業~第二のGAFAを狙う革新者たち~のレビュー

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ネタバレ

やはり アメリカでは 次々

有望な企業が 出てきますね。

こんな 企業もあるんですね。

目から うろこです。

困っていることを 解決する。

小さく始めて

やってみて 改良して また やってみる。

ちょっと 勇気をもらえる本です。

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2021年07月09日

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サクッと読めて、時事的なのでいま読むのに最適だった。業界の整理、理解だけでなく、最後のハッピーイノベーションなど、なるほどと思う解説がコンパクトにまとまっていて良いと思う。

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2020年12月31日

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イノベーションには2種類ある。
・持続的イノベーション(既存顧客の満足度向上のための現品改善
・破壊的イノベーション(新技術で業界構造の破壊

その中で、破壊的イノベーションは更に分かれる。
・新規市場に新しい価値を提供(価値創造
・既存市場にコストダウンを提供(価格破壊

最新のスタートアップでは、破壊的イノベーションの具体的な起し方は3つに分類できる。
・プラットフォーム型(c2cなど
・ビジネスモデル型(フリー、サブスク、顧客特価、体験シンプル
・テクノロジー型

イノベーションを起こすには、無消費を探す。
潜在的なニーズがあるのに使われていない状況のこと。
その要因は、スキル・お金・アクセス・時間。

あとは創業者の純粋な思い。
メッセージに、イノベーティブなアイデア+実現するためよテクノロジーが加わることで、イノベーションは生まれる。それが今の時代にはマッチしなくなってきたスケールを狙うビジネスではなく、人々の共感を生み幸せの連鎖になるビジネスとなる。


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2020年07月07日

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業界破壊企業を「価値創造」と「価格破壊」というイノベーションの二つの視点とプラットフォーム型、ビジネスモデル型、テクノロジー型という何よってイノベーションを起こしているかという三つの視点から2x3のマトリクスを構成して俯瞰的に捉えます。そして、プラットフォーム型、ビジネスモデル型、テクノロジー型の順にそれぞれの企業を背景となる市場から成功のポイントを抽出して解説します。更には全体としての傾向を分析し、「ソーシャルシフト」をもっとも大切なビジネスリソースとして挙げているところにブレない著者の哲学を感じます。終章では、Uber上場、WeWork問題に端を発したバブル崩壊への予兆はコロナウィルスによってさらに傷が深くなるだろう、としながらも紹介するハッピーイノベーションに明るい希望を見出しました。恐ろしいタイトルですが、Withコロナ時代に向けての気付きと勇気が詰まっている良書です。

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2020年05月24日

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起業で絶頂からどん底への経験をした著者。単なる経験談でなく「ここを注意せよ」という点に説得力がある。
だからこそ色々と考えさせられた内容だった。
確かに、今の日本ではユニコーン企業が生まれにくい環境だろうと思う。
しかしその原因は、単なる閉塞感とか、停滞感だけではないはずなのだ。
世界のユニコーン企業と比較して、何が原因なのかを検証することは大事だろうと思う。
事実、世界にインパクトを与えるユニコーン企業が日本からはほとんど生まれていない。
イノベーションを生み出すには、どういう本質を突けばいいのか。
その本質が見えていないのか。
本質は見えていても、核心を突けていないのか。
次のGAFAの地位を狙っている企業のビジネスモデルを紹介することで、日本との違いを認識することが出来る。
まずは他社の事例を見て、自己について深く考えてみることだ。
そうしなければ、何も始まらない。
目の前の仕事をすることは確かに大事であるが、もっと先の未来。
自分たちがどうなりたいかを真剣に考えていかないと、このグローバルの時代では取り残されていくだけだ。
今この瞬間も、業界を破壊しようと命を削って事業拡大をしている人たちがいる。
それも単なる根性論ではなく、非常に賢い戦い方で攻めている訳だ。
既得権益者の都合だけで革新が進まなかった業界が、今まさにガラガラと崩れ始めている。
守ることも大事だが、それだけでは正直成り立たない。
他社がどこから攻めてくるのか、正直予想もつかない状態である。
「本当にそれで上手くいくの?」と思うこともあるし、「そんな手があったのか?」と思うこともある。
いずれにしても、慢心せず、既得権益に頼らずに、逆にイノベーションを起こす側として攻めに転じて行きたいと思っている。
本書の中で企業の事例を紹介しているが、非常に面白い。
「SoFi」という企業は全く知らなかった。
超有名大学を卒業した先輩が、奨学金返済が必要な後輩にお金を貸付するというシステムだが、単純に金利が安くて双方にメリットがあるということだけではなく、ストーリーを売ったことが勝因という。
「名門大学だからこそ、同門の先輩たちが、未来を担う後輩たちにお金を貸す」という物語性が成功の要因だったらしい。
これは非常に納得できる事例だ。
要はこのサービスを利用する人の腹落ち感だと思うが、顧客の心に上手く刺さった例なのだと思う。
リモートフィットネスの「Peloton」も相当面白い。
「なぜこれで熱狂できるのか?なぜこれでビジネスとして成立するのか?」と思ってしまった。
常識では考えられないからこそ、業界を破壊するインパクトがあるのだと思う。
「Synack」も考えてみれば、そのビジネスモデルは秀逸だ。
ホワイトハッカーは元々腕に自信がある輩たちなのだから、その自尊心を刺激するような、まさにゲーム感覚で仕事をさせればいい。
インセンティブの持っていき方が、ツボを心得ているということだ。
これら事例のビジネスモデルは、最初から上手くいくと思って事業していたのだろうか。
もしかすると、緻密な戦略は立ててなかったのかもしれない。
単なる思い付きから始まり、取り敢えずやってみて、幾度となく方向転換しながら、今の形になってきたのかもしれない。
「SoFi」も「Peloton」も「Synack」も、もちろん今の状態が最終形態ではないはずだ。
これから形を変えていく可能性は充分にある。
すでに「SoFi」は大学内に留まらず、様々なソーシャルレンディングに触手を伸ばしている。
企業家としてどこにゴールを設定するかは、勿論本人たち次第だと言えるだろう。
だからこそ「起業に対する考え方」を冷静に指摘している点は、非常に為になる。
「自分はこう見てきた」という起業の経験値を示してくれることで、イメージがしやすくなった。
本書では、人材に関する部分を割愛している点もよかったと思う。
起業に対する人材マネジメントは、それだけでも奥深いため別途で学習した方がよいだろうと思う。
それこそ別著「だから僕たちは、組織を変えていける」が、きっと良い参考書となるだろう。
巻末では「ハッピーイノベーション」という考え方にも触れている。
単純な金儲けや拡大一辺倒だけではなく、それこそ持続可能な形を模索した起業の形。
現在の延長ではなく、プラスアルファな革新性を求めることが、これからの時代は特に必要なのだろうと思う。
自分は破壊される側に甘んじるのか?それとも破壊する側になれるのか?
いずれにしても例え業界を破壊するとしても、社会にとって有益で、顧客にとって価値を提供し続けなくてはいけない。
もっともっと考えて実行することが大切なのだと改めて感じた。
(2023/6/6)

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2023年07月11日

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読みやすく、かつ重要な点が非常にわかりやすい。業界は会企業の何がすごくて何が革新的なのか、事業アイデアを考えている人にとってはとても参考になる。また、単なる企業礼讃ではなくその企業の問題点にも触れ、さらに著者独自視点のこれからのイノベーションを語ることで、イノベーションとは一冊で学べる。

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2021年11月07日

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2021年12冊目。満足度★★★★☆ 2013年から毎年発表されている「CNBC 」ディスラプター50」において2019年度に選出された50社の中から22社が紹介されている。

業界秩序や商習慣にとらわれずに、斬新なビジネスモデルやテクノロジーを市場に持ち込み、驚くべきスピードで成長するスタートアップ企業たち。文字通り「業界を破壊するような新興企業」でした。

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2021年03月07日

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シリアルアントレプレナーであり時代の波に翻弄され、全てを経験してきた筆者による、業界を破壊するような新興企業をテーマにした本であるが、これからの時代にマッチしたスタートアップのあり方が、物質的な価値を超えて人々の幸せを追求する新しい事業創造であるハッピーイノベーションであるというのは、とても共感できた。

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2020年07月30日

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ネタバレ

 この本では、イノベーションによって業界の勢力図を一変させてしまった「ディスラプター」が紹介されている。まずイノベーションを単純分類して、1. 価値創造と、2. 価格破壊の視点でとらえ、さらに、何によってイノベーションを起こしているかという視点を加えている。①プラットフォームで需要と供給をつなぐもの(プラットフォーム型)。②ビジネスモデルで常識を超えた顧客体験をつくるもの(ビジネスモデル型)。③模倣しにくい独自の技術を強みにするもの(テクノロジー型)

 プラットフォーム型には、オンライン宅配のDoor-Dashとか、p2pレンディングによる学生ローンのSofiなどがある。ビジネスモデル型には、在宅フィットネスのPelotoneとか、セリの貧困という社会問題とむきあうThinxがある。テクノロジー型には、微生物による農業効率化のIndigo Agとか、植物を使った人工肉製造のImpossible Foodsがある。

 ディスラプターを分類する半面、共通点も見出されており1.主役はミレニアム、2.ビジネスの価値基準はサステナブル、3.成功の方程式はリーンスタートアップ であった。ミレニアル世代はデジタルネイティブであり、SNSで多くの情報や感情をシェアし、ときに行動を共にします。SNSにおけるキーワードは共感であり、今やビジネスを構築する上で共感はもっとも大切なテーマである。

 不穏な時代が到来している。スタートアップバルブ崩壊の予兆に加えて、コロナショックによって、巨大な金融危機が世界経済を襲う可能性が高まってきている。時代は、「スケールアップを目指した野心的な企業」から「幸せの連鎖をうむサステナブルな企業へ」と変わっていくだろう。

 まずは、自分が夢中になれるスモールアイディアをひらめくところからスタートして、無理に拡大するのでなく、自然の流れを大切にしながら、幸せの連鎖を産んでワクワクすることが、生きる活力となり、明るい未来となるだろうと締めくくっている。

 

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2020年07月29日

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文字通り、2.0以降の今後のIT企業について書いた一冊。

海外のサービスが多く、勉強にはなった。

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2022年05月23日

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ネタバレ

業界破壊企業 第二のGAFAを狙う革新者たち(斉藤徹)

■基本的なビジネスモデルやパターンを知っておくと、
「なぜそのビジネスがうまくいくのか」
「どんな考えや理論をもとにビジネスを展開しているのか」
というカラクリが見えてくる。

■イノベーションの2つの意味
①価値創造タイプ
・新市場開拓、旧市場破壊イノベーション
・ソニーのウォークマン
 「外で気軽に歩きながら音楽を聴く」という新しい価値
②価格破壊タイプ
・ローエンド型 価格破壊イノベーション
・ユニクロ製品
 「びっくりするような安価で服が買える」

■イノベーションの根源3タイプ
①プラットフォーム型
・需要と供給を「直接」つなぐビジネス
②ビジネスモデル型
・常識を超えた顧客体験をビジネスモデルで生む
③テクノロジー型
・模倣しにくい独自の技術を強みにする

■面倒だなと思える事がビジネスになる
・複雑なものをシンプルにして提供する
・顧客体験のシンプルさを追求する

■マネタイズポイント
・無料サービスのどこで収益化するか
〇トランスファーワイズ:海外送金手数料の激安
・海外送金をするのではなく、海外から日本にお金を送りたい人をうまく調整。
→実際にお金が国境を越えて送金しなくていい。
〇デュオリンゴ:語学学習アプリの無料提供
・自分たちで翻訳しない。「翻訳してほしい」と受け取ったデータをテストユーザー(アプリ利用者)に教材として提供し翻訳してもらう。
・何千、何万人になると翻訳の精度は非常に高くなる。
『それぞれの需要のマッチング』

■プラットフォームによる業界破壊企業(マッチング)
〇ハウズ(カリフォルニア):リフォームしたい人が直接業者とつながる
・インスタのような「リフォーム写真を投稿するコミュニティ」を作り、そこから興味ある人が業者を選べる
〇ソフィ(サンフランシスコ):学生ローン
・名門大学の学生は高収入の可能性が高い。→低レートの学生ローン+先輩OBが貸す。
・お金の貸し借りに母校への思い・人と人のつながりというストーリーを乗せた
〇コンボイ(シアトル):トラック輸送のマッチング
・アメリカトラックの40%が空で走っている。非効率なスケジュールで何もせずに止まっている時間が大量にある。
・一方で荷物を運んでほしい業者は必至でトラックを探している。
・2業者のマッチング:トラック版のUber
〇ドアダッシュ(サンフランシスコ):オンライン宅配
・Uberと同様 料理配送依頼者・注文者・配達者の3者マッチング
・専用アプリからメニューを選択すると、店の込み具合・到着予定時刻の確認ができる。
・配達者が事前に入力しておき、その時間に待機。注文がはいると2分以内に受けるかどうかの返答
→ラストワンマイルデリバリー市場の拡大と責任問題の課題「つけ麺事件」
〇オープンドア(サンフランシスコ)不動産のオンライン買取販売
・他、ジロウ/レッドフィン/コンパスの不動産テック4企業 →ZORC(ゾーク)
・家を売りたい人から物件をすぐに査定買い取り最短2日で現金化(売りやすい)
・買って30日間気に入らなければキャッシュバック「30日間試せる」(買いやすい)
→今後大手も参入。スピードが同じになると価格競争になる。


■ビジネスモデルによる業界破壊企業
〇ユダシティ/コーセラ(カリフォルニア):オンライン教育
・公開された無料講義。修了商の発行や成績・評価で有料。
〇ペトロン(ニューヨーク):在宅フィットネス
・動画を見ながらバイクでフィットネス。ライブもあり家にいながらジムに参加
〇ロビンフッド(カリフォルニア):手数料なしの株式売買サービス
・小額投資あら無料でできる。有料なら一定の融資。
・収益は、ユーザーからの預かり金、有料会員料、そして「顧客売買データ」を企業に売却。
→顧客に無断でやったので避難。

★顧客の取引データ「ビックデータ」は、集まれば集まるほどAIの精度を高める。
→価値が高まっていく。
データ販売によってフリー化するビジネスモデルは今後増加


■テクノロジーによる業界破壊企業
〇インディゴ・アグリカルチャー(ボストン):微生物による農業効率化
〇ランザテック(シカゴ):微生物のガス発酵技術でごみから資源を生み出す
〇アピール・サイエンス(カリフォルニア):食品が長持ちするようにパウダーでコーティングする。
〇シナック(カリフォルニア):認定ホワイトハッカー1500名によって脆弱性を診断するセキュリティ検査

■ハッピーイノベーション
〇ウィワーク(ニューヨーク):シェアワークスペース 人が繋がるクリエイティブなシェアオフィス
・世界中の都市で好立地を見つけ、不動産リース契約をしおしゃれにリニューアル。
・月額賃料を支払う会員・企業向けに提供
・クリエいてぃぐなカルチャーと高額サービスによって「ハイグレードな人たちが集まるクリエイティブな空間」

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2021年10月02日

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新規ビジネスへの目の付け所が素晴らしい企業、面白い企業がたくさん取り上げられていて勉強になりました。株式投資での銘柄選択で、参考にしたいと思いました。

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2021年02月01日

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・ディスラプターは4つのパターンに集約される。
顧客の特化、顧客体験のシンプル化、コストのフリー化、コストのサブスク化。
・共感が大切なビジネスリソースになる。

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2020年12月20日

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イノベーションとは、新しい価値を作り出すこと。
新しい価値で人々の幸せを与えることができる。

物を売るではなく、その物の価値だけでなく、使い続けることでの幸福、満足感を与えられる物を提供できるか。

共感を与えられる企業が、成功できる。

本書では、さまざまな企業が紹介されている

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2020年10月11日

Posted by ブクログ

さっくり読めました。

【良かった】
・カタログ的で、自分で使ってみたいサービスがいくつか見られた。
・今の切り詰めモデルが限界に近く、ハッピーイノベーションというものは理想論的にも聞こえるが確かに方向性としてはありうると思った。

【悪かった】
・薄いので、例えばMOOCの重要性などに深く切り込めていない
・リーンローンチなど、教科書的な内容が申し訳程度に載っていたが不要。

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2020年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  イノベーションが私たちの「業界」を破壊する
第2章  プラットフォームによる業界破壊企業
第3章  ビジネスモデルによる業界破壊企業
第4章  テクノロジーによる業界破壊企業
第5章  起業は、小さく始める、かしこく学ぶ
第6章  「ハッピーイノベーション」で不穏な時代を乗り越え

<内容>
若い頃から起業をしては潰してきた著者の、最近の革新企業(多くはアメリカ)を紹介しつつ、その分析をしている本。
この手の他の本と分析に違いは少ないが、この段階での「業界破壊企業」を端的に紹介しているところが面白かった。

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2020年06月02日

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