【感想・ネタバレ】名画と読むイエス・キリストの物語のレビュー

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Posted by ブクログ

時代背景や時系列が分かりやすかったです。
十二使徒が普通の人間すぎて、最後の最後までキリストが一人ぼっちというのが。。なんか悲しいです。
知ってるようで知らない。
知らないことを知る。
すごく読んでて楽しくも、面白くも、悲しくもある良い本でした。
再読します。

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2023年09月27日

Posted by ブクログ

切なくて孤独なキリストのお話だった。
何度も奇跡を起こしたにも関わらず、誰にも信じてもらえず。神の言葉も、理解してもらえず。
周りにいる弟子たちも例外なく、彼が復活するまで信じられなかった。
それだけ「信仰」とは難しい。
人間の世界は、何も変わっていない。

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2023年09月20日

Posted by ブクログ

キリスト教について浅い知識しかないけれど、なぜだか興味はひかれる私のような人に向けて書かれた一冊。

著者の方はあとがきで「自分はキリスト教徒ではない」と書かれていて、それがこの本の良さを生んでいると思う。もし敬虔なクリスチャンの方が同じテーマで本を書いたら、神の子ではなく人間としてのイエスにここまで焦点を当てられたかどうか。

私が思いつく宗教画といえば、エル・グレコが描いた「受胎告知」。岡山県倉敷市にある大原美術館に収蔵されていて、絵画鑑賞の後は隣接する喫茶店、その名もエル・グレコで一服するところまでがワンセット。
また行きたいなぁ。
(同じくエル・グレコ作の「神殿を潔める」はこの本にも収録されている。これも素敵。)

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2022年03月10日

Posted by ブクログ

人間としてのキリストをドラマチックに描いておりだからこそ没入できる。そして最後は人間を超越した神としての復活。

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2019年10月17日

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はじめに
第1章 幼子イエス
第2章 洗礼
第3章 荒野の修行
第4章 伝道
第5章 奇蹟
第6章 女たち
第7章 使徒たち
第8章 エルサレム
第9章 最後の晩餐
第10章 ゲッセマネ
第11章 裁判
第12章 磔刑
第13章 復活
あとがき
用語解説
主要文献

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2019年07月16日

Posted by ブクログ

絵画、地図、人物一覧があり、非常に読みやすい。内容か理解しやすい。
ヨーロッパの美術館には必ずキリスト教の宗教絵画があるので、ヨーロッパ旅行の前に読むのがオススメ。
宗教絵画はかなり多くあるけれども、内容に興味を持たないと、印象に残らないので。
忘れた頃に、ヨーロッパで美術館に行く前に、持ち歩くか読み返したい。

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2019年02月09日

Posted by ブクログ

読みやすくわかりやすい本だった。1点1点の絵の解説というより、イエス・キリストの物語の挿絵に名画が使われているという感じで読み進めやすかった。
取り上げられているエピソードは知っていることが多かったが、それを画家はどう描いたか、その背景としてそれを描かれたころには、一般的にどのようにとらえられていたのか、どのように解釈されていたのか、そういった面も伺うことができたのも面白かった。
加えて、地図が載っていたのも興味深かった。実在の場所で実際にあったこととして、イエスの生涯が伝えられているということが実感できた。
それと同じ場面を、別の画家が描くと描き方も変わるというのも面白い。たとえば「最後の晩餐」もレオナルド・ダ・ヴィンチとドメニコ・ギルランダイオで配置や描き方が違う。こういう比較をもっと観たい。

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2017年12月30日

Posted by ブクログ

絵画に興味が湧いた時、家にあった一冊。
絵画に関する知識が得られるかと思いきや、キリストの生涯をまとめた本だった。

この本は素晴らしく研究されていて、絵画だけでなく、地理的なこと、気候的なことまで解説されている。
この著者も指摘しているところだが、新約聖書では各福音書で物語が断片的に記述されており、イエスの一生として考えると矛盾していることも含め非常に複雑である。それがこのように、すっきりと、しかもカラーの名画とともに楽しく学べるというのは素晴らしい。

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2022年08月02日

Posted by ブクログ

かなりわかりやすいです。
イエス・キリストとは何をした人(?)だったのか?

ミッション系出身なので、あーそういえばそうだったという感じ。
名画と一緒にだと楽しめるのだと知った。

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2021年12月04日

Posted by ブクログ

西洋絵画を楽しむために、新約聖書のイエス・キリストの生涯を名画とともにめぐる本。

当時の世相の解説の中にイエス・キリストの生き様がドラマティックに語られている。
中野さんによっていくつもの名シーンがさらに印象的なものになっており、『あ、聞いたことのあるシーンはそういうことからだったのか』と理解することができた。
クリスチャンでもなく、聖書を読んだこともない私としては、さまざまな登場人物がこんなにも人間くさい思いを抱いて苦悩し、悲しみ、また希望を持ち、生きていたのか、と驚きの連続だった。

キリストを弾劾した者たちや使徒の思惑や心理は、今現在の人の思考と何ら変わっておらず…普遍的なものであろうことがわかる。

表紙のベラスケス描くキリストの磔刑図は、悲しさがそこかしこに存在しているものの、ただただ美しい。

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2021年01月01日

Posted by ブクログ

絵そのものの解説というよりも、絵を楽しむための基礎知識、キリスト編みたいな感じの本。中野京子さん、クリスチャンじゃないって書いてたけど、それでよくここまで書けるなあ。勉強になった。

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2019年10月08日

Posted by ブクログ

2016/12/04
ダンブラウンの天使と悪魔を読み終えて、キリスト教のことがものすごく知りたくなって、聖書を読もうかと思って手にとってみたら、難しすぎて買うのを断念!そして代わりに選んだのがこの本。キリストの生い立ちが名画とともに分かりやすく物語のように紡がれていて、1日で読めた。キリスト教をどうこうという前に、キリストの生い立ちは物語としておもしろい。って書いちゃうと語弊があるか…でも、これを読んで日本がいかに恵まれている環境にあるか思い知らされた。過酷な状況下に置かれた人々にとって、慈愛に満ちたキリストの教えは唯一の救いだったのだろう。もちろんいろんな解釈があるだろうから、これからも宗教関連の本や映画を読んで理解を深めたい。

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2016年12月04日

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