感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
この本では鐵造の死亡するところまで書かれている。店主として何十年も過ごしていて色々な問題に直面していてそれを乗り越えていくのが見ていて面白かった
Posted by ブクログ
上下巻を一気に読んだ。あくまで小説ではあるが、史実が細かく描写されており、石油についても勉強できた。第二次世界大戦の敗北の一つの要因が石油不足とは知らなかった。
物語の流れはよくあるような、勧善懲悪的なものだが、次の流れはわかっているものの、胸のすく想いがして面白く読むことができた。
最後の方で、国岡商店初期メンバーが年齢によって辞めていってしまう描写は悲しくはあったが、懐かしい不思議な思いがした。
結論面白い小説であった。
石油事業で生きる国岡鐵蔵
ここにある国岡鐵蔵のように戦前、戦中、戦後を通して大事業を為した実業家は多い。
特に、敗戦後の日本の復興期、主に製造品の輸出を伸ばして、人々を豊かにして社会の発展に寄与した企業は数多くある。
日本は戦後めざましい発展をした。
こうした大事業を為した実業家はいずれの方々も立派な哲学を持って会社を経営しておられた訳で、鐵蔵をそうした人の代表者としてこの小説を読めば、そうした人たちの人生、生き様を知ることが出来ると思う。
非常に感動的な物語である。