【感想・ネタバレ】恋に至る病のレビュー

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Posted by ブクログ

やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶 ブルーモルフォ』。その首謀者は誰からも好かれる女子高生、寄河景だった。善良だったはずの彼女がいかにして化け物へと姿を変えたのか·····幼なじみの少年・宮嶺は、運命を狂わせた最初の殺人を回想し始める。 『·····僕は正義の味方じゃない。景の、ヒーローだから』 景のポケットに入っていたのは滲んだインク汚れが付着した消しゴム。『それが自分の名前であることを知っている。』

最初から景は他人を支配する快感に取り憑かれていたのか、あるいは宮嶺を襲った悲劇か彼女を根本から変えてしまったのか。宮峰のことは自分のスケープゴートとしか看做していなかったのか、それとも宮嶺の信じる『特別』があったのか。

凧の嘘、いったいどこから景の計画なのか。でも『失望した?』『私のこと、きらいになった?』と聞くあたり、景は特別に宮嶺を支配したかったんだと思う。『やっぱりか』というのは、刺されることについてなのか、?そうだとしたら消しゴムを入れていたのは最後まで宮嶺を自分に縛りつけようとしていたのだろうか。

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2024年05月25日

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ラストの最後の4行見た瞬間ビビっときました。最初は、ん?と思ったけど何回も読んだらあ〜と思いました。

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2024年05月22日

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最後の四行が衝撃的すぎました。最後の四行を読んだ上でもう一度この本を読んでみたら至る所に伏線がはってありそうです!また、時間が経ったら読みたいと思いました。最初は意味がわからなかったあの四行。考察を調べまくったらめっちゃ納得しました!

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2024年04月20日

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私自身も誰かの被害者だったことも有れば加害者だったことも有る。何かに流されて。寄河景とは何だったのか。殆どが宮嶺望によって語られるこの小説だけでは判断が難しい。影響力の強い人と影響を受け易い人が居て前者が景で後者が宮嶺だということは分かる。恋の話でなく入見遠子の語る物語こそ真実に近いのではと思うのに最後まで景を信じたくなってしまう。また流されているのだろうか。

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

あー、この作品好き、好きすぎる
自分の趣味嗜好に深く刺さりました

星5評価をつけたんですけど、これ『圧倒的名作、みんな読んで!』ってタイプと『決して大々的にオススメはしないし作品の瑕疵を挙げろと言われたらいくつか思い浮かぶけど、そんなのどうでもいいくらいに個人的に大好き!!!』の2パターンあると思っていて、そしてこれは後者パターンの作品なんです
その中でもかなり上位の
心の中では星6とか星7とか、なんならもっともっと、それくらい大好きです

宮嶺が寄河景をそんな風に愛してしまったように、的な……?

ネタバレ有りで感想を書くと際限なく書いてしまいそうで、あえてネタバレ無しにしているくらいに好きです(笑

のでネタバレ無しで書きますが、あとがきで斜線堂先生が記されていた「この物語の核となる謎」については、自分の中で答えがちゃんとでています
この後みんなの感想を読むのが楽しみです!


最後に物語とは関係のない話を一つ

本作は、実際にあった『青い鯨』事件を参照して書かれているんですが(参考文献にもちゃんと明記されてますね)、読み終えて改めてこの『青い鯨』について検索してたんですよ

そうしたら、『青い鯨』ってのはただの直訳で、本当は

blue whale=シロナガスクジラ

なんですって!いやービックリ!

気になって作中の『青い蝶』もいろいろなパターンで翻訳かけてみたんですが、これに関してはそのまま『青い蝶』という意味でとらえて大丈夫っぽいです、たぶん

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2023年10月01日

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ネタバレ

面白かった!
いわゆるサイコパスものとしては、景のカリスマ性と怖さの二面性がいまひとつ迫って来ない所があり物足りなさも感じでいたけれど、エピローグを読んで納得
これは主人公の宮嶺を通して見える景を基軸として、景という人間を問うミステリーであり、その試みは大いに成功していると思います
読む人によって解釈が変わりそうですが、作者としては答えがあるのでしょうか…?
個人的には(景が宮嶺に本気で入れこむ理由がやっぱり分からないので)全て計算だった派です

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2023年05月27日

購入済み

難解だけど面白い

読み終わった後、最後の4行がどういうことを示しているのか簡単に理解できなかった。いろんな考察を見た上でもう一度読んでみて初めて自分なりの解釈ができた。
内容はすごく面白かったし、少し難しい本でも読める方におすすめ。

#切ない #ドキドキハラハラ #ドロドロ

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2022年01月12日

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なんとなく読み始めたんだけど面白い!
最後入見刑事が推察して話した所ら辺からぞくぞくし始めて楽しめた!

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2024年05月24日

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斜線堂有紀さん二作目です。
以前、仕事の昼休みに読んだ際に、
結構引きずってしまったので、今回はGWに。笑

150人以上の自殺者を出した、
自殺教唆ゲーム「青い蝶(ブルーモルフォ)」
その主催者は誰からも好かれる寄河景だった。
それを知ってもなお、
彼女のヒーローであり続けたいと願う宮嶺望。
愛することをやめられなかった彼の行きつく先は。

一気読みでしたが、
読みながらだんだん呼吸するのが苦しくなる感じは、
以前読んだ「私が大好きな小説家を殺すまで」同様でした。

YouTube「ほんタメ」で、
恋愛×地獄は最高と
あかりん(齋藤明里さん)が仰ってましたが。

結末はそう良いものじゃないよなあ、と
わかっていても読み進めてしまうのは、
斜線堂有紀さんがあとがきで書いていた
ミステリー要素を含むテーマゆえでした。

誰からも好かれ愛される彼女は、
なぜ自殺教唆ゲームを始めたのか。
彼女を止める術はないのか。
彼女はこの秘密をなぜ彼にだけ明かしたのか。
どこまでが真実で、
どこまでが仕組まれたものなのか。
この感情は作られたものなのか。

ぐるぐるしながら、
気持ち悪くなりながらも、
読み進める手は止まらず、
結末については…私は信じたいなと思いました。
私も景の手の中かもしれないです。苦笑

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2024年05月05日

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ネタバレ

人によって消しゴムの印象が異なると思う。
最初いじめのきっかけを作ったのが景だと思ったが、肌身離さず持ち歩いているのは真実なる愛から来たものではと思っている。

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2024年04月27日

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景〜!!!!!!
ラストの消しゴム。。。

最初からだまされ、使われていたのか!?ってラスト思ったけど、消しゴムで本当に好きだっただけなのか!?ってなった。

ただ、そんなに人を動かす程の魅力や才能があるなんて…そこはやはりフィクションやね

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2024年04月05日

購入済み

なんとなくよくある話だなと思ったけど、劇的につまらないという感じでもなかった。多くの人が洗脳されていくのが、ヒロインの魅力だけで貫かれるのは何か他に理由が欲しいなあと思った。

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2024年02月20日

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ネタバレ

いやめちゃめちゃ面白い。これ最高。
大量殺人を犯した寄河景は最悪な人間なのかも知れないけど、私は彼女はクズだとは思えない。流される人も流されたことが悪い。なんか最後まで読んでそう思っちゃった。
あの2人は本当に相思相愛で素晴らしい恋人だったって解釈であってるよね???

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2024年02月07日

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ネタバレ

絶対に手にしないジャンルのタイトルだが、どこかの誰かがミステリとして推していたので購入

死に・殺戮に・死刑に
個人的至る病シリーズ4部作

表紙とレーベル…
1番低いハードルからスタートしたのもあって、文章も内容も悪くなかった

あ、初耳ワードの希死念慮だけは突っ込みたい
中高生も含めて何人もが普通に使う言葉かね

結末はリドル、うーん好きではない

何のヒントにもならない著者のあとがき
勝手に解釈してくれってことですね

結論 考えたところでどちらにしても決定力不足

じっくり再読する価値はありそう
キーアイテムは消しゴム
作中で何度か主人公が選択を迫られる場面 など

至る4兄弟のうちタイトルが理解できない最弱の至る、いや至る詐欺だったのと、現実味のない万能超人サイコパスに対抗して、ご都合主義思考超人刑事を出してしまった点がマイナス
そっちにギャグは要らない

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2024年01月29日

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ネタバレ

 ヒロインの寄河景がひたすら恐ろしかった。よくよく振り返ってみれば彼女はサイコパスの特徴と一致する部分があったことに気づいた。ラスト4行で全ての元凶が分かった。

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2023年12月29日

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刺さる人には刺さるだろうな、なサイコパスもの。
表紙絵は、あっここを切り取ったのか、と読みながらしっくりきた場面。
景に関する描写が、どうしても目立つ内容な分、宮嶺についての情報が少なく、それも相まってラストの解釈云々問題に繋がっている気がする。

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2023年11月12日

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ネタバレ

読んだ!最後の聴取室での展開が好きだった.やっぱり表紙のイラストを含めて佼しいなぁと思うなどした.人間味を完全に消すのは色々複雑な気持ちにはなった.
ところで、偽青い蝶も彼女の指示だったのが示唆されてる??

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2023年10月31日

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ネタバレ

タイトルから想像していたお話とはだいぶ違った。
魅力的な容姿と成熟した精神で小学生の頃から周囲を惹きつけ、操縦して円滑な人間関係を構築していく寄河景。彼女が主人公のために小学生でありながら殺人を犯し、逃げおおせ、高校生になってからは百名以上を死に至らしめるゲームを主催することになる。自殺ゲームである「青い蝶」は、「ブルーウェールチャレンジ」が元ネタだと思われる。
寄河景はサイコパスだと思われるけれど、主人公に語る理想や表出している善性、主人公への愛情が本当なのか、それとも主人公を利用するためだけの嘘なのかがわからない。想像の余地があるということなのだろうけれどね。

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2023年09月06日

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ネタバレ

ティーンでも読めそうな一般的な語彙と、あまり複雑ではないストーリーで最初はあまり期待していなかったけれど、読み進める手が止まらなかった。
景が学校一の優等生から人の心などない大量殺人鬼である恐ろしい人間だと判明していくグラデーションにドキドキした。

景の言動のどこまでが本当でどこからが嘘なのか全く分からないが、彼女は自分の作ったブルーモルフォに殺されたことだけは間違いない。
ブルーモルフォは100%悪であり、景にはただバチが当たっただけだ。

もしかしたら根津原に宮嶺をいじめさせたのも景なんじゃないかと思わせるほど彼女は簡単に人を操り、サラッと嘘を述べる。
小学生の頃から宮嶺への洗脳も始まっていた。
景は宮嶺が彼女に負い目を感じるようにストーリーを作り上げ、宮嶺はただのイエスマンにさせられた。
景が死んだ後さえ洗脳は解けない。

本人が死んだのなら何を暴露してもいいはずなのに、何がそんなに彼を頑なにさせているのだろうか。
仮に景が犯人だと打ち明けてしまうと、宮嶺が彼女と過ごした美しい日常は全て無意味なゴミのようなものになってしまうだろう。
彼は自分を守るために、景が作った物語の上で生きていくしかないのだ。

大量殺人鬼なのに景が死んだときは悲しみを感じた。
景の顔が美しいのも一因だが、彼女の中にわずかでも正常な部分があるのだろうと希望を持っていたからかもしれない。
でもおそらく景は根っからのサイコパスだ。
それでも景は純粋に宮嶺を好きだったはずだと信じ込みたい。
景は賢くていい子だというイメージが消えない。
私も洗脳されてしまったようだ。

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2023年07月23日

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とりあえず、ちょこちょこ読んで3日くらいで読めたのでかなり読みやすい作品。しかしさらさらと読んでしまったが故に分からないところもちらほら。何人かの考察を読んで納得出来るところがあったので、以下自分なりの解釈をメモ。(ネタバレ含むため改行)





















あとがきに記載のあるように宮嶺を愛していたか愛していなかったのかが大きな軸になると思っていて、愛していた、というところに賭けたいなと思っています。宮嶺が利用されていたのは間違いがないけれど、景は宮嶺を愛していたから消しゴムを持っていたと思うし、どこまで景のハンドリングした範疇かは分からないけれど宮峰を傍に置いておくため(=愛していたが故)の行動だったのではないかと…夜遅くに打っているので訂正の余地は大いにあるけれど、他にも思う所があれば後ほど追記します。

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2023年07月07日

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実際に景がどこまで考え、わかった上で行動していたのか…

青い蝶の運営方法は実際には負担が重すぎるし現実的ではないとは思うし、そんな簡単に人が死のうとするなんて有り得ないとは思うけれど
怖い怖いと思いながらものめり込んでしまいました

ホラーチックでタイトルや表紙に騙されました、面白かったです

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2023年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「お願い。私が間違っているのなら、今ここで宮嶺が止めて。」
(1番好きなセリフ)

彼女に利用されていたのか、お互い愛していたのか、全てが彼女の計算なのか、はたまた愛情なのか。最後までわからなかったが、それでもいいと思わせてくれる終わりだった。


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2022年08月17日

U11

ネタバレ

なぞ?

なんとなく没頭するほど、すごい作品ではないように感じたので、☆4で

さて、ネタバレになるかもしれませんが、ヒロインが主人公に対して、どんな感情で接していたのか、なぞです

最初からそのつもりで接していたのか、それとも特別な感情があったのか、途中から変質していったのか、などなど、正直言って、裏を読んだり、裏の裏、裏の裏の裏あたりまで読むと、なにがなんだかわからないです

人の心はわからないので、それはそれで正解なんでしょうか?

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2021年11月06日

Posted by ブクログ

景。恐ろしい。
愛歪みすぎやろお笑笑

全体としてはかなりライトな小説。アニメでありそうな展開。現実味が無いので読み応えはそこまでなかったかなあ。
やっぱり問題の消しゴムですよね。考察あさってジワジワ来てます笑
これは解釈割れるなあ…。
個人的にはやっぱり歪みながらもそこには本物の愛があったんじゃないかなと…。難しいわ…。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私は単純に
『好きな人と一緒になれるのなら手段は選ばないよ』と解釈しました。
好きな人が振り向いてくれるのなら、どんな形でも構わないという、歪んだ愛を感じました。

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2024年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後まで寄河景が謎のままだった。
スッキリはしないけど、だからこそ心に重くのしかかる。
中高生の頃の私なら景によって死に誘われていたと思う。ゾッとする。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

雰囲気や展開としては好きな本だった
本屋で新刊として購入したので、帯の「ラスト4行の衝撃」という言葉を頭におきながら読み進めた。結果として期待を上回るほどの衝撃はなかった…期待が高すぎたのかもしれない
主人公とヒロインの関係性はとても好きで、面白かった!ミステリと言うこともあって言葉選びを丁寧にされていらっしゃる印象を持ったので、また伏線探しに読みたいと思う

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2024年03月06日

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読みやすくて一気に読んでしまいました。
凄く衝撃的な作品でして、読み終わった後はネットで考察を調べたりしもして、考えさせられます。

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2024年02月02日

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前半部分が読むのしんどかったけれど後半はスムーズに読めました
文章は読みやすいのですが私にはそんなに興味の持てない内容でした
よく考えられているとは思いましたが

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2024年01月31日

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あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
年末から遊びに来ていた先輩が私を置いてさっさと寝てしまったお陰で年始読書を楽しむ事が出来ました(深夜2時)が、ヘビーな本を選んでしまいました。

『本の背骨が最後に残る』が巷で話題の斜線道さんのサイコパスミステリーです。
小学校で転校して来て上手く挨拶が出来なかった主人公宮嶺を、カリスマと美貌を兼ね備えた超絶パーフェクト美少女景が救った事から2人の数奇な運命が動き出します。
小学生だというのに景を筆頭にやけに統率のとれたクラス。じわじわと何か黒い予感が襲ってきます。
なんだこの可愛げのないまとまり具合は…怖いよ。
その怖さが発露するのが写生大会での事件。これがきっかけで嫌な方向に統率されていくクラス。

元々はクラスメイトから勧められた本なので、事前にいじめや自殺等の内容が含まれるのは知っていましたが、思っていたより嫌な感じにどんどん人が死んで行くのでは…と、2024年の爽やかな始まりに暗雲が立ち込めてきたものの途中で持ち越すと余計にモヤモヤしそうなので一気に進める事に。

次はこの件を発端に自殺幇助サイト『ブルーフォルモ』が設立されます。一時期この手のサイトが問題になっていましたが、比にならない程の恐ろしいサイトです。ここでも出ました、カルト教団の手法。
予想通りに嫌な感じに若者が次々と…これ、読む人を完全に選ぶ作品です。嬉々としてこれを勧めてきたクラスメイトに私のイメージを問い詰めたい所ですが確かにこの手のものは慣れているので問題は無かったにしろ、流石に小学生や中高生がこんなカルトに巻き込まれるのは時折頭を抱えそうになります。

しかしです。実はこのお話、純愛の物語なんです。
「僕は、景のヒーローだから」
この子供みたいな発言を正に子供の時に告げた宮嶺ですが本当に貫き通します。
彼なりのやり方ではありますが、同じ事を自分が出来るかと考えると絶対に無理です。
あとがきで斜線道さんが仰っていたように「寄河景という人間そのものを謎としたミステリー」であり「彼女が何だったのか解釈していただければ」との事でしたがこれは未だに答えが出ません。ですが私は宮嶺と景の愛を信じたいと思います。
最後の置き土産が、例え仕組まれたものであっても信じます。

結局ほぼ徹夜で読んでしまいましたが、何故横に先輩を寝かせて1人読書に勤しんでいるのか。
ここからは今年も始まる恒例の余談ですのでお時間ある方は暇つぶしにされて下さい。

年末にやってきた先輩がお高めの年越し蕎麦を奢ってくれるとの事で喜んで着いて行くと周りがカップルだらけ。どうなっとんや世間の高級蕎麦屋は!!とどことなく座りの悪さを感じつつもすだち蕎麦と太巻きの美味しさにすっかりどうでも良くなっていた私に第2の爆弾投下。
風の噂に聞いておりましたが「実は恋人と別れたんだよな」と先輩ご本人の口から。
ですよね?!じゃないと私とここに居ませんもんね?!と言いたい所をグッと堪えて、「美味しいねー♡」とイチャイチャするカップルの横で「そ、そうなんですか…」と絞り出すやはり独り身の私。
なんだこの地獄絵図は。

気を取り直して、アベック地獄(死語)から逃れた我々、紅白を見ていると思っていたらクラシック特番を見ていた事に衝撃を受けつつ先輩の車で山手にあるお寺に除夜の鐘を突きに。謎の景品抽選会(しかも我々は参加権がない)に強制参加させられる為に鐘を突く列もストップ。その間にハッピーニューイヤー。「今年も始まりましたね」「そうだな」なんだこのお通夜みたいな会話は!
鐘を突く前に「もうやるしかない」と呟く先輩に何をですか?!と言いたい所を(以下同文)
そして冷えた空気でより一層の美しさに輝く神戸の夜景を悲しみを背負った2人で眺めた後に帰宅。先輩はおやすみされてしまいました。

そんなこんなで今年も隙を見ては読書に勤しもうと思っております。
ちなみにアイコンですが、年末に友人から「ユキの2023年の総括を現した写真」と送られてきたもので、私が立ったまま寝落ちしそうになっている所を盗み撮りされたものです。
髪のボサボサ感が良い感じに寝不足を現していますが、私の2023年とは一体…。

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2024年01月01日

Posted by ブクログ

「青い蝶」の恐怖というより、寄河景の不気味な心情に恐怖した物語だった。人を依存させることも人に依存する事も怖いなって思った。でも恋ってもしかしてそういうのも含んでいるものなのかもと思った。先が気になって夜更かししながら読んだ。

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2023年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わった後の余韻が苦しい…

景が、女の子の凧を隠したのは自分だとカミングアウトしたところが一番ゾッとした。

最後の解釈は、作中で明確な判断要素がないように思うので二つに分かれそう。

宮峰の適性を見抜いて、根津原にいじめさせるように仕向けたのも景だったのか、ずっと大切に持ち歩くくらい宮峰のことを本当に好きだったのか、モヤモヤが残る…

個人的には、景の「やっぱりそうか」で、こうなることを予想してたとしたら、ポケットにそれを仕込んでおいて、その後宮峰にみられることも想定内だったのでは…と思えてしまう。

宮峰が自身を「地味な男」と評価するのに対し て、景や女刑事には宮峰が「綺麗な顔」に見えてるそのギャップが面白い。自分の魅力に気づいていないところが、良いヤツだなと思う。

宮峰が周囲には魅力的な男性として映ってたんだとしたら、景は普通の女の子みたいに宮峰のことを好きだったのかもしれないとも思う。景が「私がふつうの女の子だったら、」と言うセリフも本心に思える。そうだったらいいなと思う。

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2023年09月13日

Posted by ブクログ

去年、夏の一冊に選ばれていて,気になっていた本。ようやく読めました。この作者さんの初めて読んだ作品です。
青春ミステリーかと思いきや、、、思っていたのと違ったー!!
ドロドロとしたおもた〜い,いやミスでした、、、イヤミス嫌いの私としては、とっても好きじゃない最後でしたー
面白い作品だとは思うけど,受け付けられなかった
お口直しに、ほっこりする作品が読みたくなりました。

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2023年05月27日

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