【感想・ネタバレ】知的再武装 60のヒントのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

毎回、このお二人の対談は身が引きしまる。勉強しようと思う。佐藤さんの言葉を池上さんが分かりやすく嚙み砕く感じが、今までの本と少し違うところかなと思った。だからより読みやすい。
今後も二人の出版物は出ると思うが、自分の頭で考えることと、本を読んで「わかったつもり」にならないことだ。下の引用もあくまでもメモ程度で。これが瞬時に出るようになるまで、常に勉強だと思う。

・自分がこの一年で何をやってきたか、そういう棚卸しが必要。
・自分の限界を知ることと、何を諦めて、何を伸ばすかを見切ることはすごく大事。
・医療保険、介護保険、特養、税金、年金、高額医療費の補助制度の仕組みを知る。また厚生労働省の「一般教育訓練給付金」や「専門実践教育訓練給付金」も知っておく。
・若い人たちは自分のスペックが上がるかどうかに関しては異常に関心がある。
・愚行権はあるが、他者危害排除の原則で、お喋りは周りの人に危害を加えている。人間として非常にカッコ悪い。学校には先生の話を聞きに来ている。
・90分授業で30分はシンプルメッセージのレポート。集中力の問題。
・5回か6回のコースで十何万円で高かったけど、高いだけのことはあった。
・看板をちゃんとした人がやっているものは、内容も値段に比例する。あと、長く続いているところは大丈夫。
・サイバーカスケードの問題。
・語学の習得は基本的に一対一。大学の語学教育がボロボロだからこそ、こういうところが商売になっている。
・iphoneがないときに、どうするか。
・より危ないのは「れいわ」。マルクスの「ルイ・ボナパルトのブリュメール」。
・筋を通す。人に何かを被せて生き残ろうとする人間は、結局は信頼を失う。

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2020年04月18日

Posted by ブクログ

今は「教養ブーム」らしいです。人生100年
時代に学び直しの気運が高まっているとか。

人は誰でも年を重ねると、今まで見えてこな
かった物事が見え始め、さらにもっと深い所
まで見てみたい、と思うものです。

それが教養ブームに繋がっているとか。

現代の知の巨人の代表である2人の対談では
ありますが、「学び直し」に主眼を置いて
会話が展開されていくので、読みやすく頭に
入りやすいです。

「知的再武装」と聞くと、物々しいですが、
これからの学び直しに対してどういう姿勢で
臨むのかを経験を通して語ってくれる指南本
の一冊です。

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2021年08月08日

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佐藤さんを、秘かに、自分の師匠と思っている。これだけの知性と理性と忍耐力を持てる人は、そうそう、いないのではないか。その佐藤さんが、今、公文式に通っていると知って、また驚かされたし、その、学びを追求する姿勢には感銘を受けた。佐藤さんの語学をどう学ぶかについても、知ることが出来て為になった。

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2021年02月22日

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人生100年時代を心豊かに生きるための「知的再武装」について書かれた本。

本書の言う「知的再武装」とは、人生後半戦をより豊かに生きるための極意のことです。

人生100年時代において「45歳」は知的においては重要な折り返し地点。45歳までに自分が何をやってきたのかを振り返り、人生の後半戦は身につけた知識や技術を究めることを知的活動の中心にしましょう。

「60歳」までにやりたいことを決めることで、その後の人生の充実度が変わってきます。

好奇心は生きる活力。好奇心を持ち続けることで人生の充実度は上がり続けます。

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2020年05月31日

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英検準一級程度の資格を取れない限り、AIを利用して語学を身につけるべき。
音読をし、その内容をレコーダーに取ることで反芻する。

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2020年04月04日

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佐藤さんと池上さんの対談は常に刺激に満ちており、新刊を常に楽しみに待ちわびているシリーズでもある。

今回は主に45歳以上の読者を念頭においているとのことだがその前でも十分に役立つ知識と知恵が詰まっている。

40代を超えてからの再勉強の目的・手段として、非常に明快な言葉とわかりやすいエピソードでまとめられており、

また、推薦図書も多くあげられており、また読みたい本が増えてしまった。うれしくもあり、悩みどころでもある。

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2020年09月13日

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ネタバレ

特に印象に残ったのは、60あるヒントのうち次の6箇所カ所+α。
01 45歳は重要な折り返し地点。45歳までに自分は何をやったのか。そのリスト作りをする。
02 自分がこの1年で何をやってきたか、蓄積したことは何かの、棚卸しをしてみる。
05 根っこがあるところで勝負する(比較優位の原則)。
07 後半の人生で接するかもしれない分野で、異なる業界常識を知っておくー医療保険制度、介護保険制度、特養、税金の仕組み、年金制度、教育訓練給付金。
22 45歳を回ったら新しいことは頭に入らない。最初から自分の頭はザルなんだと自覚する。
25 誰かに話をすることを前提にして、本を読んだり勉強したりする。
52 伝える前に大事なのは相手のことを「聞く力」。対話には型がある。

○落ち着いて勉強できる場所を確保する(p.70)。
○読書ノートをつけて一冊ずつでも読み終わっていけば、達成感は得られる(p.137)。
○勉強法に関して、「天井がある・なし」を縦軸に、「仕事か遊びか」を横軸に取り、4つのマトリクスを作る(p.137)

私たちが不安に思うには「コントロールを失いかけている」という感覚があるから(p.253)。主体性が脅かされているということが問題(情報過多、価値観不安定)。だから、生活のあちこちに入り込んでくる情報(中には脅迫型の宣伝も)を遮断し、限られた時間を好奇心を持って楽しむ。これが、二人が言う「知的再武装」なのだろうと理解した。

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2020年11月17日

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40台後半となる自分にとっては、面白い内容が多く含まれており、中高年の今後の学習に対しての指針となりうるものであった。
主に心に刺さったところ
・勉強することが意欲につながる
。何をあきらめて何を伸ばすかを見切る。大人の勉強は好きなことだけ。
・必要な知識を得るためにどのくらいの時間が必要か見極めること。時間は有限資源。
・語学(英語)学習は終点がないからゴール設定を決めておく。英検準一級ぐらいが一つの踊り場。
・アウトプットは重要。誰かに話すことを前提に本を読んだり、学習することをお勧め。おのずと理解力も高まる。(プレッシャーも高まるが)
・短いネットニュースや、平易に噛み砕いて説明してくれるワイドショーが流行っていることに警鐘を鳴らしている。(自分で考えるためにはそれなりに学習を積んだ教養が必要)
・配偶者との対話術を60代でもう一度訓練しなおす必要がある。

バックグラウンドは異なる2人の対話の書籍だが、今後の生き方に大いに参考になるもんだった。

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2020年09月05日

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「45歳までにやってきたことしか、その後の仕事には使えない」佐藤は『国家の罠』デビューの年。前年まで獄中で(純外国語本は差し入れ不可で不満)ヘーゲル『精神現象学』など古典二百冊以上を読破、古典ギリシャ語、ラテン語、ドイツ語、チェコ語も学習…
 池上彰はNHKで解説委員となることを希望していたが専門性がないから不可と言われた。「こどもニュース」でお父さん役、ディレクターは子の素朴な質問に困惑する『チコちゃん…』の線を狙っていたが何でも答えた…「首都圏ニュース」キャスター、『TVガイド』のニュース欄担当で猛烈に勉強/早寝早起きの習慣ついた

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2024年03月31日

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タイトル通り学ぶことのヒントを経験談を交えながら語ってくれるため参考になった。自分の教養不足も痛感した。また年齢を重ねた時に再読したいし、大人だからこそ好きな勉強をしていきたい。

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2024年01月21日

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45歳を人生の折り返し点とし、残りの人生を知的再武装していかに生きるかの60のヒント。自分がやったことの棚卸し、勉強の効用と残された時間で何をいかに勉強するか、断念することも前進、自分の会社での再雇用のデメリット、自分は書かないというSNSとの付き合い方、家族も含めたコミュニケーション。

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2022年07月22日

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毎度毎度対談本を量産しているが、ついつい読んでしまう。わりとぶっちゃけた内容が笑える。色々と逃げきれる世代だからね。

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2022年01月02日

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45歳が人生の折り返し。それまでに自分は何をしたかリストを作ってみる。
年に一度は自分の棚卸しをする。

一所懸命仕事をすることで、自分が成長するし、その過程でどれほど勉強するかが大切。

嫌いな科目はやらなくていい。というのが大人の勉強の一番良いところ。
時間は有限の資産。

とにかく全てを疑え。テキストクリティーク。原典批判。
しかし、ラッセルのパラドックス。疑え。という自身を疑う。と言われることもある。

天井のある勉強と天井のない勉強がある。

短いネットニュースを信じるのは一種の信仰。立ち止まることはいかに重要か。

午前中は知的インプット。午後はアウトプットや体を動かす。

人から話を聞き出したい時は、相手をいい気持ちにさせる。オーバーに驚いたりする。

ドミトリーピーサレフ
半教養は無教養より悪い。

会社は一つの有機体。あるところで新陳代謝が必要なシステムと考える。そうして定年などを受け入れ考える。

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2021年09月26日

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定年後のスタイルが参考になった。会社という有機体から、老廃物扱いの待遇を受け、精神が参っているうちに、退職後は平日も家に妻といる生活。
妻は40年間、「平日の昼は夫がいない家庭」という有機体に慣れている。そこでもやはり定年後の夫は異物扱いを受ける、ダブルパンチを食らう。
これを乗り越える術「妻との会話術」や「朝起きて、きちんと着替え、髭を剃り、1日一度は外に出る」などの知的再武装が必要!

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2021年02月06日

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45歳からの生き方を考える人におすすめ。

【概要】
●45歳を人生の折り返しとして、その年齢から何をすべきか。
5つの章に計60個のヒント。会話形式
 第1章 何を学ぶべきか
 第2章 いかに学ぶべきか
 第3章 いかに学び続けるか
 第4章 今の時代をいかに学ぶべきか
 第5章 いかに対話するか

【感想】
●いつも思うが池上氏と佐藤氏の対談は読んでいてためになる。
●これからの人生において限られた時間を有効に使うため、選択と集中が重要であると認識した。これを意識しつつ、引き続き趣味である本や映画を通じて知識を身につけたい。
●また、佐藤氏の「波長の合う友人と会話を楽しむ」ことに共感できた。こういう関係になれる友人を増やしていきたい。

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2020年12月19日

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勉強するなら早くしないと記憶力の劣化が著しいことを再確認。また、老後がかなり伸びていることも同様に感じる。

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2020年12月13日

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さすが両巨匠。対談を通じて二人の生半可でない経験に裏打ちされた深くて広い知見にいつもながら驚かされる。
今まさに還暦を迎えた私には人生の残り時間が余り無く、本もあと400冊くらいしか読む時間が無いのかと思うと少し寂しい気もするが、されど「人生明日死ぬが如き生き、永遠に生きるが如く学ぶ」である。良い本や映画や音楽や出会いを厳選しながら、知的再武装を図ってエンパワーをし、人生を楽しんでいきたい。

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2020年05月28日

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2人が言う45歳が折り返しとすると、49歳なのでもう折り返しじゃん(汗
読書でいうと読みたい本は山ほどある。でも時間は限られている。「当たり」を見つける確率を上げていきたい。

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2020年04月30日

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有限の時間をいかに生きるか。自分はどう生きるのか。無駄を省き、伸ばす部分を見極める。点と線を再構築し、過去を変える。過去を変えるというフレーズが出て来て、「マチネの終わりに」の一節を思い出す。

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2020年04月28日

Posted by ブクログ

本書は、二人の巨人が「学習・勉強」の持つ意味を赤裸々に語り合う凄い本である。読むと「知識を得ること」は「楽しく生きること」なのだという事がわかってくる。
本書は言う「45歳までに新しいことを積極的にやった方がいい」。残念小生は本書を読むのが20年遅かった。
読む中で「知の世界」の奥深さと拡がりがほの見え、小生も門前の小僧ぐらいにはなりたいと思った。
また、この二人の「生活パターン」と「知的生活」を知るだけでも「生き方のノウハウ」を得られる。
60歳以降の「ヒント」には身につまされる思いをもつし、「対話のノウハウ」は実にシニカル。愉快なところもある面白い本である。

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2020年04月12日

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池上彰さんと佐藤優さんの共著。この二人の賢者は、現代の情報過多にどのように対処して信頼性のある情報を見分け、偽情報から自分たちを守っているのか。読者に向けて、情報社会を生き抜く知識とスキルを向上させ、批判的思考を養い自己防衛する方法を解説。さらに情報の対処法だけでなく、情報を有効に活用して個人的な成長や社会的な問題に取り組むためのヒントも提供。本書はデジタル時代において、より賢明に情報を扱うための指南書となること間違いなし。

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2023年11月06日

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我々一般人が「学び直す」ためのヒントを、知の巨匠コンビが対談形式で豊富な経験に基づいて惜しみなく伝えてくれている。
「リスキリング」というよりも「再武装」という表現が面白い。ハードかつソフトな人生の戦略本。

YouTubeでも学びたい、SNSも使いたい、新しいことも試したい、、、なんて折り返し点を過ぎてもまだ思ってしまうけど、壁が目前に迫ってきたら彼らの教えにハッとし、現実的に取捨選択するんだろうな。

それにしても、お二人の経験値と学びの深さ・広さはやはり凄い。

アウトプット、棚卸し、若い世代との付き合い方etc.できるところから取り入れて、準備していこう。
情報の波に溺れず、限りある時間を有意義に過ごして、軽やかに壁を乗り越えていけたらいいな。

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2022年02月15日

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50歳を迎えた今知的再武装という言葉を改めて噛みしめている。
この本で紹介されている書籍を読んでみようという気力が湧いてきたし、知的再武装を継続して身に付ける手法も書かれている。実践あるのみである。

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2021年05月03日

Posted by ブクログ

間違いのない二人。機会があれば佐藤&池上の本は読んでいます。
45歳を過ぎたら、これまでに親しんできたこと以外には頭に入らない。こんなに知識ある人もそう思うのかと。やはり知的好奇心を持ち続けることが一番大切だと思えた。

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2021年03月28日

Posted by ブクログ

今44歳の私にとっては、今後の生き方を考える上でたくさんのヒントを得られた。時間も人生も有限であることを冷静に考えさせられた。

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2020年12月14日

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やはり知的好奇心を失ったら終わり。
本を読み続けていきたい。
記憶力は低下したが気にせず読みたい本を読もう。

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2020年12月01日

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似た者通しの二人の対話なのか話が尽きないようだが分かりやすく編集されており60の短い章に分かれているので読みやすく寸読した。印象に残ったこととしては、45歳以降は新しいことはしなくてよい、60歳以降の人間付き合い、SNSは見るだけで書き込まない、など。人類滅亡に対する核問題に強く言及しているのは常識人は誰でも思うことだと再確信。わかりやすぎて星3つ。

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2020年10月14日

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ネタバレ

二人とも学ぶこと、勉強といっていいのか、が好きなんだなあというのがまず伝わってくる。

45歳までに何をしてきたか、何を学んできたか、それが重要なのは確かにそうだな、と腹に落ちた。
45歳過ぎて全く新しいことを学ぼうとしても、なかなか上手くいかないのはそのとおりだろう。

知的再武装の目的が「よく死ぬため」。それもそのとおりなのだろう。

youtubeに気をつけろとか、配偶者との対話術とか、うん、確かに。今から気を付けたほうがいいな、と。

とりあえず、これまでの棚卸からはじめてみよう。

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2020年05月03日

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文春新書から定期的に刊行されている池上彰氏と佐藤優氏の対談をまとめた本。これまでの著作では、国際情勢とか社会問題について二人の対談を通じて、それらの解説や様々な視点を提供してもらえるような内容でしたが、今回の著作はちょっと雰囲気が異なります。
とにかくよく勉強され、教養を身につけておられる二人による「人生の後半である45歳を超えたら、どうやって勉強し続けるか」についての心がけや、方法論を60のトピックスに分けて紹介する内容となっています。
全てが共感できる項目、参考になる項目というわけではないですが、私にとってヒットした項目をいくつか列挙します。
・理系の知識を身に着けたいなら講談社ブルーバックスは大変お勧めである
・45歳を過ぎたら新しいことはほとんど頭に入らない。自分の頭はバケツではなく、ザルと思った方がいい。ただ、ザルでも水を救うことを諦めてはだめだ
・読書していて眠くなったら音読する
・誰かにアウトプットする(話す)前提で本を読んだら、より定着する
・「分かりやすい」説明は危険。現実に起こっている事象は、そんなに簡単に説明できることばかりではない
・リアルな書店に足を運ぶことは、自分が思っているのとは異なる立場の本との出会いがある
・ネットを通じての連絡、返信はスマホでなくPCを使う。絵文字が使えないから表現が磨かれ、文章全体を眺めることができるので、きっちりと読める
・自ら疑うことを放棄すると、フェイクニュースに騙されやすくなる。
・本当に怖いのは、加齢による記憶力の衰えではなく、好奇心の衰えである

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2020年04月15日

Posted by ブクログ

私たちはいずれ死ぬ。
死ぬまでの時間はおおよそ算出することができる。
その時間の範囲で何ができるかを考えよう。
そのヒントを、二人の知性が経験に基づいて教えてくれる。
至るところで述べられていることと同じではあるが、なかなか刺激を受ける。
計画立てて勉強していこうと思う。

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2020年04月12日

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