【感想・ネタバレ】Dm~しおさい楽器店ストーリー~のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

【あらすじ】
 哲也がギターを担当する山崎唯のメジャー・デ
ビューが近づいていた。そんな彼女のニューヨ
ークでの演奏仲間で男友達のジムが日本にやっ
てくる。
 ジムは七十代のバーボン・メーカーの経営者で、ある想いを胸に秘め、日本での広告キャンペーンを計画していた。
 その企画の流れの中、哲也は「伝説的CFディレクター」と呼ばれる男と出会う———。
【感想】
 沁みました。沁み入りました。
 喜多嶋節炸裂です。
 これはネタバレになるのかな?でも、帯にもあらすじにもしっかりと書かれていましたので、OKだと思います。
 CFギャングシリーズのレギュラー陣が総登場しめす。
 我らが爽太郎さんと哲也君のタッグです。
 爽太郎が登場するということは、ダイレクトに
喜多嶋節炸裂ということになるわけです。
 爽太郎が甲板にチョークで描いたCMコンテ。そこに込められたメッセージを読んだ瞬間、上を見上げていました。
 そうしないと、涙が本に溢れてしまいそうだったから。

 今回のこの作品は、生き辛さを抱えている人や、器用に生きられない人たちへの、強く優しいメッセージ。
 そこには、説教臭さも、押し付けがましさもなくて、ただただ、優しく包み込んでくれる、そんなメッセージ。
 紙の本で購入したのに、いつでも持ち歩けるようにと、さらに電子書籍でも購入してしまいました。
 喜多嶋さんの作品にはいつも何かしらいただいているのですが、その中でも"人生の流儀"を教えてくれた『涙のブラディ・マリー』がずっと私のバイブルでしたが、本作はそれに次ぐ、新たなバイブルになりそうです。
 
 
 

0
2023年04月26日

「小説」ランキング