感情タグBEST3
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ポリアモリー(複数愛)という言葉ははじめて。話の主軸ではないが、ところどころに出てくる食べ物がすごく印象に残った。良成のたい焼きも、黎子さんの手料理も、千瀬ちゃんの金鍔もみんな食べたい。
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本当に大事なことは、世間が大切にしていることから少しずれたところにあるんだよ
始めの方は読み進めるのに時間がかかったけれども終盤は一気に読めた。
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わたしは好きでした。奥田さんの書く話が好きなのであらすじなど何も知らずに、こう言う話だと思わず手に取ったんだけど、好きだった。まさに、愛の色いろ。複数愛。黎子の気持ちが一番わかりづらかった、そう言う思考ではないわたしからしてみれば。良成は離婚と親権争いでどこかのネジが外れたのかなって感じ、千瀬は切なくて。本当にいろいろある、少し枠からはみ出ると、外からはカルトに、コミューンに、見える。
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【ポリアモリー】という言葉を私はこの本を読んで初めて知りました。意味は複数の人を同時に誠実に愛するライフスタイル。
この小説はそんなポリアモリスト(複数愛者)であることが入居条件のシェアハウスで暮らす男女4人の物語。それも相手は異性だけとは限らない所も多様性の現代を象徴しているようなお話でした。
悟郎さんは両親がカルト教団に入っていた事がポリアモリストになった原因の1つなんだろうけど、千瀬ちゃんは嫉妬もするし独占欲もあるからポリアモリストにはなりきれなかったのかな。
世の中には色いろな愛の形があるのですね。
奥田さん2冊目でしたがなかなか斬新な内容。他の作品もまた手に取ってみたいです。
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シェアハウスに住む4人の複数愛者(ポリアモリー)の暮らしを、それぞれの視点で描いた物語。
複数愛って初めて知ったけど、何人もの人を愛せる人々のことらしい。作品の登場人物には男女問わず愛せる人もいる。世間的には理解され辛いけれど、このシェアハウス内では自然に振る舞える。けれどもやはりそれぞれの心の中にはいろんな思いがある。そんなある日、ハウス内に突然の不幸が襲う。
複数愛者だからではなく、愛する事に悩む人々の物語なんだなと思う。
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ポリアモリーという愛し方の概念に今まで全く関わる事がなかったので、この本で新たな世界を知った気がした。
それぞれの葛藤や苦悩が丁寧に書かれている作品だと感じた。
でも個人的には結局どの登場人物も、恋愛感情として互いのことが好きなのか疑問だった。
見方を変えればアセクシャルにも見えるくらいお互いへの恋愛感情が淡々としていて、これがポリアモリー?わからないな…というのが正直な感想。
自分がまだ20代だからわからない感覚なのかな…。
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ポリアモリーを自称する人のシェアハウスが舞台。
同居人3人のうちオーナーを除く3人の視点から物語は語られます。
オーナーは比較的序盤で亡くなり、その他の3人のその後の描かれ方はオーナーの亡くなった後だからこその心のありようが出てきます。
ポリアモリー、私自身は細かいところまで存じ上げないのだけれど、セクシャルマイノリティの中でも更にまた受け入れがたいと思っている人の多いマイナーなものなのかもなぁと思いました。