切れかけの電灯、カビくさい路地裏、うるさい隣人。
そのどれもが何だか無性に懐かしく感じてしまう“九龍城砦”。
この作品はそこで働く男女のノスタルジックでビターなラブロマンス。
『恋は雨上がりのように』の著者・眉月じゅん先生の作品であり、
先生特有の繊細な心理描写と美しくもどこか儚げなヒロインは
本作でも私の心を掴んで離しません。
ガサツで無神経なあの人なんて、好きなわけない。でも少し気になってしまう。
そんなヒロインの葛藤だけでも、胸のざわつきが止まらないのに、
ノスタルジックな雰囲気が融合することでさらにグッときてしまいます。
ああ、なんて素晴らしきノスタルジックなラブロマンス・・・。
また、2人の恋が非日常を呼び寄せる展開も見逃せません!
これ以上はネタバレとなってしまいますが、
1巻を読んだが最後、続きを読まざるを得なくなってしまうので、ご注意を。
(私は徹夜で読みました。)
感情タグBEST3
キュン
鯨井ちゃんに本当キュンとされます。健気でかわいそうで切なくて強くて美しい!謎が大きすぎて本当に気になります。今巻怖い描写もあってまた違う面が見れて面白かったです!
つづき気になる
九龍でなにが起こってるのか気になって仕方ないです。工藤と鯨井の関係も、他の人たちの人生も早く知りたい…!けど素敵な絵をもっとゆっくり味わいたくて、ページをめくっては戻るを何回もしてしまいました。
謎が謎を呼ぶ
色々分かってきましたが、それに伴って分からないも増えていきます…2人の恋も、一歩進んだかと思えば二歩下がったり……笑ったり切なかったり美味しそうだったり懐かしかったりで忙しくて最高です!(o^^o)
Posted by ブクログ
何が本物で何が偽物か。そもそも九龍自体の謎もだいぶ深まってきた3巻。
鯨井Bは今の令子さんとは結構違う人だったのだなぁ。でもまったくの別人ではなくて、工藤さんの気持ちを考えると切ないなぁ。
Posted by ブクログ
作者の絵のタッチ、自分の好み。
令子、超綺麗。美人。
工藤。めちゃくちゃな男前でないところがいい。
設定・伏線が豊富で、まだまだ回収しきれない。進めば進むほど謎が立ち現れる。分かったようでまた分からなくなる。そうして病みつきになる。
ロマンスかと思って手を出したが、ミステリな要素が実は大きく、その傍ら日常描写も多くて、いい意味で振り回される。
BL、整形、クローンなど、なにかと現代でホットになっている話題が盛り込まれているおかげで、かなりパターン化が進んできたコミックのストーリー展開に新しい風が吹いている。先が読めない。どんどん引き込まれていく作品。
ただ、「となりのヤングジャンプ」で毎週更新を待つことを考えると、自分の脳味噌がついていけるかどうか…。単行本で一気読みするなら、映画一本どころでは収まらない濃厚さのある作品。
Posted by ブクログ
ただのラブストーリーじゃない。
なんでもっと早く読まなかったんだろう。面白い。
ここに辿り着くまでに要らん寄り道多い、
と感じる人がいるかもしれないけれど
私はその寄り道も楽しかったので
本編?本筋?に辿り着くまで
3巻かけてのんびりめに進むのが良かった。
1話を読んだ頃のは予想もしてない展開。
Posted by ブクログ
登場人物の過去が少しずつ明らかになるにつれて、だんだんとストーリーが理解できるようになってきた反面、新たな謎が次々と出てくる。何が本物で何が偽物なのか?でも偽物だとしても、美味しいものを食べたり、ちょっとした言動にときめいたりと新たな記憶が刻まれているのも事実で。今後が気になる!!
九龍の描写は相変わらず素晴らしい。生活のすべてがこの九龍で完結しちゃうんだもんなぁ。かつて香港にあった本物の九龍城砦はもう取り壊されてしまったけど、こんな場所で確かに日々の生活を営んでいる人たちがいたことに感慨深い気持ちになる。
Posted by ブクログ
九龍ジェネリックロマンス 3 (ヤングジャンプコミックス)
「今」の令子の絶対的な孤独!
鯨井令子は本物の鯨井令子ではない!
今、工藤にときめいている令子に、工藤は「俺はお前が嫌いだ」と?工藤の知っている鯨井令子とは?目の前の令子の想いな、それは錯覚だ!と。
蛇沼たちは何を知っているのか?謎が謎を呼んで来るのです!
#九龍ジェネリックロマンス
#漫画倶楽部
#漫画のある暮らし
#漫画
Posted by ブクログ
謎の散らばり方は興味をそそって良いのだけど、ここにたどり着くまでラブコメ付きのARIAのような雰囲気漫画をし過ぎていたので、切りそうになった。
3巻くらいでようやく面白くなってきた