【感想・ネタバレ】慰安婦のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

日韓の慰安婦問題について、過去のゴーマニズム宣言などから議論を振り返り、未来につなげようとする、極めて中道な一冊。

慰安婦問題が戦後数十年も過ぎてから唐突に現れて、中途半端な日本の対応と韓国の行き過ぎた反日があり、日韓合意も宙ぶらりんとなっている。強制連行から軍の関与の有無、それがいつの間に女性の人権問題にすり変わっている。

本書はそんな現況と過去の議論のポイントを整理した内容である。まもなく当事者が高齢のため亡くなり、過去を知らぬ人々のみでの議論となる危機感が執筆の動機。あとがきにあるが、数十年後にも有用なはずの内容である。

20年前は慰安婦の証言の信ぴょう性を疑い、当時の売春の制度の内容と結び付け大きく批判された小林よしのり。極右と言われた小林よしのりより今の安倍政権とネトウヨのが極右に思えるのが不思議。今となっては小林よしのりの方が中道に見えるから不思議である。

他の小林作品にも共通だが、この作家の場合、多くの文献に目を通し引用が多い。主観でなく客観的な意見には説得力があるように思う。

1
2020年02月08日

購入済み

特定トピックゴーマニズム宣言

慰安婦のトピックをベースとして、歴史検証、マスコミ報道、国際条約、各時代の価値観、表現の自由など考えさせられることが多い。同じテーマについての連載をこのような形でかなりの量をまとめて振り返ることで、当時の空気がよく伝わる。膨大な史料の引用でただでさえ文字が多めのゴーマニズム宣言がさらに文字が多くなっており、読むのに体力を使う。

0
2020年09月10日

Posted by ブクログ

文字数が多く漫画を読んでいる感はない。しかしながら、漫画だからこそ活字が苦手な人に読みやすくわかりやすいと感じる。

0
2021年03月04日

Posted by ブクログ

90年代に作られた強制連行説は20年以上前の熾烈な論争で論破されたはず。が最近、再び主張を繰り返し始めている左派、最悪となった日韓関係、女性の人権問題だったと思っている若い世代…そんな危機感のもと、歴史を正しく伝え残すために出版した。

なぜ今更慰安婦か、とも思いましたが、あとがきを読んで、その意義に納得しました。

1
2020年12月20日

「青年マンガ」ランキング