感情タグBEST3
Posted by ブクログ
時代背景にも詳しく言及があり、ガロアの生きた王政と民主主義の狭間の混沌を感じることができた。しかし15歳で数学を始めて20歳までの5年間で一つの大きな体系を作り上げるとは。どういう脳の構造をしているんだ。。ここまでの天才でも基礎的な数学はそれほど学校の成績が良かったわけではなく、物理は全然良くなかったというのは意外だった。
Posted by ブクログ
ガロアの”特別扱い”については腑に落ちた。「悲劇の人生」については、不運と言うよりは自業自得に近いんだな。
功績についてはきちんと評価されていて、数学者ならではのバランスの取れた評伝。
しかしながらなくなってしまった論文については惜しい…
Posted by ブクログ
ガロアの人生の話。
どうしても歯切れが悪くなってしまうのは、
彼があまりにも若くして亡くなったからでしょう。
しかし、数学との出会いも運命的で、人生なにがきっかけになるかわからないのは全人類共通。
Posted by ブクログ
ガロアの生涯と当時の時代背景などについてよくまとめられた本だと思いました。数学的な業績については、別途勉強しないといけませんが、それを作ったガロアやその時代背景、社会情勢などをよく知ることができました。
レ・ミゼラブルのマリウス・ポンメルシーとほぼ同世代ということは、この書籍を読むまで気がつきませんでした。社会情勢については、レ・ミゼラブルでの描写も参考にしながら読み進めていました。
Posted by ブクログ
コーシーやルジャンドルの評価が高くなっていた。ガロアの評価は冷静に掘り下げていると思った。
グロタンディークは自分のことをガロアの生まれ変わりだと言っていたが、数学に強烈な集中を注いだこと、不遇の待遇を受け、政治活動の道へと行ったこと、構造主義的な数学の精神を受けついでいたこと、この辺が共有されているのかなと思った。ガロアコホモロジーっていうのもあったなと思った。