【感想・ネタバレ】スパイ教室06 《百鬼》のジビアのレビュー

落ちこぼれ少女達が死亡率九割超の『不可能任務』に挑むスパイファンタジー!

「戦争はコスパが悪い」として、スパイ達による情報戦が繰り広げられる世界のとある国で発足したチーム『灯』。
そこに集められたのは各地の養成学校の落ちこぼれ少女達で、ボス兼教官の青年・クラウスは凄腕のスパイだが口下手&超絶教え下手なポンコツだった!

本作は、そんな彼女達が超難度の任務に挑み絶体絶命のピンチに陥りつつも、なんやかんやそれを乗り越えていくお話となっております。
(最終的にクラウスさんがごり押しでなんとかしちゃったり?)

スパイものならではのトリックも随所に散りばめられており、アクション要素もあり。
尖った能力とどこかしらに難がある個性的な面々の会話によるコミカル要素も。

このような題材のものとして、読みやすく非常にライトに楽しめる1作です!

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同胞の死をきっかけに始まる騙し合いのストーリー。拷問を得意とする敵スパイも登場し、グッとスパイらしさが増した第6巻。そんなエピソードだからこそ、最後にクラウスが評したようなジビアの人物像がより際立つ回だった。あと、『詐術』まわりはやっぱり世界観がバトルものすぎる笑
次回へのヒキもかなり気になるところだけど、なんてタイミングで短編集が挟まるんだ!

#切ない #カッコいい #ダーク

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2023年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回もとても面白かったし所々涙を堪えられなかった。
鳳と灯の絆、もっと見たかったなあ。
クラウスが柄にもなく感情を出したり、灯のメンバーそれぞれが鳳と過ごした日々が描かれてたり、かなりぐっとくるシーンが多かった。

ラストがまた衝撃で次巻が気になりすぎる。
なんか事情がありそうだけど…。

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2023年07月28日

Posted by ブクログ

タイトル通り、ジビアを中心としたストーリーでした。『灯』の8人の少女達が新たなステージへと成長していくうまいストーリーでした。前巻に登場した『鳳』をうまく使ったなぁと思いました。テンポよく展開されるため、サクサク読めました。

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2023年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

既に冒頭から騙されてた…。

鳳の訪問は実は灯のメンバーを鍛えるためでもあったことに感動。

鳳のメンバーは、実は生きていた説を信じていたが、やはりダメだったか。

クラウスの怒りもカッコよかった。

ラストの展開もまた謎すぎる。演技という可能性も考えたけど、他の仲間が派手にやられているところを見るとそうではなさそう?

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2023年02月24日

Posted by ブクログ

いつも続きが気になる展開で幕を引くスパイ教室。6巻まで突っ走って読んでしまいました。サブタイトルの通り、今回はジビアがメインのお話。鳳メンバーたちとのクスッと笑える交流もあって、彼らの死が本当に辛い。続きの7巻が早く読みたくてしょうがないです

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2021年10月24日

Posted by ブクログ

前巻のラストからずっと気になっていた今巻は、十分過ぎるほど期待に応えてくれた内容でした。

鳳と灯火の関係がとても深く掘り下げられていたり、表紙のジビアの事だったり、とても面白かったです。

また、今回も衝撃的なラストなので次巻が楽しみです。

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2021年11月05日

Posted by ブクログ

またもやすっかり騙されてしまったなぁ……
前巻のエピローグを読んで、そして翠蝶の発言を見て、この巻で起きるだろう物語を決めつけた上で読んでしまっていたよ。だからこそ、中盤からの逆転劇には驚かされ、痺れてしまう!


今回の舞台となったフェンド連邦はスパイの強豪でありつつ、王室を戴いている為に特殊事情が存在するね
スパイとして国を守り奉仕する。それはディン共和国においても同じなのだけど、フェンドにおいては王室への忠誠心が存在することで国を守るだけでなく、王室への奉仕も重要な意味を持つ構造になっているね
それがこの巻では対立する『ベリアル』の特色となっているように感じられた

導入部は突如崩壊した『鳳』の顛末を知るための行動から始まっているね。『灯』としては唯一生き残ったランを探し出したい。けれど『鳳』に皇太子暗殺の容疑が掛かっていれば『ベリアル』にとってランこそ最も怪しい人物だから拘束したい
探す目標そのものは同じだから行動を共にしなければならないけど、目的は違うから互いを疑い続ける。これまでとは一味違ったスパイ戦が展開されているね

ランから真実を聞き取り『鳳』の無念を晴らす為にはフェンドとのスパイ戦を勝ち抜かなければならない。その戦いの中で『鳳』から学んだスパイ技術が活きていると判る描写の数々は良いね
『鳳』と衝突した際には彼らの技術の高さに驚かされ、そして打ち負かされる部分が多かった。それは『鳳』の持っているスパイ技術が『灯』の持っていないものばかりだったからね
でも、戦いの後には互いを認めあった。それはライバルとしての意味合いが強かったのだけど、だからこそ『鳳』としては基礎が伴っていない『灯』を成長させなければという想いが強かったようで
そして、『鳳』が『灯』に授けた技術によって不利な状況を覆す不死鳥のような活躍を見せ始める後半部には本当に痺れてしまう


状況が反転していく契機として描かれたクラウスの「許すはずがないだろう」との発言は印象的だった。普段は何を考えているかよく判らない部分も多い優秀なスパイの彼。でも、その根底にあるのは家族愛なんだよね。かつて『焔』を失い『灯』を新たな家族と定め、そして『鳳』を優秀な後進者と感じていた。そんな彼だからこそ、『鳳』を無残に陥れた奴らを許さない
これは、この巻で表紙になっているジビアにも通じる感情なんだよね。暴力に塗れた世界で大切な家族を守り抜こうとしたジビアは今や『灯』を新たな家族と感じている。そしてジビアは似たようなものを『鳳』相手にも感じていただろうね
かつて失って、そしてもう誰にも奪わせないと思っていたのにまたしても奪われてしまった。だからこそ、奪った者の非道を許せないし復讐を要する。二人はその点で結びついている。それが最終的に『ベリアル』すら驚かせる最強のコンビネーションを生む源に成っていたのだろうね

そして、無事に復讐は完遂された……と思わせたエピローグで新たな疑惑と問題が幾つも噴出する構図は凄まじいね
フェンドでの出来事は『鳳』壊滅が中心かと思っていた。でも、それはもっと大きな問題の一端だったようで
『鳳』だけでなく『焔』壊滅にも関係しているかもしれないフェンドの闇。そして『灯』と『蛇』それぞれが用意していた必殺の策。現時点では『蛇』の方が優勢であるように見えるけれど、クラウスはこれ以上奪わせない為にどのような手を打っているのだろうか?そしてその中でスパイ少女たちはどのような活躍と成長を見せるのだろうか?

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2021年10月29日

Posted by ブクログ

面白かった。前作『スパイ教室05』からの続きで、鳳がどうなったかという話。今作のメインはジビアだったが、他のメンバーもとてもいい働き。やっぱり面白いねぇ、最後に次どうなるん?!っていうチラ見せベイトも良い感じ。早く続きが読みたい。

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2021年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょっと衝撃的な終わり方をしたのでびっくりしている。私のイチオシのモニカが…嘘と言ってくれ。いや、きっとなにか理由があってのことだよね?

ラストで全てを持ってかれてしまったが、今回も敵との対決、凄かった。特に、普段感情をそんなに表に出さないクラウスまでもが、鳳のメンバーのため怒りをあらわにしていたところが印象的。
スパイは仲間の死にも動じない訓練をしているのだろうけど、それでもやはり喪失感はあるのだ。灯のメンバーと鳳のメンバーの交流が所々書かれているが、鳳のメンバーの死を読者側としては既に知った上で読んでいるので、それはもう悲しい。

ジビアは最初から好きなキャラクター(と言うか嫌いなキャラクターがいないのだが。)で、腕っ節は強いがちょっと頭脳戦に難がある子というイメージだったが、本作で見事な成長を遂げていた。

ジビアだけに限らず、灯のメンバーたちは、徐々に自分なりの詐術を見つけ出してきている。
もともと騙し騙されの世界で、さらに騙しの技術を磨かなければいけないんだものね。
少女たちの運命はいかに。

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2023年03月13日

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