【感想・ネタバレ】芸人と影(小学館新書)のレビュー

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Posted by ブクログ

面白かった。『俺たちひょうきん族』がこの世で一番面白い番組だと信じて疑わなかった幼少期。ここ近年TVでたけしを観ると「まるくなったなぁ..」と感じることもあったのだが、やっぱり切れ味と適格な言葉は健在。メイントピックは芸人の闇営業について。その他薬物・脱税など、2019年の事件についての見解を述べる。別収録として、内田裕也さん・樹木希林さん・市原悦子さんのエピソード、天皇陛下への祝辞全文の紹介。祝辞内容は初めて知ったのだが、ボケと敬意を織り交ぜた見事な祝辞だ。

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2020年01月13日

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ビートたけしによる世評。
『週刊ポスト』のコラム「21世紀毒談」をまとめたもので2019年出版。

たけしの毒舌の中にも核心を突いた発言はいつも通りで楽しく読めた。

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2021年12月13日

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2019年の時事ネタを中心に、たけしが考えていることをジャンル問わず語っている。
どんな内容もしっかり語れる知識量と経験値の高さは、『さすが』以外の言葉がない。
たけし独特の語り口調で書かれていて、読みやすかった。

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2021年06月26日

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世の中の窮屈な空気に一石を投じてる感があって気持ちが良い。本質的なことをユーモアを交えてシンプルに伝えられるビートたけしは、素晴らしい

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2020年01月02日

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依存性薬物の使用者の末路は悲惨である。「段ボールをかぶって隠れて、指で開けた穴から外を見回して、「俺は刑事に監視されている!」ってガクガク震えてる人もいた。典型的な覚せい剤の幻覚症状だけど、その人にとっちゃ本気も本気なんだよな」(ビートたけし『芸人と影』小学館新書、2019年)。中身が死んでしまっている。しかし、外に出ると何かしら馬鹿げたことをしでかすために周囲にも危険である。

このためにビートたけしさんは薬物には手を出さないと語る。「そんなヤバい姿を見ているから、オイラは勧められても絶対クスリには手を出さなかった」。滅茶苦茶に見えて健全性がある。NHK大河ドラマ『いだてん 東京オリムピック噺』の配役の若い頃はどうしようもない酒飲みであったが、薬物という一線は越えていない。

『芸人と影』は「公共の電波には乗せられない放送コード完全無視の内容」と銘打っているが、依存性薬物の批判は至極真っ当な内容である。むしろ公共の電波に乗せる価値のある内容である。薬物使用者の悲惨さな圧路の露骨な描写は薬物使用への警告になる。『はだしのゲン』が原爆の悲惨さを描くことと同じ価値がある。

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2019年12月08日

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芸能界が昔は社会で生きていけないヤクザ者や半端者の集まりだったのが、今ではモラルを求められ立派な人の集まりのようになってしまったことを危惧している著者。
「闇営業」や反社とのつきあい、「テレビ」や客である「ニッポン人」全般が抱える「現代の影」を暴露しつつも、語り口が「お笑い男」風なので愉しく読み進められる。

最近のテレビを見ていると、昔のような面白さがなく、芸能人の自殺なども増えてきて「闇」が深いのだろうと思っていた。「社会に寛容さがなくなってギスギスしている」のはまったくもってその通りだと思う。
できれば政治や宗教との関係にも踏み込んでほしかったけれど、知らないことも多かったので読んでよかった。

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2022年11月05日

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やっぱりたけしさんの物言いはスカっとする。
毒舌大歓迎!えろい発言がもう少し少な目だと自分的にはもう少し読みやすいかな。まぁ、そこは諦めて、それを差し引いても、やっぱり読後感はスカっとする、の一言に尽きる。

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2022年05月13日

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2019年の年末に帰国した時に、新刊で平積みだった新書。
1年ちょっと積読していて読んでみた。
って、新書はすぐ読まないとだめですね。週刊ポスト連載のネタも含めて、2019年の時事ネタを中心に書いているので、今更って話が多い。芸能ネタなんて。そういえば、そんな話あったなと思いながら読んだ。

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2021年02月28日

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まず第一印象はビートたけしって色々なことを知っていて、興味を持っていて、チャレンジしているんだなということ。
笑いのことはもちろん、ニュースのことやスポーツのことまで本を書けるなんてその知識量に驚いた。映画監督をしたり、小説も書いている。たくさんのことを経験して、やりたいと思う好奇心、その経験を話すことは人を惹きつけることにもなるのではないか。
そして、厳しい意見も堂々と書ける無鉄砲な感じが好き。この破天荒さというか普通じゃないところがとても面白い。

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2020年10月15日

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2019年の例のエンタメニュースを主軸に、独自の視点でどんどん斬っていくのが面白い。テンポよく読める一冊。

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2020年07月04日

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この時期に「影」ということは濃ゆいのを期待していたが
大昔の話のみ
あとは去年のワイドショー的ネタを薄く書くのみ
残念

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2020年02月17日

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2019年、話題となったお笑い芸人の闇営業、反社会的勢力、税金を語る。
まあ確かに、昔はそうだったよな。お笑い芸人ってそんなもんだよなと思う。ただ、今のたけしって、もう一つ体制的で政治に関する毒が足りないんだよな。

それと、後半に掲載された昔のKKベストセラーズ的な部分に興ざめ。

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2020年02月01日

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笑っちゃうような特別席、さすがたけしさんの発想(笑

御年72歳の毒舌、しかし立場はしっかりわきまえている(⁈
闇営業のホント、税金問題と2019の社会現象をぶった斬る
痛快!

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2020年01月23日

Posted by ブクログ

ビートたけしが週刊ポストで連載しているコラムの総集編。芸人の闇営業問題をはじめとした2019年の様々な時事ネタをたけし流の毒舌とユーモアで斬りまくる。芸能人とヤクザとクスリが同居する時代を生きてきた、たけしならではの価値観やエピソードが興味深い。そもそも芸人なんて社会不適合者の集まりだったはず、そんな芸人にモラルなんて求めるなよ!と嘆くたけし。一方で、芸人がメディアを席巻するようになり社会的地位は大きく向上した。その立役者の一人がたけし本人であることも事実。本人はこのジレンマをどう捉えているのか気になる。

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2019年12月20日

Posted by ブクログ

なんか得るものあるかなと思い読みましたが、まぁ、読まなくてもよかったかなとは思います。
時代は変わったんだ、というのがよく分かりました。
芸人は幸せな時代しか生きられない、というのはまさにその通りかと。
個人的には、「間」の取り方についての言及が何箇所かにあり、自分はまだ「間」についてあまり意識したことがないので、コミュニケーションについての何かヒントがある気がした。

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2019年12月11日

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