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Posted by ブクログ
ヴァイオリン職人シリーズというのを知らずに、本屋で見かけてジャケ買いした本。
記憶力の薄い私はミステリーが苦手(これはどこの伏線回収???となるから)だし、登場人物がカタカナの名前だと覚えられなくて苦労するわけだけど、ハルダンゲル・フィドルが題材になってるなんて!と思って読みきれた。単純に面白かったし!
いつかハルダンゲル・フィドルの生演奏を聴きたいなぁ。
Posted by ブクログ
1作目に比べて動機や伏線、レッドヘリングが濃密になった印象
ノルウェーの雄大な自然の描写や白夜に近い夜の光の描写がよかった
過去の複雑な恋愛は最小限の表現で、進行中の恋愛は綺麗な感じで進行していて読みやすい
3作目にしてようやくグァスタフェステのこと気に入ってたんだなと自覚してめちゃくちゃ応援した
Posted by ブクログ
シリーズ第3作。2作目から5年経って読者のリクエストに応える形で翻訳になったとのこと。今回の舞台は北欧、そして独特の音色のするヴァイオリン、ハルダンゲル・フィドル。ノルウェーの劇作家の戯曲がバックボーンに。3作を通じて感じるが、土地毎の風景や気候、人々の生活の描写が素晴らしい。ストーリーは悲しい結末、人を愛する事の悲しさが心に残る。一方で、主人公のジョヴァンニの恋は進展し、新しくアントニオの恋が始まる。作者はストーリの結末を悲しいものにするのに対して、登場人物の人生を幸福にすることにより、コントラストとしているような気がする。
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ノルウェーの民族楽器であるヴァイオリンに似た楽器ハルダンゲル・フィドル。このハルダンゲル・フィドルを手に入れたノルウェーのヴァイオリン製作者が、イタリアはクレモナで死体となって発券された。故人は、主人公ジャンニの教え子。
友人の刑事アントニオとノルウェーへの捜索の旅が始まる。
ヴァイオリン職人ジャンニの第3作。
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色々な寄り道をして、当初の推理通りに帰着する。
結末自体は納得できたが、前2作と比べると面白さは見劣りしてしまうかな、という感じ。
今回は舞台がイタリアではなくノルウェーで、片言の英語での会話を表現した内容が多いものを翻訳しているため、その部分が読みにくいがそこは仕方ない。
文字通りの観光もしているので、ノルウェーのヴァイオリン事情を知るのにも良さそうであり、新たな楽器の存在を知ることもできた。
Posted by ブクログ
今回はかつての教え子でノルウェー人のリカルドが殺され、彼が持っていた北欧楽器が盗まれた。ジャンニと恋人のマルゲリータ、息子のように思っている刑事のアントニオの3人で、葬儀と捜査と観光の為にノルウェーに向かった。