【感想・ネタバレ】極東事変 1巻のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

戦後、上官を殺害してフィリピンから帰投した近衛と、満洲で731部隊の人体実験を受け、重戦車並みの体力を手に入れた少女、砕花の、終戦から始まる戦い。さすがハルタだけあって綿密な設定、背景までこだわった作画、ハートフルと劇画が合わさった最高のストーリーと文句なしに美味しい。

731部隊(ユニット731)は実験の結果、多少の小火器による損傷では死ななくなった。連合国からはこのような人間は必要ないということで抹消の対象となり、砕花はアメリカと取引、連合国側として逆にユニット731を闇に葬る仕事に就く。たまたまその場面に居合わせた近衛は、子どもを助けるという単純な目的のために「親方星条旗」に従う。

731部隊という、ガチの歴史の闇を扱う蛮勇に敬服せざるを得ない。ユニット731は奇兵隊を呼称し、アメリカへの抵抗を続ける。その設定だけで飯が3杯食える。

砕花の不死身っぷりと、近衛の安心感が良い。

1
2021年08月09日

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