【感想・ネタバレ】夜のおねえさんは食べることばかり考えている 1巻のレビュー

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ネタバレ

黒服の友人に

本作を紹介して感想を聞いたところ…

「失礼ながら、この程度の自覚で、銀座の店のナンバー2とは、とても思えない。」とのことでした。


彼曰く

若さと、そこそこの美貌で、いまはいいだろうが、お客様との会話に『ズケズケ感』が垣間見られ、本人はそれを「あっさり風味。裏表のない好感度高めのキャストなあたくし」と誤認識していて痛々しい。このまま、なんの成長もなければ、30手前で、どんどんハタチ過ぎの世代に抜かれ、運がよければ、人のいい太客さんに都内のどこか落ち着いた地域でスナックをまかせてもらえる程度の器量。

と、なかなか、手厳しい御意見でした。


キーパーソン?の後輩ちゃんも

主人公の不用意な言動が招く、お客様に不快感を与えてしまう「窮地」を、天然な言動にて救うという「愛されキャラ」ではあるが、この主人公の弟子として付けられている間は、いつまでも天然新人キャストのレベルのまま。たしかに、化けるタイプではあるが、本人になんのスキルもセンスもないので、よほどデキる先輩について修行しないと、ただただ痛いだけのキャラで、同じく銀座には長くいられない。主人公のスナックのチーママが妥当。

とのことでした。


まだ、途中で、10話ほどしか読んでいませんが、たしかに、そう思わせる言動が随所にありますね。


まあ、本作は、さすが銀座に来られるだけあって、お客様方も神様レベルに器量が大きく、主人公と後輩をきつくたしなめることなどないのですが、たしかに、それに甘えたままでは、いつまでも、成長ナシなのかなと。


この作品の価値は、実際の銀座のお店の「同伴」では、どのようなお店に連れていってもらえるかとか、誕生日イベントではどれほどのお金が動くかとか、そして、「自前」では、どの程度の食生活を送っているかとか、そういうところを、リアルな感じで見られるところなのかもしれません。


ついでにですが、同・黒服さんに、ナンバーワンのキャストが初登場する回を見せたところ

「完全に昭和の客あしらい術。今、世代としてギリギリ遊びにきていただいている80代初めの方には受けるだろうが、そこまで。実は、一番、銀座での寿命は短いのではないか。」

とのこと。

銀座で生きていくのって、やはり、大変なことなのですね。

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2020年07月11日

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