【感想・ネタバレ】マンハッタンの狙撃手のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

P51 ルーカスのこども=養子
P84 ルーカスの前妻ナンシーは、ルーカスの臓器提供に同意した自分が許せなくて離婚かと。エリンは小児外科医。
P94 犯行の弾丸は、.300ウィンチェスター・マグナム徹甲弾
P105 二人目の犠牲者。ATF
P134 フロワッサン、シロなんだろうけど、見つからないのも不自然。
P138 ルーカス、正規でFBI復帰。
P163 ベンチローデッド bench loaded:カタカナだとヒットしませんでした。"ハンドロード"に置き換えた方が良かったかと。
P165 オスカー(ガンスミス)協力せず。
P177 キーホーはブレゲ。個人的には、ロレックス以外の高級時計というか、御三家は初。
P196 マーゴリスの恋人。詳細わからず。後のルビー(犯人)
P213 3人めの被害者。
P222- ルーカスの過去
P264- エリンというかルーカス宅が襲われるけど、室内が想定されるのに、アサルトライフルは使い勝手が悪いかと。あるいは、論外な広さ?
P271 レミー(ルーカスの犬)は、吠えるのが手遅れな駄犬。
P276 ディンゴの剣は模造刀かと思ってました。
P294 自宅+家族が襲われて、ルーカス復帰。
P321- ウィテカーのHDDは暗号化された証拠品かと思ったら、犯行の関連情報のビッグデータ。ルーカスの教え子が解析。
P344 アッチソンの銃=ディンゴ、オスカーの凶器。
P353 5人目
P367- P321のビッグデータをスプレッドシートへ展開は、上限値的に無理かと。
「バイブル・ヒル」で、とりあえず収束できそうな感じに。
P373 最初の犠牲者ハートキーは、「バイブル・ヒル」事件の責任者だった。
P374- 当該事件の顛末
P388 マーナ・マーサー(72)がSG551という不釣り合いなライフル。
P391- マーナはステレオタイプな老婦人ではなく、ネットも使えるし教養もありそう。
P415 グレーブズ死亡
P430 クリボン=犯人?
P434 クリボン逮捕
P450 ルーカスが豪邸住まいなわけ。養母ペイジの母の肖像画の売却益だった。
P454 ルーカス、クリボンは犯人じゃない。
P459 ラロッシュ(NRA)死亡
P464 犯人は女性で特定
P477 エントリー ルビー=コニー=ドリーン
P480 ルーカスの時計が"ロレックス"。前は"サブマリーナー"だったような。
P482 犯行というか逃走のトリック解説。SWATの制服を着てまぎれて逃走。NYPDのSWATを想定したんですかね?FBIかもしれないのに。
P492 犯人主観は初かと。
P521 丸腰のルーカスとルビーがモントーク灯台内で対峙。ルビーを感電死させて決着。まあ、銃は使ってないけどね。
P529 劇中解説。「バイブル・ヒル」事件で、実は実子を失っていたマーナが、我が子としてルビーを育てた末の犯行でした。このあたりは、横溝作品的。

犯行が途中から無差別化するのはどうなの?
ルーカスの銃使用への抵抗はいいとして、結局ルビーは殺しましたよね。
ルーカスが半身になったわけはスルーですか。

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2020年12月05日

Posted by ブクログ

数学(天文学)の天才的頭脳を持つハンディキャップのあるFBI捜査官が狙撃手の犯人を追跡するストーリーは捜査の進展に沿って淡々と語られていくが、中盤に至っていきなり衝撃的な展開となり一気にギアを上げていく。作者は事件を巡る報道(FOX、CNN)や関係者(反イスラム、反銃規制)のおぞましさも容赦なくさらけだすが、同時に真実を見いだすこと、家族を持つことの大切さを説いている。
ちなみに続編が昨年出ており、来年には第三作の出版が予定されているそうです。
【蛇足】訳者はトランプ政権下の社会状況を描写していると言っているが、作者は黒人大統領誕生以降の社会現象(白人ナショナリズム)と書いており、ミスリードと勘ぐられるかも‥…

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2021年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ニューヨークで起きた狙撃事件は、すでに引退した元捜査官ルーカスの相棒が標的だった。二度と戻らないはずだった捜査現場に復帰することになったルーカス。大雪に見舞われる大都会で狙撃を続ける犯人の狙いは?

読みやすい。面白かったです。
よく見かける性格の悪い主人公笑、のようでいて、実は強い信念と公正な判断力を持っている。
事件の真相解明の合間に、恵まれない生い立ちながら運良くチャンスを得たこと、そのエピソードが最後の犯人との対決で不意に効いてくるあたりなど良かったです。
アメリカの銃問題のことや、その背景にある社会的な問題、人種差別のことなどもうまく織り交ぜられています。

まだ、FBIを退職するきっかけになった事件のことが書かれてないから、続きがあるのかなー。

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2020年06月28日

Posted by ブクログ

超感覚で弾道解析ができる主人公。
相手の考えを予測できる相棒捜査官。
極寒の地に何日でも潜伏できる狙撃手。

一見非現実的な人物設定ですが、そんなことを感じさせないほど良く練られたプロットと心理描写が物語にのめり込ませます。

そしてお約束のどんでん返し(笑)

犯人の動機や犯行に対する主人公の言動も非常に理知的で、好感が持てます。

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2019年12月22日

Posted by ブクログ

記録的な寒波に見舞われるマンハッタンで連続狙撃事件が発生。天才的な空間把握能力を持つ元FBI捜査官の物理学者ルーカスは、かつての同僚の要請で捜査の前線に舞い戻る。犯行が移動中の被害者の頭部を正確に撃ち抜いた長距離狙撃であることを突き止めるがその直後、さらなる犠牲者が出てしまう。犯人に関する憶測が飛び交う中、ルーカスが辿り着いた真相とは…摩天楼で繰り広げられる頭脳戦を鮮やかに描いた傑作!

もっと話題になってもよさそうな、テンポの良い物語。ぐいぐい読ませます。

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2019年12月01日

Posted by ブクログ

パッと見「リンカーン・ライムシリーズ」だが、中身は「ジョー・ピケット」寄りの
淡々と捜査していく
欧米社会の暗部が根底にある物語

海外ドラマ好きで
海外のスリラー読んでみようかな?
という人にはうってつけ。
慣れてるひとには
「あらこのパターンね」という感じの本

雪の吹き荒れるマンハッタンで
殊な空間把握能力を持つ
元FBIの物理学教授 対 連続狙撃犯との頭脳戦
とある。

「見たものが全て数値に変換される」能力は
ドラマ「touch」にも似たような能力が出てきた(あちらは更に進んで事象の規則性も見えて過去や未来までまで予測する強力なモノ)のでそんなに違和感はなかったのですが
捜査に使われ始めると、やはりだんだん
「なんで?」となって読み返す事が何度かありました。説明が見当たらない。

冒頭の狙撃位置を特定する際
映像化を意識してるのか
ある時期から流行りのテレビドラマでよくある主人公の脳内で証拠が頭を駆け巡り、物事が全て数字に変換される
「推理してます感」のある描写が出てきたあたりで、おやおや…となり面白くならないかもと不安になりました…

ジェフリー・ディーヴァーの
「コフィン・ダンサー」の様な
探偵 対 暗殺者の攻防というイメージがタイトル見た時から頭にあって、比べてはいけない
と思うけどそれは不可能

隻眼、隻腕、片足が生身で義眼、義手、義足で
元FBIと来たらどうにも
リンカーン・ライムを思い浮かべてしまう…

なんだかライムが完治して、アメリアと暮らして養子を迎えたらこんな感じの夫婦になってしまうのかも?とか嫌な想像してしまい、このあたりで変な汗をかいてきました…
(もっと仕事だけの男になるだろうけど……今もそうか)

でも、読み進めると
辞めた人間を復帰させるとか…
傷を抱えた人間が再生に向かおうとする姿とか…
良さげな脇役、ヒリヒリする夫婦のやりとり(事件だけではない問題)
テンポよく余韻を残しつつの場面切り替え、ベタだけどだいたいの欲しい要素が詰まっててなかなかイケる。

外に出て捜査もできるので
「安楽椅子探偵」ではない。
たまに生身の方の足に痛みを感じる普通の捜査官と同じ。
(描写としてはアメリアの持病の方が痛そう)

特殊な能力も、最初に「彼にはこう見えていますよ」を示してくれただけで、能力で万事解決という展開にもならず一安心。

説明が無いのではなく一瞬で射程位置等が見てわかる。

読んでいるうちにアメリカの抱える問題(銃社会、白人至上主義、マスメディアが機能してない等)色々詰め込んでる印象を受けたが、主人公自体も障害者として理解されない場面にあったり、彼の相棒兼FBIのお目付役であるウィテカー捜査官もまた黒人として操作中に差別を受けるも、事件に向かう姿が好印象だった。

やはり「身体を失った過去」については触れられていないので続編を期待するが、この主人公の能力に対する敵として狙撃犯はベストだったので、このパターンをいかに超える作品になるのか期待して待ちたい。

あと、やたら濃ゆい脇役が居て
解説を読むと別作品の主役達らしい
そちらも訳されたら読んでみたい。

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2019年09月20日

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