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前半AIらしさはやや抑えめの展開ながら後半でロボット三原則やトロッコ問題なんかとうまく絡んできてさすがという感じ。この種のテーマの作品は若手だからこそ書けるものであって、大御所作家が書くのは難しいんじゃないかなと思う。『探偵AI』と本書で円環がつながった感じだけれど、続巻があるならまた読みたい。
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シリーズ、第二弾。
人工知能探偵・相以(あい)と、前作の大敗に復習に燃える人工知能・以相(いあ)。
2人の確執を背景に、新たな謎が相以を悩ませる。
ゴムボートで漂着した死体、密室で殺害された漁協長、首相公邸内の殺人事件。
そして、重なる謎は、不思議なつながりを見せる。
果たして、相以は、恐るべきトリックの裏を暴けるのか?
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探偵AIシリーズ第二弾。
第一弾からの続きでオクタコアの残りのメンバーがどうなったかなど、その続きが描かれていて面白かった。1つ言うと右龍家みんな歪んでいるなーという印象。都子の息子たちへの愛情と息子三人の独占欲がかなり気持ち悪く、エピローグのシーンは司法の歪んだ愛情が最高潮に達していてすさまじいと思った。そして最後は、希望を感じさせる最後なのがホッとした。
そして以相の頭の良さはホントにすごかった。推理させた上で、それをAIのような少年にその推理を聞かせて殺人を犯させるというえげつないことをさせていることに転生の犯罪者気質を感じてとても気持ち悪い。
次の作品で相以と以相がどのように対峙するのかがとても楽しみです。
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前作に引き続き、相変わらずAIの絡ませ方が上手いな、と感じる。
探偵がただ人間からAIに代わった、というだけでなく、それがミステリーの部分にもしっかり活かされている。
今作だと、keikoはなぜ削除削除と繰り返していたのか、という部分がロジカルに犯人を推測する手掛かりになっている。(個人名を推測することはできないが)
行政の移動手段や板東の死の理由には驚いたし、ロジカルな部分もあり、フェアだアンフェアだとか言い出さなければ十分に楽しめる作品だった。
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探偵AIの続編。
前作の内容を忘れてしまいましたが、登場人物たちから前作の内容を思い出しながら読む展開となりました。
スマホで持ち運べる人口知能AIが九州で起きた壱岐の事件の解決に乗り出すが、前作で登場したキーマンの司法が事件に関わることになる。犯人役のIAも関わって、大きな事件に発展していく。
前作はAIのフレーム問題などの説明もあり、どちらかと言うとAIが探偵として成長していくストーリーの様な展開でした。今作はIAの目的を達成するためにAIを使って謎を解かせるというストーリーでしょうか。
AIの感情やAIに対するひとの感情。杓子定規に思えるAIだけど、AIもIAも人間的な感情を持って面白い。これは昔あった「ケータイ捜査官」というTVのAIを積んだケータイ同士の関係に似ているなと思いました。いつかAIとIAの間にも友情が芽生えるのかなと思いながら、続編に期待したいです。
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前作で探偵業を開始した輔と探偵AIの相以が佐虎刑事経由の依頼で壱岐島で起きた密室殺人の捜査に参加。すると対馬での別の事件との関係が明らかになる。二つの事件の捜査を進めていくと犯人AI、以相から二人に挑戦状が届く。以相が描いたこの事件を相以は解き明かすことができるのか?今回の事件には超マザコン公安、司法と彼の三つ子の兄弟、さらに母親の右龍総理まで関わり事件がどんどん巨大化するがトリックそのものは普通、というか突っ込み所も。最後に大規模な混乱を巻き起こすけど今回は以相の心情が結構語られていて単純な悪ではないのが憎めない。
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犯人IAの逆襲。
複雑な三つ子トリック。
残酷なテロリスト。
謎を解く探偵AI。
それを悪意をもって利用する。
いやぁなんだかんだで面白いな、AIバトル。
AIバトルって言ったって書いてるのは人間なんだけど。
そう考えるとなんか虚しいな。
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『探偵AIのリアル・ディープラーニング』の続編が刊行されるとは。今回は、タイトルに『犯人IA』とあり、前作で相以に敗れた以相が、相以に復讐するのか? 前作の内容をかなり忘れているが。
輔と「探偵」AIのコンビは、捜査協力を要請されて壱岐へ飛ぶ。密室状況で漁協長が殺されたという。一方、対馬には死体を乗せたゴムボートが漂着していた。死体の身元は…。さらに、首相公邸内で殺人事件が…。
あらすじだけで何だこりゃと言いたくなるが、読みながら少しずつ前作を思い出す。そう、右龍司法(かずのり)という公安刑事がいたな。しかし、この右龍家というのが、あまりにも理解不能なのだった…。倒錯した司法の心理と、弱みを突く存在。何より、何だこのふざけたネーミングは。
舞台が東京から韓国、対馬、壱岐と広範囲に及ぶ、スケールの大きさ。それなのに、こぢんまりした印象を受けてしまうのは、本作が薄いからだけではあるまい。2つのAIの大勝負を描いているはずなのに。
首相公邸のあの設定だけはいただけないが、韓国・対馬・壱岐を股にかけたアリバイトリックは、さすが曲者の早坂吝。荒唐無稽ではあるが、不可能とも言い切れない微妙さ。そのシーンを想像して苦笑するしかない。このトリックだけで、十分に元は取れた。
それでも、本作は、右龍家のゴタゴタや愛憎劇に、全部持っていかれている気がするんだよなあ。それはそれで面白いけれども。何より、一世一代の大勝負を仕掛けたはずの以相が、気の毒に思えてくる。探偵AI、敗北!?と帯にはあるが、誰が勝者で誰が敗者なんだか。
で、最後のそのオチは…。本作の勝者は、以相でも相以でもなく、この人物なのかもね。架空の話とはいえ、日本という国家が心配になってくる。
真面目にSFネタとして興味深い設定もあったものの、全体の印象はやや消化不良かなあ。さらなる続編を匂わせているが、第3作を読めるかどうかは、本作の売り上げ次第か。
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前作に比べると少々パワーダウンを感じながらもキャラクターたちのやりとりを楽しく読んだ。
今回は犯人からの挑戦状である。ここで描かれる以亜の奇想はもっと読んでみたかったし、頁数をもっと多く取ってもよかったと思えた。次作に期待。
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今回のお話はそんなに面白くなかった(笑)
やっぱり2は面白くないのかな、、、
なんか現実からかけ離れすぎていた気がする。私が考えるこの物語の題材の面白さは、今や現実世界でも必要不可欠な存在である、人工知能AIと現実のない事件が融合することで生まれる、ありそうでない話だ。この本では確実にそれが壊された。
うーん面白かったけど面白くなかった。なんて言葉が似合う気がする。
まあ続きも読むけどね〜
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三つ子の歪んだマザコンが招いた事件だった。最後、生き残ったのが司法だけである事実を受け入れられていない右龍母の姿は惨めだったし狂気を感じた。司法が自ら立法と名乗っているのにも引いた。
所々、現実味がなかったり矛盾を感じたりしてモヤモヤした。推理により殺人が起きたという点でも後味の悪い話だった。
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今巻は複数の事件に見えつつ1つの事件となっていて、前巻より楽しめました。
推理としてはちょっと無理矢理気味な感じがしましたが、相以の推理を利用して以相が事件を起こすという構図はよく考えられていると思いました。
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読みやすかったです。
割と方言がよく出てきますが、聞きなれた方言なので懐かしい気持ちになりました。
読みやすくてライトな文体なのに、内容がとにかくしんどかった…。
前作からの引き続きで登場してる方も多く、新しく登場した方も韻を踏んでいるので覚えやすかったです。特に『琵琶芹』さんは「美味しそうだな」って❥
そんな可愛い名前が出てくるのですが、中盤から内容はとにかく重いです。とにかくドン引きして気持ち悪すぎてメンタルゴリゴリにやられます。なのに面白いから読む手が止まらず…。
要所要所にあの有名な『トロッコ問題』が出てくるのですが、AIだったらどっちを選ぶかが問題提議されていること初めて「確かになぁ」と。これから先、AI管理の車や機会が増えていくと思うので、気になります。
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サクサク読めるしおもしろい。AIの特長、問題点?などの絡めかたもやっぱりいい感じ。
ただ、ちょっと奇を衒い過ぎたかな?とも感じてしまった。
次作も早く読みたいぞ。
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今回は犯人AIの「以相」が前作で探偵AIに「相以」に犯行を推理に敗北した復讐として、人間の知能を増幅させ完璧な共犯者を造り「相以」に挑戦状を叩きつけた!「以相」が仕掛けた恐るべきトリックとは??
2作目なだけあってキャラクターたちの自己紹介はしっかり1作目されている状態なのでより深く物語に入っていける。
いい感じのキャラクターがどんどんでてきて面白いし全然話の内容は違うけどなんか西尾維新さんの戯言シリーズを思い出す
スーパーマザコン右龍三兄弟を中心に繰り広げられる物語
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以相の犯罪第二弾と言うところですね。
相以と以相とAIの双子と設定も面白いんですが、事件がいささか……。
ですが、続きを楽しみにしているシリーズではあるので次回作は読んでいるので、その次を楽しみにしています。
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前作で人工知能探偵・相以に負けた以相は、人間の知能を増幅させ(Intelligence Amplification)完璧な共犯者を造り、相以に挑戦状を叩きつけた。
相以と輔は警察の依頼で壱岐島で起きた密室殺人の捜査に参加するが、事件に右龍兄弟の影が‥果たして以相が作り上げた共犯者は、そして予告された三人の被害者とは誰なのか。
ミステリ的にツッコミどころはあるが面白かった。
前作でインパクトがあったマザコン右龍刑事と三つ子の兄弟が登場するが、重要な役どころのわりに出番はいまいち少なくてちょっと残念。
冒頭のイルカは懐かしくて笑った。
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探偵AIシリーズ第2弾。人工知能探偵・相以に復讐すべく人工知能犯人以相が挑戦状をたたきつける。前作では、人工知能ならではの齟齬があったのだが、今作ではそんなシーンはなく、それだけ成長したということなのかもしれないが少々寂しい。ミステリ的には面白いのだが、登場人物の人間性がどうにも好きになれず、読後感がすっきりしない。
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かなりファンタジー感がでてきたなあ。そういう世界観だということが明確になってきた。ということは、ちょっと苦手な感じもしなくはない。
ただ、叙述ミステリー的な要素もあったりして、そういう意味で面白さもあった。
全体としてファンタジー要素と、彼らにとっての現実世界の接点が少しうまく結びついていない感じがあり、浮世離れという感じとも違う違和感みたいなのがちょっとずつ積もってしまう。読後感としては、情報量は多いんだけど、読み切った感じに至らないという印象だろうか。
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探偵AIの続編ということで
推理ではなく、エンターテイメントとして。
前作もそうだったけども。
登場人物が多くて、総理の息子たちがハチャメチャで総理もハチャメチャで、おかげで主人公の影の薄さたるや。でもカステラさんは好き。